高尾山の夏は暑いor涼しい?6号路で検証してきた【服装についても解説】

ゴツゴツした山道

2020年8月の真夏日、東京都八王子市の高尾山に登ってきた。当日のコンディションは下記のとおり。

・天気は晴れ
・最高気温36℃
・登山したAMは32~35℃
・登山開始はAM10:50頃
・コロナ対策でマスク着用

東京は猛暑日で、外出はなるべく控えるようにとの気象予報だった。

夏の高尾山は涼しい、暑い、ネット上では真逆の感想が飛び交っているが、はたして実際のトコどうなのか。

率直な感想や現地の雰囲気を、動画やたっぷりの写真とともにレポートする。

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高尾山の夏は暑いor涼しい?【概要】

結論、もっともポピュラーな1号路を避けて、6号路を使って登れば、街中よりは確実に涼しい。

6号路はコースのほとんどが沢沿いで、風も水も冷たい。おまけに木々が高く生い茂り、ほとんど直射日光にさらされない。

このため、さすがに登山なので汗ばみはするものの、スタートから終わりまでひたすら滝のように汗がしたたる…というようなことはなかった。

しかし、最後に大どんでん返しの地獄の階段があり、その階段については文句なく暑い&苦しい。

そこで、夏の高尾山については、次のような変則的な楽しみ方をすれば、十分に都内の避暑地としては機能すると思われる。

6号路の途中(琵琶滝)まで行ったら引き返して麓まで戻り、①~③のいずれかを楽しむ(複数選択OK)

  1. 高尾599ミュージアムを見たり麓の蕎麦屋で蕎麦を食べて帰宅
  2. 高尾山口駅直結の温泉「極楽湯」に入って帰宅
  3. 麓からリフトで登りなおしてビアマウントでビールを飲んで帰宅

まぁ、6号路は琵琶滝の先にこそ、メインディッシュ的な景観が待っているのだが、そこまで深入りすれば、地獄の階段が待っている。

「いやー、そうは言ってもせっかく山に来たんだから頂上は見ないと…」と一瞬でも思ったそんな貴方は、6号路を頑張って踏破しましょう。

現地の雰囲気はこちらの動画をどうぞ。長い動画はダルイ…という方向けに、下にShortバージョンもご用意しました。

夏の高尾山6号路の服装について

「6号路は山道なので登山用の服装で」…ネット上でよく見られるが、私は普通の半袖シャツにズボンだった。蚊もおらず、とくに不自由はしなかった。

周囲も見ても、普通の半袖にズボンという格好の方が多かったように思う。(自己責任で!)

問題は靴である。舗装された道がほとんどの1号路と異なり、6号路はこんな感じである。

  • 岩や根っこの上を歩く場面が多い
  • 沢が近く晴れの日でも地面が湿っている
  • しまいにゃ沢の上を進む場面もある

普通のスニーカーやサンダルだと滑ってコケる危険性がある。滑り止めのある登山靴、トレッキングシューズを使おう



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夏の高尾山の様子をもっと詳しく!【詳細】

それでは、夏の高尾山の様子をもっと詳しく見ていこう。

6号路登山開始から琵琶滝まで【まぁまぁ涼しい】

高尾山口駅から歩いてすぐのリフト・ケーブルカー駅。駅の左わきの道を進む。

清滝駅リフト駅にあった風鈴。こーいう粋な演出、好きです。ニッポンの夏って感じ。

すぐさま沢と並んで歩くことになる。実は、高尾山口駅周辺の時点ですでに標高200m。この標高と沢沿いという立地により、苦労することなく、いきなり街中よりは断然涼しい散策となる。

