東京都内の紅葉の名所から穴場まで勝手にランキング【独断と偏見で】

東京紅葉名所と穴場

東京都内の紅葉の名所や穴場について、自分で行ってみたスポットを独断と偏見で勝手にランキング。

例年の見頃期も交えつつ、独断と偏見でレビューしていく。

基本的に「関脇」以上のランクは、多少家から遠くても訪れる価値アリだと思ったスポットだが、そこは何しろ私の「独断と偏見」。

なので、少しでも気になったスポットは、ランクに関係なく、リンク先の詳細情報も合わせてご確認の上、ご自身の目と足で確かめていただければ幸いだ。

※毎年新たなスポットに行き次第、随時追加予定。
※タイトルの画像は世田谷区の九品仏のもの。

目次

九品仏浄真寺の紅葉【世田谷区】(横綱)

東京の紅葉名所というと、六義園や高尾山、神宮外苑の銀杏並木がかなりメジャーだが、個人的に九品仏の紅葉は、それらを寄せ付けない横綱級の景観だと思う。

下の写真をご覧いただきたい。「そうだ京都、行こう。」とかキャッチコピーが付いてもおかしくない見事な景観。ここ京都じゃなく世田谷区ですよ。

おまけに駅から近くて無料とは。これだけの景観なら、この時期だけ拝観料を取ってもバチは当たらないですよ!と、文字どおり釈迦に説法状態にもなろうというものだ。

23区のお寺としては広めでお堂が多く、石仏や枯山水など紅葉にマッチする題材も多い。気づくと写真を撮りまくってること請け合いだ。

例年の見頃 11月下旬~12月上旬頃

九品仏の紅葉の様子はコチラ

八王子いちょう祭り(甲州街道銀杏並木)【八王子市】(横綱)

おそらく、書籍・ネット問わず、無数にある「東京都内紅葉ランキング」の類を見ても、八王子いちょう祭りを上位に持ってくるメディアは少ないだろう。

確かに、八王子の甲州街道のいちょう並木は都内最大級の規模だ。とは言っても「何の変哲もない車道に延々と銀杏の木が続くだけ」であって、それだけだと横綱級の景観とまでは言えない。

そこで「祭り」ですよ。八王子いちょう祭りにおいて、銀杏並木は実は脇役に過ぎない。たった二日間だけ行われる「祭り」こそ主役なのだ。

よさこいダンスに、たくさんの出店、フリーマーケット、ジモト感あふれるイベントの数々…。

お洒落というより素朴、洗練というより手作り感。そう、地方都市の祭りにでも来たかのような感じが好きなのだ。この「感じ」は都心ではなかなか出せない。

まっ黄色に色づいた銀杏を愛でつつ、祭りの熱気や雰囲気を味わうのが、八王子いちょう祭りの醍醐味だろう。

祭りは11月中旬~下旬に行われる。日程は公式HPを確認。

八王子いちょう祭りの様子はコチラ

昭和記念公園の紅葉【立川市・昭島市】(横綱)

都内の紅葉名所でも王道の昭和記念公園。

都心の紅葉が進む一歩前に見頃を迎えるので、一足先に紅葉狩りを楽しめる。

昭和記念公園の紅葉で特筆すべきなのは、次の点だろう。

真っ赤な紅葉と、銀杏並木を両方楽しめる
・園内の奥に行くと、高層建築物が目に入らない

街路樹としての銀杏並木はよくあるが、クルマの入ってこない広々とした園路に伸びる銀杏並木は、散歩していて心地よい。

園内奥の日本庭園は、紅葉の映る大きな池が京都の古刹のような雰囲気。

2019年からは夜間ライトアップもはじまった。「なんでこれまでやらなかったの?」と思ってしまうくらいお見事。

例年の見頃 11月上旬~11月下旬

昭和記念公園の紅葉の様子はコチラ

東京都庭園美術館の紅葉【港区】(大関)

