概要:小金井公園の紅葉は、江戸東京たてもの園を見ればOK【見頃期も解説】
2019年12月4日(水)、東京都小金井市にある小金井公園に紅葉狩りに行ってきた。訪れた当日の紅葉状況は見頃だった。
例年の見頃は11月下旬~12月上旬だ。
まずは現地の雰囲気をこちらの動画でどうぞ。
ディズニーランドより広い敷地面積を誇る都立公園、小金井公園。東西に細長く、一周おおきく回ると距離にして4、5キロとなり、普通に歩いても1時間前後かかる。
そんな広大な小金井公園だが、実は、園内には赤いもみじはあまりなく、どちらかと言うと素朴な秋の景観がメインだ。
よって、紅葉狩り目的なら、公園西口から入って、園内にある有料ゾーン「江戸東京たてもの園」を見学すれば事足りる。
まず、江戸東京たてもの園の前の広場には、いくつか紅葉が見られる。
さらに、たてもの園の中にも紅葉が点在しており、レトロ建築物とのコラボレーションを楽しめる。
というわけで、たてもの園だけ見れば紅葉狩りはOK。いや、せっかく小金井公園まで来たのにそれで帰るのは勿体ない?
いやいや、江戸東京たてもの園の建築物展示をまともに見学すると、それこそ2、3時間かかる。そのうえ小金井公園もくまなく回るのは時間的にも体力的にも結構ハードだと思う。
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詳細:小金井公園の紅葉を詳しくレポ!
江戸東京たてもの園の紅葉【ライトアップも】
都内の江戸時代から戦後の歴史的建造物を移築・復元・展示している有料ゾーン。公園の西部に位置するため、公共交通機関を利用する際は公園西口よりアクセスすることになる。
たてもの園の前は広場になっていて、モミジも見られる。
たてもの園内に紅葉は多いわけではないが、レトロな建造物と紅葉は実によく合い、写真映えする。
順に見ていこう。
たてもの園の西ゾーン
洋館と紅葉。
レトロなバスと紅葉。
古民家と紅葉。
たてもの園のセンターゾーン
高橋是清邸の前に庭園があり、鮮やかなモミジがあった。小金井公園・江戸東京たてもの園の一帯で、もっとも見ごたえのある紅葉だと思う。邸宅の中には入ることができ、そこから眺める紅葉も見事だ。
たてもの園の東ゾーン
レトロな消防署の建物と紅葉。
仕立屋と紅葉。
昭和の居酒屋と紅葉。
古民家と紅葉。
以上みてきたとおり、園内にくまなく紅葉があるわけではないため、紅葉狩りの際には紅葉を探して歩き回る形となるだろう。
ライトアップイベント
11月下旬には紅葉のライトアップイベントがある。
実際の様子は次の記事を参照されたい。
\ 詳しくはコチラ /
2020年11月22日(日)、東京都小金井市にある小金井公園内にある、江戸東京たてもの園の秋のライトアップを見に行ってきた。 紅葉や混雑状況、注意点や現地の雰囲気を、写真とともにレポートする。 江戸東京たてもの園の紅葉ライトアップ2[…]
余談だが、江戸東京たてもの園は、個人的には紅葉よりも30棟ものレトロ建築物こそが最大の見どころだと思う。
歴史的建造物がここまで移築・密集しているスポットというのはなかなか珍しいのではなかろうか。前述のとおり、くまなく見学すると2~3時間はかかる。
\詳しくはコチラ/
2019年12月4日(水)、東京都小金井市にある江戸東京たてもの園を散歩してきた。ジブリを思わせる景観や所要時間など、現地の様子を詳しくレポートする。 江戸東京たてもの園はレトロ建築物のテーマパークだ 突然だが、貴方はレトロな街並みだと[…]
小金井公園の秋景色
小金井公園には赤い紅葉は少ないと述べたが、園内は広く木々も高いため、公園の外周部に近寄らなければ、あまりマンションの類も目に入ってこない。
そんな環境のなか、敷き詰められた落ち葉を踏みしめて歩くのは心地よい。ただ、カラスがわりと多く、ギャーギャーとやかましい。
そりゲレンデの近くには10月桜もあった。
園内の北端、バードサンクチュアリの奥に小さな池があり、大きめのもみじが。池には景色が反射して綺麗だ。ただ、周りは鉄柵で覆われているので、そこまで眺めが良いわけではない。
このとおり紅葉スポットとしては地味な印象の小金井公園だが、子連れで来るにはなかなかコスパの高い公園である。何しろ都立公園なので、ほとんどが無料。とくにソリゲレンデは都内では珍しく、子供が夢中になること請け合い。
\ 詳しくはコチラ /
2019年11月30日(土)、小金井公園に子供と行ってきた。ソリやトランポリンなど遊具が多く、都内ではかなりコスパの高い部類に入る遊び場。子連れにオススメできるスポットである。 子供と実際に遊んできた様子・遊具の種類などを詳細にレポー[…]
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周辺スポット
滄浪泉園(そうろうせんえん)の紅葉
JR武蔵小金井駅から歩いて15分ほど。
明治・大正期の政治家、波多野承五郎の別荘。かつては現在の3倍ほどの庭園であったというが、宅地化によってこぢんまりとした規模となっている。
周りは民家や道路に囲まれ静かな感じではないが、自然環境はよく残され、東京の名湧水57選にも数えられる。
ただ、紅葉は多くはなく、紅葉狩りという観点では、小金井公園のついでに立ち寄るなら良いのだが、遠くからはるばる訪れるような景観ではないと思う。
園内は起伏が激しめなので、歩きやすい靴で来た方が良い。
殿ヶ谷戸庭園(とのがやとていえん)の紅葉
六義園や浜離宮恩賜庭園とくらべるとマイナー感は否めないが、こちらも両園とおなじく都立庭園。崖の上から紅葉の景色を見下ろせる絶景スポットでもある。個人的には、小金井公園から紅葉狩りのハシゴをするなら、こちらのスポットをオススメする。中央線を使えばすぐだ。
\詳しくはコチラ/
2019年12月2日(月)、東京都国分寺市の殿ヶ谷戸庭園(読み方、とのがやとていえん)に紅葉狩りに行ってきた。 見頃期や当日の紅葉状況、周辺スポットについて解説する。 例年の見頃 例年の見頃は11月下旬~12月初め頃だ。 紅葉状[…]
東京の紅葉番付ランキング【合わせて読みたい】
東京の紅葉スポットについて、名所から穴場まで、独断と偏見で格付けしてみました。
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アクセス・所要時間など
住所
〒184-0005東京都小金井市桜町3-7-1(江戸東京たてもの園)
アクセス
中央線、西武戦の各駅よりバスが出ている。公式HPが詳しい。
歩行時間
小金井公園を大回りすると1時間前後+江戸東京たてもの園をしっかり見学すると2~3時間
費用
江戸東京たてもの園は有料
飲食
公園内で弁当を食べても良いし、江戸東京たてもの園内には飲食店も少ないながらある。また、上記の殿ヶ谷戸庭園のある国分寺駅まで出れば、飲食店は多い。
地図