武蔵野公園は紅葉の穴場。川沿いのモミジ並木を歩く【東京・府中市散歩】

武蔵野公園の紅葉2019

概要:武蔵野公園は紅葉の穴場スポット。川沿いのモミジ並木を歩く

2019年12月3日(火)東京都府中市にある都立武蔵野公園に紅葉狩りに行ってきた。訪れた当日の紅葉状況は見頃だった。

武蔵野公園の川沿いの紅葉の数は、およそ60本であり、例年の見頃は11月下旬~12月上旬頃だ。

現地の雰囲気はこちらの動画をどうぞ。

武蔵野公園は野川をその一部とする都立公園だ。そして、その野川沿いに紅葉の並木がある。

川沿いの桜並木というのはよく見られるが、もみじの並木というのは珍しいのではないだろうか。

武蔵野公園の敷地の多くは苗圃(びょうほ)、つまり、東京都の街路樹や公園などの苗木を育てる区画からなり、いわば「木々のゆりかご」のような公園だ。

そのため、公園というよりも、全体的には林といった趣だ。風に揺れる木々の音に、野鳥のさえずり。散歩していて気持ちの良い公園である。

駅から少し遠いのと、周りに何も無いのが難点だが、紅葉のトンネルの下を通れる稀有なスポットだ。



詳細:秋の武蔵野公園の様子を詳しくレポ!

駅からは遠いためバス利用が基本となるが、駅から歩く場合は二通りある。JR中央線の東小金井公園か、西武多摩川線の新小金井のいずれかだ。

東小金井からだと歩いておよそ20分少々かかり、新小金井からだと12分ほど。

今回は東小金井駅から歩く。道順はいたってシンプルだ。

南口を出たら、向かって右手の道をまっすぐ進む。ひたすら突き当たるまで進む。

T字路に突き当たったら、右手に曲がるとすぐに信号があるので渡り、そのまま直進すればOK。

公園へ到着。入るとすぐに野川が見える。国分寺市が源流で、世田谷区で多摩川に合流する一級河川だが、川幅はそこまで広くはない。水が透明で、鴨をはじめ、さまざまな水鳥が見られる。

川に沿って右方向に進んでいくと、さっそくお目当ての紅葉の並木が見えてくる。

対岸からの眺めもなかなか壮観だが、ほどなく紅葉並木は途切れる。そのまま川に沿って歩いていく。

川の反対側にあるだだっ広い空間。こちらは野川が増水したときに水を流し、氾濫を防ぐための調節池だ。池といっても平時は水のない草地。

小金井新橋で対岸にわたり、下流側へと戻って歩いていく。目指すは、さきほど対岸から眺めた紅葉の並木だ。

まさに紅葉のトンネルである。ただし、もみじの道はものすごく長いわけではない。ものの数分で散策は終わる。

が、せっかくここまで来たのだから、園内をぐるっと回ってみることにする。

紅葉並木のすぐ近くにはバーベキュー広場があった。

噴水広場。水はとまっている。

冒頭で述べたとおり、園内の多くが苗木を育てる苗圃になっており、主なものは銀杏、梅、桜、サルスベリなどだ。よって、川沿いの紅葉並木以外では赤い紅葉はあまり見られない。

ちなみに、園内地図のうち中央部の黄緑色の部分、整然と道が整備された区画が苗圃だ。

基本的には晩秋の渋い景観が広がる公園だ。木が多いため野鳥も多く、その歌声をBGMに心地良く散策できる。木々の背が高いのも良い。

なお、公園外周部に来れば通りや建物も見え、近くを西武線も走るため、そこまで奥深い自然という感じではない。

基本的には近隣の方のお散歩コース、ジョギングコースならびに、近くの幼稚園児のお散歩場所というレベルだろう。ただ、もみじ並木については、近くに立ち寄ったなら一見の価値はある。

紅葉以外の武蔵野公園の見どころは?

武蔵野公園の全体的な様子については以下の記事を参照されたい。

武蔵野公園の詳細はコチラ



周辺スポット

下記も合わせて訪ねてみては。

多磨駅周辺

多磨駅周辺のスポットを取り上げる。全て徒歩圏内なので、合わせて歩いてみては。

多磨駅周辺のスポット詳細はコチラ

多磨霊園

武蔵野公園からは徒歩5分ほど。広大な園内には見事な紅葉がけっこうある。お墓という場所柄「都内の紅葉穴場スポット30選!」みたいな特集ではほぼ紹介されることのない穴場中の穴場。

多磨霊園の紅葉の詳細はコチラ

西武多摩川線沿線

沿線住民の方でないとなかなか乗る機会の無いでろう、それどころか都民でも土地勘が無ければ名前すら知らない方も多そうな西武多摩川線。緑の多いローカル感ただよう沿線の様子をレポートする。

西武多摩川線沿線の詳細はコチラ

都立殿ヶ谷戸庭園

中央線に乗れば近い。池を取り囲む紅葉を、崖の上の茶室から見下ろせる。最寄り駅の国分寺駅からも歩いてすぐなので、紅葉狩りのハシゴをしやすいだろう。

殿ヶ谷戸庭園の紅葉の詳細はコチラ

都立小金井公園・江戸東京たてもの園

ディズニーランドより広い都立公園。中央線の東小金井や武蔵小金井よりバスを利用する。公園内には真っ赤な紅葉は少ない。園内にある「江戸東京たてもの園」も紅葉の数自体はそれほど多くはないが、レトロな建物と紅葉を同時に楽しめる。ちなみにこちらの歴史的建造物はその数30棟ほどもあり、マトモに見学すると2、3時間コースとなる。

小金井公園の紅葉の詳細はコチラ

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アクセス・所要時間など

住所
小金井市前原町二丁目、東町五丁目、中町一丁目、府中市多磨町二・三丁目

アクセス

・JR中央線「東小金井」下車 南口より徒歩20分
・西武多摩川線「新小金井」下車 徒歩12分
・JR中央線「武蔵小金井」下車 南口から京王バス調布行き乗車 「武蔵野公園」下車すぐ
・多磨霊園または多磨町行き「多磨町」下車 徒歩3分
・京王線「調布」下車 北口から武蔵小金井行き乗車 「武蔵野公園」下車すぐ

公園滞在時間
1時間
※紅葉のトンネルを鑑賞しつつ園内を大きく1週して。

費用
無料

飲食
隣接する野川公園には売店があるが、武蔵野公園には売店すらなく、近隣にも飲食店はほとんど無い。

弁当を持参するか、場所を移して外食するか、昼食は事前に要検討。

地図
※実際歩いたコースと若干異なる。

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