「庭園と紅葉」というテーマでいえば、東京都庭園美術館は都内でも屈指の景観だ。大型の都立庭園にまったく引けを取らない。とにかくお庭が美しい。

有名な名所と比べると、訪れる人が少なくなるのもポイント高し。

例年の見頃 11月末前後〜12月中旬前頃

東京都庭園美術館の紅葉の詳細はコチラ

豪徳寺の紅葉【世田谷区】(大関)

九品仏・等々力不動尊と合わせて、「世田谷の京都っぽい紅葉寺3兄弟(勝手に命名)」の一つ。

紅葉の数や境内の広さなど、九品仏には及ばない印象だが、なかなかに見事な紅葉を拝むことができる。

紅葉の綺麗なお寺は都内に数あれど、

・そこそこ境内が広い
・駅から近い
・お堂と紅葉が隣り合っていてイイ感じに写真が撮りやすい

この3拍子を揃えるお寺は限られてくる。

豪徳寺に関しては、紅葉だけではなく、有名な大量の招き猫をお参りしたり、東急世田谷線の沿線散歩につなげられるのもいい。

例年の見頃 11月下旬~12月上旬頃

豪徳寺の紅葉の様子はコチラ

等々力渓谷・等々力不動尊の紅葉【世田谷区】(大関)

九品仏・豪徳寺と合わせて、「世田谷の京都っぽい紅葉寺3兄弟(勝手に命名)」の一つ。

等々力渓谷の紅葉は、数もそこまで多くは無く、「そこそこ綺麗」といったレベル。

ただ、渓谷沿いにある等々力不動尊については、崖の上から紅葉を見下ろせるなかなかの絶景。周囲にビル・マンションも見えず、いい雰囲気。

同じく渓谷沿いにある日本庭園についても、なかなか見事な紅葉だ。

紅葉シーズン以外に等々力渓谷に行って、「23区唯一の渓谷とか言われているけど、微妙な景色だったね~」という方にこそオススメ。等々力渓谷に対する印象が変わるはずだ。

例年の見頃 11月下旬~12月上旬頃

等々力渓谷の紅葉の様子はコチラ

高尾山の紅葉【八王子市】(大関)

東京の紅葉名所と言えば、真っ先に出てくる高尾山。

ただ、山が全体的に真っ赤に色づくかと言うと、そうでもない。

紅葉が見事な場所は限られ、有名なケーブルカーは人が多過ぎて、よいポジションを取らないと良い景観を眺められない。

せっかくなら、仏舎利塔や紅葉台など、高尾山の中でも穴場的な場所も回ってみるのをオススメする。

例年の見頃 11月中旬~12月上旬頃。11月末前後がピーク

高尾山の紅葉の様子はコチラ

御岳渓谷の紅葉【青梅市】(関脇)

高尾山と並び、雄大な自然を満喫しつつ紅葉狩りができるスポット。そこまで激しく上り下りしないため、高尾山よりも体力的にラクなのも◎

紅葉の数が特別多いわけではないが、渓谷沿いに点在する美術館の紅葉風景がすばらしいの一言。

ただ、とくに絶景だった河鹿園が2023年4月に閉館してしまった。個人的にはこれがあれば「大関」級の紅葉スポットなのだが…。

例年の見頃 11月中旬~11月下旬頃

御岳渓谷の紅葉の詳細はコチラ

高幡不動の紅葉【日野市】(関脇)

多摩地区きっての紅葉名所。樹齢200年ほどの古木も含め、モミジが300本以上ある。

都心のお寺には無いゆったりとした空間には、お堂が複数立ち並び、紅葉が色を添える

また、お堂の裏にはなかなか高低差のある丘が広がっている。高尾山ほど混雑せずに、ちょっとした紅葉狩りハイキングをするなら高幡不動は良い選択肢だ。

例年の見頃 11月下旬頃

高幡不動の紅葉の様子はコチラ

殿ヶ谷戸庭園の紅葉【国分寺市】(関脇)