頭上をみあげると、木々に覆われていて直射日光があまり当たらないのも◎道路も舗装されていて、実に快適。

お地蔵様も涼しげ。

6号路スタート~琵琶滝まで【涼やかな散策】

少し歩くと左手に6号路の入口が見えてくる。

ここから先は舗装されていない登山道となる。と言っても、まだまだ悪路な感じではなく、普通のスニーカーで行けそうっちゃ行けそうではある。

いきなりイケメン過ぎる苔。

沢には小さな滝も点在し、水の流れる音もまた涼しい。

直射日光が当たることはほとんど無く、勾配もなだらか。よほどペースを上げて歩かなければ、「暑い…死にそう…」とはならない。

道沿いに小さな洞窟のような「岩屋大師」が見える。

未舗装の道を歩き始めて10分ちょっと。道が二手に分かれる。左に行けば引きつづき6号路、右手に行くと琵琶滝だ。

本来は左に進むところだが、琵琶滝は歩いてホントにすぐなので、ちょっと寄り道してみよう。

体感的にも見た目にもまずまずの涼やかさだ。ここで麓へ引き返せば、往復で30分ほど。これなら、そこまで体力を使うことなく都内避暑可能。「何しに高尾山まで行ったのwwww」と周りにバカにされる屈辱に耐えられればOK!(OK、じゃねえよ)

琵琶滝~とび石まで【軽く汗ばむが沢登りが涼しい】

しかし、私はここで終わるわけにはいかない。この先に何があるのか。涼しいのか。読者の皆様にシッカリと説明する責任(?)がある。

ということで、琵琶滝を後にして、6号路を進んでいく。

ここからは、先に進めば進むほどに、根っこやら岩やら、ぬかるみのレヴェルがUPする。「コンバースで来ました!!」みたいな若人はおとなしく帰ろう。

とは言え、まだまだ勾配はそこまで急ではなく、沢沿いの空気は涼しい。

恐竜でも出てきそうなシダ。

苔もパワーUP。東京離れした苔むした巨木がテンションを上げる。

コースの随所で、沢の水に触れることができる。

水に手をつけると、猛暑日にもかかわらずヒンヤリと冷たい。この冷たい水が流れる沢に沿って歩くので、涼しいわけだ。

大山橋に到着。

小さな大山橋

この先、いくつかこうした小さな橋があらわれるが、橋を超えるたびに道はハードになっていく。

途中からはさすがに汗ばんできて、コロナ対策のマスクも苦しく感じ始める。周りに人がいない間は外して歩く。

コースも終盤、いよいよ「とび石」ゾーンに来ました。ここでは沢の「横」ではなく、沢の「上」を歩くことになる。

とび石エリア

雨の日のあとなどは増水して危険なので、沢登りに慣れている方以外は雨の翌日は避けた方が良さそう。

「とび石」ゾーンは景観的にも、まさに夏の6号路登山のクライマックスと言っていい。

晴天続きのこの日は水が多い!という訳でもなく、水を避けて石や岩の上を選んで歩いて行く。快適、快適。

標高的には500m前後だろうか。なだらかながらも、ここまで高低差300mほどを登っているわけで、快適と言っても汗はかく。ただし、滝のような汗にはならないし、日差し照り付けるアスファルト上の散歩より100倍マシ。

