東京で水が綺麗な場所はどこ?都民が探し回ってみた

東京というと、河川や海をはじめ、水がキレイというイメージがあまり沸かない。

だが、実は水の透明度がかなり高い場所が点在するのだ。本記事ではそんなスポットを紹介する。

明治神宮・清正井(きよまさのいど)【渋谷区】

東京の名湧水57選のひとつ。戦国武将・加藤清正が掘った井戸と伝えられ、パワースポットとして名高い。一分間に500mlペットボトル100本分以上の水が湧き出ている。湧水はうっすらと青みがかった神秘的な色味で、原宿駅から歩いてすぐの場所とは思えない。

照善寺【大田区】

田園調布にある照善寺の前を流れる丸子川では、泳ぐコイがくっきり見える。等々力渓谷を流れる谷沢川からの水が流されているようだ。等々力渓谷自体はそこまで水がきれいな印象は無いが、照善寺前は水深が浅いからなのか、どこかで浄化装置を通過しているのか、水の透明度は高く感じた。

照善寺含む田園調布散歩の詳細記事はコチラ

善福寺川【杉並区】

善福寺川緑地の水草とカモ

杉並区を流れる善福寺川は、壁のような護岸で典型的な23区の河川といった見た目だ。だが、湧水も混じるためか立地のわりに意外と透明度が高い。現在では水量の減少をカバーすべく、下水を高度処理した再生水も混じっている。

善福寺川緑地の詳細記事はコチラ

目白庭園【豊島区】

JR目白駅徒歩5分のところにある日本庭園。コンパクトな庭園だが、起伏のある園内には立派な滝もあり、とくに紅葉と滝のコラボレーションはお見事。池の水はそこそこキレイといった感だが、区部の日本庭園で「池の底」が見えるのは珍しい。

目白庭園の紅葉の詳細記事はコチラ

お鷹の道【国分寺市】

お鷹の道

東京の名湧水57選のひとつ。湧水がつくる流れに沿って遊歩道が整備されている。水の透明度は高いが、水深は浅く人工的ではある。周辺には史跡が多い。

お鷹の道の詳細記事はコチラ

根川緑道・残堀川【立川市】

根川緑道の綺麗な川と桜のコラボレーション

多摩モノレールの柴崎体育館駅から歩いてすぐの小川。水がキレイなのはもちろん、氾濫防止のため桜がたくさん植えられた歴史を持つため、春になると華やかな景観に包まれる。

春の根川緑道・残堀川の詳細記事はコチラ

龍津寺【昭島市】

東京の名湧水57選のひとつで、200mほどにわたって水路が設けられている。一部農業用水も混じるが、立川崖線からしみ出た湧水は澄んでおり、住宅地の真ん前にここまで透明度の高い水路が通っているというのは23区部ではなかなか考えられない。

龍津寺の詳細記事はコチラ

矢川・谷保駅周辺【国立市】

東京の名湧水57選に名を連ねるママ下湧水群や谷保天満宮など、透明度の高いせせらぎや池が点在するエリア。北多摩地区には池や小川の点在する街が多いが、そこまで透明度が高くないスポットも。その点、矢川・谷保駅界隈の水辺はどの場所も安定的にキレイ。

矢川・谷保駅周辺散歩の詳細記事はコチラ

野川【東京・調布、三鷹、小金井市】

多摩川支流の野川は、国分寺崖線より湧き出る湧水を集めながら流れるため透明度が高い。お散歩の観点で言えば、西武多摩川線の多磨駅周辺がオススメ。野川が流れる武蔵野公園・野川公園・大沢の里を中心に、広範囲にわたって自然が豊かで歩きごたえがある。

多磨駅周辺散歩の詳細記事はコチラ

深大寺【調布市】

東京の名湧水57選のひとつ、不動の滝がある古刹。水がきれいな土地柄もあり、参道を中心に約20店もの蕎麦屋が軒を連ねる。清流と水車の組み合わせはザ・観光地といった風情で、都内にいながらプチ旅行気分を味わえる。

深大寺の詳細記事はコチラ

竹林公園・南沢緑地【東久留米市】

透明なせせらぎ

竹林公園と南沢緑地はいずれも東京の名湧水57選に数えられるスポット。2000本もの竹が京都嵐山のような景観をつくる竹林公園と、一日に1万トンという都内最大級の湧水量をほこる南沢緑地、近接しているので合わせて訪ねてみては。

竹林公園・南沢緑地の詳細はコチラ

黒川清流公園【日野市】

東京の名湧水57選のひとつ。崖にある雑木林といった趣の自然あふれる公園で、崖下にはせせらぎが流れる。せせらぎの大部分は子供の水遊び場といった感があるが、西部のあずまや周辺は水深があり、透明度の高い池の中を優雅に泳ぐ鯉が印象的だ。

高尾駅周辺(南浅川など)【八王子市】

南浅川を中心に透明度の高い小川を見られるが、下流部は雨の降らない日が続くと干上がることがある。梅の季節(高尾梅郷)、桜の季節(多摩森林科学園&南浅川)、イチョウの黄葉の季節(八王子いちょう祭り)に行くのがオススメ。清流を訪ねつつ都内指折りの花名所を散策できる。

高尾駅周辺散歩の詳細記事はコチラ

高尾山6号路【八王子市】

ルートの多くを沢沿いに歩く。水のキレイさは言うまでもないが、特筆すべきはその涼しさ。真夏日には暑くて登る気にもならない低山だが、高尾山の6号路なら清流を横目に比較的涼しい登山を楽しめる。

高尾山6号路の詳細記事はコチラ

秋川渓谷【あきる野市】

林道から眺めた秋川

多摩川の最大の支流である秋川。武蔵五日市駅から上流部へと歩くと、単なる無色透明ではなく、神秘的なエメラルドグリーンの清流が見られる。桜の季節に渓谷沿いに点在する社寺巡りをするのがオススメ。かなり健脚向けだが、都内にいることを忘れるだろう。

春の秋川渓谷の詳細記事はコチラ

二宮神社・八雲神社【あきる野市】

どちらも東京の名湧水57選に名を連ねる小さな神社。境内にある池は透明度が非常に高く、鯉が空中に浮いて見えるほどだ。周辺には広大な畑が広がり、北関東あたりに小旅行にでも来た気分になる。

東秋留周辺散歩の詳細記事はコチラ

釜の淵公園【青梅市】

釜の淵公園は多摩川上流部に位置する。その澄みきった清流は、「多摩川=単なる大きい川」という下流域のイメージからは想像できない美しさだ。公園内には針葉樹もあり、どこか高原のような雰囲気が漂う。

釜の淵公園の詳細記事はコチラ

御岳渓谷【青梅市】

上述の釜の淵公園から多摩川をさらに上流にさかのぼること約10㎞。青みがかった清流と奇岩・巨岩のオンパレードで癒し度の高い御岳渓谷は、遊歩道がシッカリと整備されているため秋川渓谷よりも渓谷美を堪能できる。

秋の御岳渓谷の詳細記事はコチラ

HOMEに戻る