六義園や浜離宮恩賜庭園、小石川後楽園など、メジャーどころの都立庭園と比べると知名度としては今一つな殿ヶ谷戸庭園。

それもそのはず、アクセス良好なメジャー庭園とくらべて、東京駅から中央線に揺られること40分ほどの国分寺市に位置し、都心からは離れる。

だが、紅葉の季節には、なかなか見事な景観を見せる。

日本庭園ながら高低差が10mもある起伏のある造りで、崖の上から紅葉を見下ろせるのだ。

国分寺駅からも歩いてすぐなので、立川の昭和記念公園などと合わせて訪ねやすいのも◎

例年の見頃 11月下旬~12月初め頃

殿ヶ谷戸庭園の紅葉の様子はコチラ

深大寺の紅葉【調布市】(関脇)

深大寺の紅葉2019

湧水や蕎麦で有名な深大寺。紅葉の季節になると、広い境内に紅葉がまんべんなく見られるようになる。

正直、紅葉の数としては、そこまで多い印象はない。しかし、都内のお寺の中では珍しい、自然とにぎやかな観光地化のバランスの取れた古刹の秋を感じつつ、ゆったりと散歩するのも悪くはない。

なお、深大寺に紅葉狩りに来たのなら、裏手にある神代植物公園もセットで回りたい。こちらにも小規模ながら紅葉林がある。

例年の見頃 11月下旬~12月上旬頃

深大寺の紅葉の様子はコチラ

小石川植物園の紅葉【文京区】(関脇)

小石川「後楽園」と比べると穴場感は否めないが、見事な紅葉のトンネルがある。都内では珍しい景観。

紅葉の本数が特別に多いスポットではないが、これを見るためだけに訪れる価値はある。

小石川植物園の紅葉の詳細はコチラ

例年の見頃 11月下旬~12月上旬頃

芝公園と増上寺の紅葉【港区】(関脇)

なんといっても、落差10mの「もみじの滝」と紅葉の組合せが美しい。

まぁ、都内のほかの紅葉名所と比べると、紅葉の本数自体は物足りないかも。周りを見渡すと高層ホテルやら道路やらで騒々しさも感じる。

ただ、抜群のアクセスの良さや、東京タワーと紅葉のコラボを見られたりと、ここでしか楽しめない景観があるのがポイント。

例年の見頃 12月上旬〜12月中旬頃

芝公園・増上寺の紅葉の詳細はコチラ

根津美術館の紅葉【港区】(小結)

根津美術館の紅葉

南青山にある根津美術館は、隠れた紅葉名所である。

同じ港区の中では、東京都庭園美術館や芝公園のほうが、紅葉の見栄えはよく感じる。しかし、歩きごたえという点では根津美術館のほうが良い。都心の庭園とは思えないくらい、広々としているのだ。「都心にこんな場所があったの?」となること請け合い。

例年の見頃 11月最終週~12月第一週頃

根津美術館の紅葉の詳細はコチラ

水元公園の紅葉【葛飾区】(小結)

都内では珍しい、1900本ものメタセコイアの紅葉を見られるスポット

モミジの紅葉が「和」のテイストだとすれば、こちらの紅葉は「洋」テイストと言える。

ただ、いかんせん公共交通機関でのアクセスに難があるのと、メタセコイア以外の紅葉はあまり見られないので小結とした。

例年の見頃 12月上旬~12月中旬頃

水元公園の紅葉の詳細はコチラ

大田黒公園の紅葉【杉並区】(小結)

都内の紅葉の穴場として近年、知名度を上げつつあるスポット。

「ここでないと見られない景観」とまでは行かないものの、都心からも遠くはない立地で、庭園の紅葉が無料で楽しめるというのは確かに素晴らしい。

施設自体はこぢんまりとしている。なので、中央線で吉祥寺に行き、秋の井の頭公園散歩につなげてもいい。

例年の見頃 11月下旬~12月上旬頃

大田黒公園の紅葉の様子はコチラ

六義園の紅葉【文京区】(小結)

