2020年12月1日、東京都千代田区にある靖國神社に紅葉狩りに行ってきた。
紅葉状況や例年の見頃時期、現地の雰囲気を、動画や写真とともにレポートする。
靖国神社は隠れた紅葉スポットだって知ってる?【概要】
靖國神社と言えば、お隣の千鳥ヶ淵と合わせて桜の名所のイメージが強い。
しかし、実はご覧のとおり、見事な銀杏並木があるのだ。
大きな鳥居とイチョウの組合せは壮観だ。
また、数は少ないが、モミジの植えられた庭園もある。
さらに、すぐ近くの北の丸公園も「紅葉の穴場」だ(後述)。合わせて晩秋の散歩コースにしてみては。
現地の雰囲気はこちらの動画もどうぞ。
紅葉状況・例年の見頃時期
2020年12月1日、訪れた当日の紅葉状況は下記のとおり。
- 銀杏 7、8分くらいで見頃
- モミジ 4、5分くらいの紅葉
見頃のピークには早かった。
例年の見頃は、イチョウ、モミジともに12月第一週の後半頃だ。
スポットとしては超メジャーなので、Twitterに写真を上げる方が多い。
11月最終週くらいからTwitterやYahoo!リアルタイム検索で「靖国神社 紅葉」で検索して、最新状況を確認してからお出かけしよう。
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靖国神社の紅葉の様子をもっと詳しく!紅葉スポットも解説【詳細】
それでは、現地の様子をもっと詳しく見ていこう。
靖國神社の紅葉スポットは以下の二つだ。
- 参道のイチョウ並木
- 神池庭園のモミジ
参道のイチョウ並木
第一鳥居をくぐった所から外苑休憩所のあたりまで、およそ200mにわたってイチョウが植えられている。
第一鳥居から順に見ていこう。
昭和49年(1974)再建の第一鳥居は、25mもの高さをほこる。立派な鳥居のバックに、黄金色のイチョウがずらり。ここならではの景観だ。
灯篭とイチョウの組合せもいい。
振り返ったところ。
まだ全体が黄色くなっていない個体もあれば、風に散らされて寂しい個体もあり、すべてのイチョウが黄色一色になるというのは、気象条件が良くないと難しそう。
少し歩くと、靖國神社の創建に尽力した大村益次郎の銅像がある。
そのまま進めばすぐに外苑休憩所が見えてくる。
イチョウ並木はこのあたりまで。
さらに進み、第二鳥居まで進む。明治20年(1887)の建造で、青銅製の鳥居としては日本一の大きさだ。
振り返ってイチョウ並木方面をのぞむ。
つづいて、神門ごしにイチョウ並木を眺める。
神池庭園のモミジ
第二鳥居、神門とくぐり、そのまま正面に進めば拝殿となるのだが、拝殿の両脇に細い通路がある。
どちらから歩いてもよいが、拝殿向かって左手の通路から歩いてみた。
ほどなく神池庭園に到着。明治初期につくられた回遊式の庭園だ。
庭園の規模は小さい。また、モミジの色づきはまだまだこれからといった感じ。
年にもよるが、12月1日は訪問タイミングとしては少し早かったな…。
ただ、紅葉スポットとしてはマイナーな上に、境内の裏のひっそりとした空間にあるので、人が少なくて快適ではある。
その他の靖国神社の秋の景色
イチョウ並木と神池庭園以外だと、色づく木はほとんど見られない。
桜も紅葉するが、11月中旬~11月下旬くらいが見頃。イチョウやモミジが色づく頃には落葉して裸状態になってしまう。
12月ですからね。秋というか、冬を感じる景観です。
イチョウ並木と神池庭園の紅葉狩りを終えたら、第一鳥居から抜けて北の丸公園へ向かおう。
日本武道館が目印だ。
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周辺スポット
下記スポットにも合わせて行ってみては。
北の丸公園
靖國神社の近くにある北の丸公園は、「もみじ山」があり、じつは紅葉の穴場。
皇居東御苑
そこまで紅葉の数が多いわけではないが、大きなお堀や石垣を見ながら晩秋の散歩を楽しめる。
丸の内行幸通りの紅葉
高層ビルとイチョウのコントラストがとても美しい。
日比谷公園
数は少ないが、モミジやイチョウの紅葉が見られる。
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アクセス・所要時間など
住所
〒102-8246 東京都千代田区九段北3-1-1
アクセス
- 東西線、半蔵門線、都営新宿線「九段下」下車 徒歩5分
- 中央線、総武線、有楽町線、南北線、都営新宿線「市ヶ谷」下車 徒歩10分
- 中央線、総武線、東西線、有楽町線、南北線「飯田橋」下車 徒歩10分
滞在時間
30分
費用
無料
地図