とび石~山頂まで【地獄の階段が登場】

とび石ゾーンを過ぎると、頂上までは距離的にはすぐなのに、ここから山頂まで、高低差が100mほどある。それはつまり、急な階段を意味する…

夏休みの宿題をサボりにサボった子供が、夏休み最後の数日間に死にそうな顔をしながら追い込み作業をするかのごとく。最後の最後で一気に標高を稼いでいく。殺す気か。

インターネッツ界にはご丁寧にも「この階段は何段あるか」数えるという猛者がいらっしゃり、諸先輩方の話から200~300段の間くらいと思われる。

え?正確な数を教えろ?数える余裕などなかったし。え?読者への説明責任?シラネ

階段を登り終えれば文字通り山場は超えたようなものだ。ベンチなどのある広場があり、少し進めば山頂となる。

山頂と言っても599m。高山じゃないので「涼しい~!!」みたいな感想にはならない。

とはいえ、都会の熱風のような不快感は無い。登りきった達成感も相まって、実にすがすがしい気分だ。

だが、はい残念、富士山は見えず。晴れの日だからといって、必ずしも富士山が見えるわけではない。

山頂は木陰も少なく日差しが厳しいので、早々に退散する。

1号路で下山【お目当てはリフト】

下山は6号路ではなく1号路をチョイス。

下山なのでほとんど道を登ることが無いのは当然として、1号路はほぼ舗装路。その上、基本的に木陰を歩く。

なので、6号路のような沢は一切ないものの、大汗をかくこともなく楽々下山することができるのだ。

途中にあった花。ヤマユリかな?

薬王院をとおる。

境内には8月なのに紫陽花が。レンゲショウマも咲く。

山門にも風鈴が。このやさしい音色がまた、耳に心地よい。

6号路の地獄の階段を経ているだけに、「消化試合」感がすごい。あー、楽チン楽チン。

一丁目茶屋付近の眺め。やはり、ガスっててそこまで眺望は良くない。

このまま麓まで歩いて下りてもいいが、今回は避暑目的。せっかくだからコース途中でリフトに乗って避暑気分を味わうことにした。

うむ、スキー場のリフトみたいで見た目も涼やかですな。

まぁ…夏の高原スキー場のリフトのような涼しさではない。が、軽く汗は引くレベルで涼しい。満足、満足。

急こう配の斜面を、とくに安全ベルトなどはせずにグングン進むリフト。やや怖い件。

(ほぼ)ノー汗ーでフィニッシュです。(吉田栄作風に)

夏の高尾山6号路の注意点① トイレについて

夏の登山は水分補給が一層重要なのに、6号路はスタートから山頂までおよそ1時間半、コース途中に一切トイレが無いというサディスティック仕様

「まぁホントに緊急時はちょっと木陰で失礼して」…甘い。木陰もほぼ無い。登山開始前にトイレにシッカリと行っておかないと地獄を見るので注意。

夏の高尾山6号路の注意点② 熊と混雑状況について

平日、猛暑日、コロナ…これらの要素を考えると、1号路はともかく6号路は人が極端に少なそうだな…と少し心配していた。

高尾山では熊の被害は聞いたことが無いが、近くの山域では目撃されている。高尾山もコロナ禍で訪れる人が少なくなったことから、熊がこのあたりまで進出していない保証などどこにもない。

で、ややビクビクしつつAM10:50頃に登山開始した訳ですが。

結論、そこそこ人がいた。決して混雑はしていないが、歩いていて10分以上独りきりということは無かったように思う。

「人がいれば絶対安全安心」ということは無いが、ホッとしつつ登山できた。1号路にいたっては更に人がいた。

ただし、私が登り始めたのが10時50分だったから、というのもあるだろう。早朝だともっと人は少ないと思われる。

ちなみに山頂の混み具合は下の写真のとおり。人はいるが、本来の高尾山の混雑ぶりからは想像できない空き具合。

ただし、真夏日でも土日祝日ともなると、Twitterを見るとそこそこ混んでいる(とくに山頂広場)。コロナの影響も何のその、さすがは東京随一の観光名所だ。

まとめ

高尾山は、6号路については都内の避暑地と言っていいだろう。最後の階段さえ無ければ、という但し書きがつくが…。

琵琶滝で引き返すか、最後まで登りきるかは体力とヤル気と相談して決めよう。



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アクセス・所要時間など

住所
ケーブルカー清滝駅 〒193-0844 東京都八王子市高尾町2208

アクセス
京王線「高尾山口」下車 ケーブルカー清滝駅まで徒歩6分

歩行時間
約3時間

費用
リフトは有料

飲食
高尾山の麓には蕎麦屋がたくさんある。せっかくなので、蕎麦を食べて帰れば避暑気分も盛り上がるだろう。

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