東京の紅葉名所の中でもトップクラスの知名度を誇る六義園。紅葉の本数も400本と多い。

しかし、園内は東京ドーム2個分ほどの広さがあり、その広大な園内のすべてに紅葉が密集しているわけではない。また、意外と真っ赤なモミジは少ない。

その代わりに、鮮やかな黄色・オレンジ・黄緑など、たくさんの色味が混ざった紅葉は、それはそれでなかなかキレイだ。

例年の見頃 11月下旬~12月上旬頃

六義園の紅葉の様子はコチラ

小石川後楽園の紅葉【文京区】(小結)

六義園を超える480本ものイロハカエデが植えられている都立庭園。

六義園とは対照的に、広い園内にまんべんなく紅葉が散らばっている。

六義園同様に真っ赤なモミジは少ない。が、敷地が広いので、日本庭園の風景とモミジの組合せをたっぷりと堪能できる。

例年の見頃 11月最終週~12月第一週の間

小石川後楽園の紅葉の詳細はコチラ

石神井公園の紅葉【練馬区】(小結)

針葉樹やモミジの紅葉が、広い公園の水辺を中心に点在している。

井の頭公園に似た景観だが、石神井公園のほうがより自然豊かな印象。23区で水辺の紅葉狩りをするならココ!

例年の見頃 11月最終週~12月第一週頃

石神井公園の紅葉の詳細はコチラ

武蔵野公園の紅葉【府中市】(小結)

長年、都内に住んでいる私も知らなかった紅葉の穴場。

ここには、他の東京の紅葉スポットではなかなかお目にかかれない景観がある。

そう、桜並木ならぬ、「モミジ並木」があるのだ。それも道路ではなく川沿いに植えられているので、写真映えする。

また、武蔵野公園は、その敷地の多くが街路樹などの苗木を育てる「苗圃」なので、木々が多く、心地よく散策できる。

これでアクセスが良ければ、もっと高評価したいところ。なお、徒歩圏内には、これまた紅葉の穴場、多磨霊園があるのでセットで訪ねたい。

例年の見頃 11月下旬~12月上旬頃

武蔵野公園の紅葉の様子はコチラ

多磨霊園の紅葉【府中市】(小結)

桜の名所としては有名な多磨霊園だが、実は真っ赤で背の高いモミジが多い。

「秋のデートにぴったり!東京の絶景紅葉スポット20選!」みたいなキラキラメディアではまず登場しないであろう穴場紅葉スポット何しろお墓ですからね…。

ディズニーランドとディズニーシーを合わせたより広い敷地には木々が多く、ぶらぶらと散策すると気持ちが良い。

メジャーな紅葉名所のような混雑は避けて、しんみりと静かに紅葉狩りをしたい、という人には絶対的にオススメできる。

また、ちかくには「モミジ並木」のある武蔵野公園もあるので、セットで訪ねたい。

例年の見頃 11月下旬~12月上旬頃

多磨霊園の紅葉の様子はコチラ

目白庭園の紅葉【豊島区】(前頭)

目白駅から歩いて5分のところにある小さな日本庭園。

こぢんまりとしているが、雪吊りや紅葉、その他の木々がギュッと凝縮しているようでいい眺め。滝と紅葉のコラボも見られる。

例年の見頃 11月20日前後~12月頭頃にピークが来ることが多い

目白庭園の紅葉の詳細はコチラ

行船公園(平成庭園)の紅葉【江戸川区】(前頭)

江戸川区の行船公園内にある「平成庭園」。和風建築や雪吊り、枯山水など紅葉とよく合う風景が広がる。さらに、隣には小さな動物園まである。

特筆すべきは、庭園から動物園まで、「すべて無料」で楽しめる点にある。都心以東にお住まいの方はぜひ一度は訪ねるといい。

例年の見頃 11月中旬~12月上旬頃

行船公園(平成庭園)の紅葉はコチラ

肥後細川庭園の紅葉【文京区】(前頭)

