概要:等々力渓谷は紅葉時期こそベストシーズン。見頃期も解説
2019年12月11日(水)、東京都世田谷区にある等々力渓谷、等々力不動尊に紅葉狩りに行ってきた。訪れた当日の紅葉状況は見頃だった。
等々力渓谷・等々力不動尊の紅葉の例年の見頃は11月下旬~12月上旬頃だ。
結論から言ってしまうと、等々力渓谷と等々力不動尊のベストシーズンは、紅葉の時期である。夏の避暑のイメージが強いのだが、秋こそ美しい。
まずは現地の雰囲気はこちらの動画をどうぞ。
一帯は、もみじの数が特別に多いわけではない。
しかし、等々力不動尊から見下ろす崖下の紅葉は、なかなかお見事である。
また、等々力渓谷特有の微妙に濁った水は、夏などは「思ったほど水が綺麗じゃないな」感を醸し出しているのだが、この季節については、薄いグリーンに濁った水が、落ちた黄葉の色とよくマッチしている。
また、夏の時期は特に印象に残ることも無かった渓谷沿いの日本庭園も、秋にはこのような眺めとなる。
まるで、普段は何とも思わなかった女性が、化粧をしたらハッとする変身をしたかのような、そんな感じ。
等々力駅から電車でわずか二駅先には、都内屈指の紅葉の景観を持つお寺、九品仏がある。そちらと合わせてお参りするコースを設定すれば、とても見応えのある紅葉狩りの一日となるだろう。ちなみに、九品仏は平日でも混雑するが、等々力渓谷については平日のこの日、人は少なかった。
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詳細:等々力渓谷の紅葉狩りの様子を詳しくレポ!
実は、等々力渓谷そのものは、モミジはそこまで多くない。もっとも紅葉の見応えがあるのは、渓谷沿いにある等々力不動尊と日本庭園である。では、順に見ていこう。
等々力渓谷
最寄り駅である東急大井町線の等々力駅を出て、左手に進む。すぐに右に細い道が現れるので、そちらに入ると渓谷入口がある。
渓谷内は周囲より少し気温が低い。
等々力渓谷は、武蔵野台地を浸食して形成された谷である。渓谷と名がつくものの、大きな道路が渓谷の上を走っていたり、川底や川岸がよく整備されていたりと、あまり自然な感じではない。
等々力渓谷公園には少しまとまって紅葉があった。
等々力不動尊へと通ずる橋の前には、見事に真っ赤な紅葉があった。橋を渡らず下流に進めば日本庭園なのだが、まずは等々力不動尊をお参りしよう。
ということで、橋を渡り、階段を上っていく。
等々力不動尊
この一帯では、もっともモミジの数が多く、見ごたえのあるスポットだ。お寺は崖の上に立地するような格好となっていて、その下の紅葉を見渡すことができる。
境内には舞台のような建物が建てられており、その上から見下ろす景色もなかなか絶景である。
境内そのものはこぢんまりとしているが、紅葉に彩られ雰囲気は良い。
一歩山門の外に出ると、大きな道路が走る。こんなところに渓谷や崖の上に立つお寺があるとは、毎回驚かされる。
先ほど見下ろしていた崖の下に降りることもできる。
崖の下から等々力不動尊を見上げる。
日本庭園
元来た道をもどり、等々力不動尊とは川の対岸にある日本庭園を回ってみよう。
この庭園は昭和48年に有名な造園家により造られた庭園で、こぢんまりとしているが、竹林やちょっとした流れ、池もある。
夏の時期には特に目を見張るような景観はなかったのだが、色づいたモミジに彩られた日本庭園は、夏の時期と比べて印象深い。
まとめ【九品仏といっしょに紅葉狩りしよう】
川沿いの散策、崖の上からの紅葉狩り、秋の日本庭園とバラエティに富んだ景色を楽しめる等々力渓谷の紅葉。
近くには自由が丘など街歩きスポットもあるから、デート目的から一人静かに散策する目的まで、万人にオススメできるコースと言える。
と言っても、たとえば1時間以上かけて遠方から訪ねる景観かと問われると、少々微妙なところもある。が、電車で二駅先の九品仏の紅葉とセットで巡るなら、遠くから訪ねるのも俄然「アリ」だ。
九品仏の紅葉は、多少遠方からでもわざわざ見に来る価値がある。
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アクセス・所要時間など
住所
〒158-0091 東京都世田谷区1
アクセス
東急大井町線「等々力」下車 徒歩3分
歩行時間
1時間20分
費用
無料
飲食
自由が丘や二子玉川までは電車ですぐ。そこまで出れば飲食店は多い。
地図
※実際歩いたコースと若干異なる。