2022年11月9日、東京都千代田区、東京駅の目の前にある行幸通りにイチョウを見に行ってきた。
開花状況や見頃時期、現地の雰囲気を、たっぷりの写真とともにレポートする。
東京駅丸の内・行幸通りの銀杏並木と周辺紅葉レポ【概要】
昭和記念公園や八王子甲州街道など、もっと長くて見事なイチョウ並木は都内にもある。
だが、これですよこれ。東京駅の駅舎とイチョウのコラボレーション。当然だがこの景色はここだけ。
さらに秀逸なのは、イチョウ並木のど真ん中が歩行者専用道路というところ。
途中に一度だけ横断歩道を渡る以外、400mほどにわたって車に邪魔されずに景色を楽しめる。
徒歩圏内にほかの紅葉スポットが点在しているのも◎
- 日比谷公園
- 皇居東御苑
- 北の丸公園
- 靖国神社
これらを合わせて散歩すれば、かなり歩きごたえのあるコースとなる。それぞれのスポットの詳細は後述する。
紅葉状況と例年の見頃時期
例年の見頃は11月中旬~12月上旬頃。
皇居に近い側は日当たりが良いからか色付きの進みが早く、反対に東京駅側はビル群による影響なのか遅い。
年により前後するので、11月上旬頃からYahoo!リアルタイム検索などで実際に行った方の情報をチェックしてからお出かけしたい。
2022年11月9日、訪れた当日の紅葉状況は全体的には4~5分くらいだろうか。ちょっと早かった。
皇居に近いほうの色づきはけっこう良い感じだった一方で、
東京駅に近いほうはご覧のとおり、緑色が目立つ状態だ。
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東京駅丸の内・行幸通りの銀杏並木の様子をもっと詳しく【詳細】
それでは、現地の様子をもっと詳しく見ていこう。
皇居側
皇居側から東京駅に向かって歩く。11月上旬だったが皇居側は色付きがよい。
駅舎のアップ。
振り返って皇居方面を眺める。
行幸通りは2010年代に整備されたため、道路も含め全体的にとてもキレイなのだが、
イチョウもまだ若いからか、高さも太さも控えめ。
ベンチがたくさん。
東京駅を目指して歩いていると、日比谷通りが横切る。ここで歩行者専用道路はいったん途切れる。
横に目を向けると、日比谷通りにもイチョウが植えられている。
行幸通りは皇室公式行事の際に専用道路となるためか、街灯も凝った形状になっている。
東京駅側
日比谷通りを渡り、引き続き東京駅に向かって歩く。とても端正なイチョウ並木だ。
この行幸通りの景観は、2018年にグッドデザイン賞金賞を受賞した。見れば見るほどに贅沢な空間の使い方だ。東京駅前なのに歩行者専用道路ですからね。
東京駅が近くなると高いビルに囲まれる。
もともと小さめに感じていたイチョウだが、東京駅側はもっと小ぶりな気が…。周囲のビルが高いゆえの目の錯覚か?それとも、明治神宮外苑のように、あえて木を背の順で植えて遠近感を演出しているのかな?
駅前の道路を渡る。
歩いてきた行幸通りを駅前広場から振り返る。高いビルが東京駅側にしかないことがよく分かる。
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周辺の紅葉スポット
下記スポットにも合わせて行ってみては。
日比谷公園
数は少ないが、モミジやイチョウの紅葉が見られる。
皇居東御苑
皇居もそこまで紅葉の数が多いわけではないが、大きなお堀や石垣を見ながら晩秋の散歩を楽しめる。
北の丸公園
皇居を通りぬけた先にある北の丸公園は、じつは紅葉の穴場。
靖國神社
巨大な大鳥居と整然とならぶイチョウが、凛とした空気感を醸し出している。赤い紅葉は少ない。
アクセス・所要時間など
住所
東京都千代田区丸の内2丁目2
アクセス
- JR「東京」下車 丸の内中央口より徒歩1分
- 丸ノ内線「東京」下車 M5、M6出口など出てすぐ
- 千代田線「二重橋前」下車 徒歩3分
費用
無料
地図