メジャーな都立庭園に隠れた穴場的な庭園。紅葉の数は少ないが、風情ある日本庭園を大正時代の建物の2階から見おろすことができる。

これだけの景観ながら「無料」なのはポイントが高い。

例年の見頃 11月最終週~12月第一週頃

肥後細川庭園の紅葉の詳細はコチラ

旧古河庭園の紅葉【文京区】(前頭)

個人的にバラのイメージが強い旧古河庭園だが、実は220本の紅葉が植えられており、紅葉の穴場的な庭園だ。

園内は高低差があり、国分寺市の殿ヶ谷戸庭園にやや似た雰囲気を持つが、紅葉の景観という意味では、殿ヶ谷戸庭園のほうが一枚上手のように思える。

ただ、おしゃれな洋風建築と紅葉のコラボが楽しめるのは、旧古河庭園ならでは。

徒歩圏内には紅葉名所・六義園もあるのでセットで訪ねたい。

例年の見頃 11月下旬~12月上旬頃

旧古河庭園の紅葉の様子はコチラ

神代植物公園の紅葉【調布市】(前頭)

深大寺の裏手にある大きな植物園。その一角には80本ほどのカエデが植えられたカエデ園があり、赤・黄緑・黄色と、六義園を思わせる「グラデーション系紅葉」が楽しめる。

規模は決して大きくはない。が、広大な植物園の中にあること、周囲を背の高い樹木に囲まれていることから、人工建築物が目に入ってこないのは良い。

また、紅葉シーズンには秋バラがまだ残っていて、都内屈指の広さを誇るバラ園の散歩も楽しめる。

神代植物公園単体の紅葉は少し物足りないかもしれないが、深大寺と合わせて巡れば、なかなか充実した紅葉狩りができるだろう。

例年の見頃 11月下旬~12月上旬頃

神代植物公園の紅葉の様子はコチラ

府中の森公園の紅葉【府中市】(前頭)

多摩地区の紅葉の穴場的スポット。無料で紅葉に彩られた日本庭園を見学できる。

コンパクトな公園内には、数は多くはないもののモミジが随所に植えられており、心地よい秋の散歩コースといった印象。

都心以東の方がわざわざ訪ねるほどではないかもしれないが、北多摩地区の方なら訪ねてみては。

例年の見頃 11月下旬~12月上旬頃

府中の森公園の紅葉の様子はコチラ

新宿御苑の紅葉【新宿区】(十両)

紅葉の数は800本と、都内の紅葉スポットの中でも抜きんでた規模をほこる。

ただ、広い園内に散らばるため、ひと目で800本が見られる訳ではない。また、色づきも今一つ。アクセスは良いので、気軽に来られる。

例年の見頃 12月はじめ~中旬頃

新宿御苑の紅葉の詳細はコチラ

北の丸公園の紅葉【千代田区】(十両)

紅葉スポットとしては、近所の皇居東御苑のほうがメジャーだ。しかし、紅葉の美しさは北の丸公園に軍配が上がる。

モミジを園内の一か所に集中して植えているため、見ごたえがあるのだ。

また、周囲に高層ビルがないため、都心とは思えないモミジの雑木林を見られる。

例年の見頃 11月最終週~12月第一週頃

北の丸公園の紅葉の詳細はコチラ

靖國神社の紅葉【千代田区】(十両)

桜で有名な靖國神社にはイチョウ並木がある。

高さ25mの大鳥居と広々とした参道、そしてイチョウの組合せ。紅葉の規模は特別に大きいわけではないが、「ここならではの景観」をもつ

北の丸公園や皇居、日比谷公園、丸の内行幸通りと、歩きごたえのあるお散歩コースを組みやすいのも◎

例年の見頃 12月第一週の後半頃

靖國神社の紅葉の詳細はコチラ

東京丸の内行幸通りの紅葉【千代田区】(十両)

昭和記念公園、甲州街道などと比べると小規模だがイチョウ並木がある。

東京駅駅舎はもちろん、2010年代に整備された街灯や道路もキレイで、イチョウとの見事な調和を見せる。グッドデザイン賞を受賞した景観なのも納得だ。

例年の見頃 11月中旬~12月上旬頃

行幸通りの銀杏の詳細はコチラ

自然教育園の紅葉【港区】(十両)

紅葉の数が特別に多いわけではないが、都心とは思えない雑木林の中に、紅葉が点在している。

隣には紅葉の景観がすばらしい東京都庭園美術館がある。合わせて訪ねたい。

例年の見頃 12月上旬〜12月中旬頃

自然教育園の紅葉の詳細はコチラ

妙安寺の紅葉【練馬区】(十両)

光が丘公園の近くにある、知る人ぞ知る穴場な紅葉スポット。

境内はそこまで広くはないが、訪れる人はまばら鎌倉の古刹のような落ち着いた雰囲気をゆったりと堪能できる。

妙安寺の紅葉の詳細はコチラ

例年の見頃 11月下旬~12月上旬頃

光が丘公園の紅葉【練馬区】(十両)

イチョウについては都内の名所と言っていいレベルだが、モミジについてはそこまで数は多くはない。

ただし、背の高い立派な紅葉が点在する。

例年の見頃
イチョウ 11月中旬頃
モミジ 11月下旬~12月上旬頃

光が丘公園の紅葉の詳細はコチラ

名主の滝公園の紅葉【北区】(十両)

名主の滝公園では、落差8mの滝やせせらぎ、高低差のある崖などと合わせて紅葉狩りができる。

周囲は住宅街に囲まれ、遠目には電車が行き来する姿も見られる。それでも、23区の駅近スポットということを考慮すれば、なかなか健闘している景観だ。

この界隈の紅葉名所としては、飛鳥山公園や音無親水公園が格段にメジャーだ。しかし、名主の滝公園のほうがよっぽど自然がよく残っており、見ごたえのある紅葉を楽しめる。

ただし、多摩地区など、都内でも遠方からわざわざ訪ねるほどの紅葉の景観ではない。

例年の見頃 11月下旬~12月上旬頃

名主の滝公園の紅葉の様子はコチラ

小金井公園の紅葉【小金井市】(十両)

広大な敷地を持つ、桜で有名な都立公園。多摩地区の紅葉名所として紹介されることが多いが、実はあまり紅葉は無い。

そんな中、園内の北西部にある「江戸東京たてもの園」の周辺と内部に紅葉が見られ、レトロ建築物と紅葉のコラボを楽しめる。

紅葉狩りをするなら、広大な園内を1周する必要はなく、江戸東京たてもの園だけ見れば十分だろう。

例年の見頃 11月下旬~12月上旬頃

小金井公園の紅葉の様子はコチラ

百草園の紅葉【日野市】(十両)

紅葉の本数はそこまで多くは無いが、丘の上にあるため見晴らしの良い場所がある。

近くには多摩地区屈指の紅葉名所・高幡不動もあるため、セットで歩きたい。

例年の見頃 11月中旬~12月上旬頃

百草園の紅葉の様子はコチラ

上之根大通り・モミジバフウの紅葉【多摩市】(十両)

多摩センター駅から徒歩15分ほどの所にある、まるで外国の街並みのような背の高い紅葉並木。並木の長さはなんと1.5kmにおよぶ。

クルマが普通に走る道路なので、風情は少ないかもしれない。

が、こちらは「モミジ」ではなく「モミジバフウ」という木で、10月下旬から見頃を迎える。都内でもっとも早く紅葉狩りが出来るスポットといえよう。

例年の見頃 10月最終週~11月第一週頃

上之根大通りの紅葉の詳細はコチラ

旧芝離宮恩賜庭園の紅葉【港区】

高層ビルと日本庭園のコントラストが新鮮な都立庭園。ただ、紅葉の本数は少ない。

例年の見頃 11月末〜12月第一週

旧芝離宮の紅葉の詳細はコチラ

大隈庭園の紅葉【新宿区】

小さな庭園だが、早稲田大学のシンボル・大隈講堂とモミジのツーショットは良い眺めだ。

徒歩圏内の肥後細川庭園や甘泉園公園の紅葉狩りと合わせても。

例年の見頃 11月下旬〜12月上旬頃

大隈庭園の紅葉の詳細はコチラ

甘泉園公園の紅葉【新宿区】

甘泉園の紅葉

新宿区では珍しい、紅葉の映える日本庭園。入園無料。

例年の見頃 11月下旬~12月第一週頃

甘泉園公園の紅葉の詳細はコチラ

おとめ山公園の紅葉【新宿区】

紅葉の本数は多くはないが、秋色の雑木林を新宿区で歩けるというのは貴重。

例年の見頃 12月第二週~12月下旬頃

おとめ山公園の紅葉の詳細はコチラ

日比谷公園の紅葉【千代田区】

モミジは少ないが、周りに観光・ショッピングスポットが揃うので、ついでに行きやすい。

例年の見頃 11月最終週~12月第一週頃

日比谷公園の紅葉の詳細はコチラ

皇居東御苑の紅葉【千代田区】

モミジは少ないが、巨大な石垣やお堀など、遺構を眺めながらノンビリ歩ける。

例年の見頃 11月下旬~12月中旬頃

皇居東御苑の紅葉の詳細はコチラ

上野公園の紅葉【台東区】

広い公園だが紅葉の数は少ない。ただ、動物園にある五重塔については、紅葉の色づきが良ければもっと上位にランクインしたいくらいの景観。

例年の見頃 イチョウ11月下旬、モミジ12月上~中旬

上野公園の紅葉の詳細はコチラ

向山庭園の紅葉【練馬区】

都内最小クラスのコンパクトな庭園ながら、和モダンな母屋、紅葉、立派なイチョウなど写真映えする要素が詰まっている

駅から近いのも◎

例年の見頃 11月下旬~12月中旬頃

向山庭園の紅葉の詳細はコチラ

明治神宮の紅葉【渋谷区】

休日、平日問わず混雑する明治神宮の中にある有料ゾーン、明治神宮御苑。6月の菖蒲の時期がベストシーズンだが、実は紅葉の穴場でもある。

いわゆる紅葉の名所と言われるスポットと比べれば、紅葉の規模はそれほどでもない。

しかし、若者たちがクレープをほおばる竹下通りから目と鼻の先という立地ながら、とうてい渋谷区には見えない自然環境の中を散策できるのは素晴らしい。

なお、明治神宮そのものは、紅葉の数はとても少ない。

例年の見頃 11月下旬~12月上旬頃

明治神宮御苑の紅葉の様子はコチラ

井の頭公園の紅葉【武蔵野市】

桜の名所として名高い井の頭公園だが、池の周りを中心に紅葉が見られる。

もっとも、色の鮮やかさには欠け、数もそこまでではない。紅葉の景観に限って言えば、ご近所さんの秋の散歩コース、といったレベルは抜けない。

よって、吉祥寺観光のついでにチョロッと紅葉も楽しむ、くらいの感覚が丁度いい。

あるいは、中央線を使えば大田黒公園が近いので、そちらと紅葉狩りのハシゴをするのも手だ。

例年の見頃 11月下旬~12月上旬頃

井の頭公園の紅葉の様子はコチラ

林試の森公園の紅葉【目黒区・品川区】

目黒区と品川区にまたがる林試の森公園。

東西700mの広い園内は、もともと街路樹を育てる「苗圃」という場所だったため、背の高い木々が多く、秋の色に染まった林の中を散策できる。

もっとも、鮮やかな紅葉は少なく、そこまで特筆すべき規模感ではないが、23区ということを考慮すれば、なかなか自然の多いスポットだ。

歩いて行ける範囲に、日本有数のロング商店街、武蔵小山商店街パルムと戸越銀座商店街がある。秋の散歩ついでに、商店街で食欲の秋を堪能するのも◎

例年の見頃 11月下旬~12月上旬頃

林試の森公園の紅葉の様子はコチラ

飛鳥山公園の紅葉【北区】

北区を代表する紅葉名所。

…なのだが、紅葉の景観としては正直今一つで、徒歩圏内の名主の滝公園のほうが紅葉としては見事だ。

ただ、園内には珍しい無料のミニモノレールがあったり、博物館が複数立ち並んだりと、むしろ紅葉以外の見どころが多い

目の前の荒川線に乗って、巣鴨など色々な観光・散歩につなげやすいのもgood。

例年の見頃 11月下旬~12月上旬頃

飛鳥山公園の紅葉の様子はコチラ

音無親水公園の紅葉【北区】

飛鳥山公園のすぐ隣にある北区の紅葉名所。レトロなルックスの橋から紅葉狩りができる。

ライトアップも実施され、区としてプッシュしているが、紅葉の数、色味、景観ともにそこまで特筆すべきものではない駅前という好立地なのは良い。

どうせ紅葉をプッシュするなら、すぐ近くの名主の滝公園のほうを観光資源として活用したほうが良いのに…と思うのは私だけか。

例年の見頃 11月下旬~12月上旬頃

音無親水公園の紅葉の様子はコチラ

滄浪泉園(そうろうせんえん)の紅葉【小金井市】

高低差のある園内は、木々でうっそうとしていて訪れる人も少なめ。

紅葉の穴場的スポットだが、紅葉は多くはなく、おまけに有料。

紅葉がそこそこ多い国分寺市の殿ヶ谷戸庭園や、無料で楽しめる北区の名主の滝公園が雰囲気的には近いが、紅葉の規模・景観ともに、それらのほうが見事ではある。

お近くの方でご存じないなら一度は訪ねてみては…といったレベル。

例年の見頃 11月下旬~12月上旬頃

滄浪泉園の紅葉の様子はコチラ

代々木公園の紅葉【渋谷区】

実は100本の紅葉と200本の銀杏がある穴場的スポット、代々木公園。

ただし、広い園内に、紅葉する木々が散って植えられているため、紅葉の見ごたえはあまり無い。

渋谷区という立地を考慮すれば、まずまずの秋の散策を楽しめるので、公園までそう遠くなく、「代々木公園ってそんなに紅葉があるの?」という方ならオススメ。

例年の見頃 11月下旬~12月上旬頃

代々木公園の紅葉の様子はコチラ

檜町公園、毛利庭園、有栖川記念公園の紅葉【港区】

3つの公園を歩くと、港区のセレブ街を縦断するコースとなる。紅葉の景観そのものはそこまで特筆すべきものではないので、周辺の街ブラついでに紅葉狩り、という感じでちょうどいい。

檜町公園、毛利庭園、有栖川記念公園の紅葉

明治神宮外苑の銀杏並木【渋谷区】

都内の紅葉スポットの代表格とも言える知名度の明治神宮外苑いちょう並木。

黄葉シーズンにはいちょう祭りも開催され、その人気もあって平日も人が多く、休日ともなると物凄い混雑ぶりとなる。

肝心の銀杏並木は、バックに映る聖徳記念絵画館が印象的な景観を作っているものの、並木の距離としてはそれほど長くない。また、周辺は大都会・渋谷区なので、自然は感じられない。

スポンサー企業の看板や宣伝の類が目に付き、商業臭が漂うが、では祭りとして盛大かと言われると、イベントは大道芸や猿回しくらい。

純粋に見事な銀杏並木を歩きたいなら立川の昭和記念公園のほうがオススメだし、同じ銀杏祭りでも、お祭りの多彩さ・風情という観点では、八王子市のいちょう祭りに圧倒的に軍配が上がると思う。

まぁ、SNS映えしそうな写真は撮れるので、都心や近くにお住まいの若者ならどうぞ、といったカンジだ。

例年の見頃 11月下旬頃

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