レインボーブリッジ遊歩道を徒歩で往復!JR田町駅~遊歩道入り口も歩く【東京・港区】

レインボーブリッジを望む

2019年9月19日(木)、東京都港区にあるレインボーブリッジ遊歩道「レインボープロムナード」を往復で歩いて渡ってきた。

現地の様子をレポートする。

また、橋を渡ってそのまま帰るのもツマラナイので、レインボーブリッジ遊歩道の徒歩圏内に何があるか?についても紹介する。

レインボーブリッジ遊歩道を歩く【やや怖い件】

「ゆりかもめ」の駅からでないと渡れなそうなイメージのレインボーブリッジ遊歩道だが、実はJR山手線・京浜東北線の田町駅から歩いて20分ほどで遊歩道入口(芝浦口)へと到着する。しかも駅からまっすぐ歩くだけと道順もシンプル。

レインボーブリッジは長大なイメージがあるが、実は歩く距離としては1.7キロほどでしかなく、片道の所要時間は歩いて30分前後。

レインボーブリッジが伸びる先にビル群

起伏もそこまで大きくなく、ベビーカーを押している母親の姿も数組見られたほど。普段から歩き慣れている方なら、そこまで体力的に厳しいコースではないだろう。

遠くにビルが立ち並び、下を船が進む

コース全般的に金網が邪魔だが、橋の低い地点などでは金網もなくなり、なかなかの絶景を楽しみながら歩くことができる。

遠くにお台場をのぞむ

ただし、真横をトラックなどがビュンビュン通り過ぎる。その轟音と風圧も相まって、高さ50m超の橋の上のウォーキングはなかなかスリリングだ。

少なくとも、彼女をデートに誘って「橋の真ん中でプロポーズだ!」とかそんなムーディーな雰囲気ではない。

まぁ、いつもお台場へ「ゆりかもめ」や「りんかい線」でアクセスしているなら、たまには遊歩道を歩いて渡ってみるというのも面白いと思う。徒歩でお台場に行って、帰りは船で帰ってくれば、ちょっとした冒険の一日になる。



レインボーブリッジ遊歩道の様子をもっと詳しく!

それでは、レインボープロムナードの様子をもっと詳しく見ていこう。

JR田町駅から遊歩道入り口まで歩く

芝浦口(東口)から出る。慶応大学のあるほうとは反対側。

芝浦口を出て直進すると、交番もある比較的大きな交差点「田町駅東口」があるので、そのまま直進。道案内は以上!迷うことも無いだろう。

田町駅前

途中、いくつか運河を渡る。

船の止まる運河

レインボーブリッジが見えてきた。なおも直進。

見えてきたレインボーブリッジ

こういう工場地帯的な武骨な光景、好きな人にはたまらないだろう。このまま道なりに行けば、遊歩道入口の案内板が目に入って来る。

セメント工場

レインボーブリッジの輪っか部分。直径300mくらいのデカい輪っかなので写真に入りきらない。

大きくループするレインボーブリッジ

コンテナのあるいかにも港湾な風景。

コンテナが並ぶ

遊歩道の禁止事項。下の方に釣り禁止とあるが、50メートルの高さから釣りをするとか釣りキチ三平でも多分できない。

禁止事項の看板

さて、レインボープロムナードはこんな形をしている。真ん中を「ゆりかもめ」が走り、その両側に車道と遊歩道がある。ということで、遊歩道はノースルートとサウスルートという2つのコースが存在する。

レインボーブリッジを上から見た図

ノースルートからは東京タワーが見える!

内陸方面を向くノースルートからは以下の眺望が得られる。

  • 芝浦ふ頭
  • 東京タワー
  • 晴海ふ頭

まぁ、基本的に目に入って来るのはビル群がメインのルートだ。では、さっそくエレベーターで一気に7階へ。

エレベーター前の空間

外へ出ると、クルマと風と道路が織りなす爆音。ガタガタ、ゴゥンゴゥン!…あらやだちょっと怖い。高いし。

すぐ隣を走り去るトラック

うっかり変な方向にスマホを落とそうものなら、50m下の海面まで豪快に落下する。あるいは大型トラックの車輪の餌食に。スマホを持つ手に力(パワー)が入る。ある意味パワースポット。

金網のはるか下に港と海

橋の中央をゆりかもめが走る。

ゆりかもめ

ノース・サウス両ルートともに言えることだが、コースは随所でこのように海側へ突き出ており、

海側に突き出た空間

ちょっとした展望スポットとなっている。

展望場所の様子

金網に邪魔されずに撮影可能。スマホ・カメラを落とさないように!

展望スポットからの眺め

台場アンカレイジ付近の様子。アンカレイジとは、橋のメインケーブルを固定する重しのこと。このぶっといケーブルを支えているわけですな。

太いケーブルが伸びる

東京タワーと船。

東京タワー

ノースルートは、遊歩道が終始、築地とかそっち方面の内陸を向いている。よって、海は広いなぁ、という感じではない。

海の先にビルが延々と立ち並ぶ

終点の台場口に近づいてきた。高度も徐々に下がり、いつの間にか金網がなくなり、柵もだいぶ低くなっている。「これくらいなら落ちても大丈夫ですよネwww」と試されているような気もするが、何気にまだ海抜20mくらいあるので、落下したらただでは済まない。

橋で分断された空

さらに高度を下げていき、橋をくぐって台場口、ゴールだ。

橋の下の通路

目の前にフジテレビが見える。

フジテレビのある海辺

サウスルートからはフジテレビが見える!

続いてサウスルートで戻ろう。こちらは東京湾の方を向いている。が、お台場をはじめ埋立地がガッツリ広がるので、ノースルート同様に、あまり「広い海」感は無い。

そんなサウスルートからは以下の眺望が得られる。

  • 台場公園
  • フジテレビなどお台場タウン
  • レインボーブリッジの輪っか部分

お台場の観覧車やらフジテレビやら。飛行機も見える。

お台場タウンを望む

台場公園を見下ろす。なんだかラピュタっぽい。

草木が生い茂る離れ小島のような台場公園

外の景色はだいぶ違うが、コースそのものの雰囲気はノースルートと大差ない。

レインボーブリッジサウスルート

レインボーブリッジの輪っか部分が近づいてきたら、ゴールはもうすぐ。

遠くに大きなタンカーが停泊する

埋立地が広がるせいで広大な海…とまではいかないが、ノースルートよりは海が広い。

埋立地が広がる海

ゴールの芝浦口付近の様子。

レインボーブリッジのループ部を見下ろす

北と南、どちら側の遊歩道がオススメ?

変化に富んだ眺めを楽しむならサウスルートが良いだろう。基本的にビル群ばっかなノースルートと比べて、レインボーブリッジのループ部分にビル群に港にお台場にフジテレビに…と色々な要素がある。

一方、下の写真のようにダイナミックに橋を撮りたい場合は、ノースルートのほうがオススメ。

うねるように伸びるレインボーブリッジ

レインボーブリッジは下の地図のように、お台場寄りの部分で逆「へ」の字に曲がっている。そのため、ノースルートのほうがイイ感じに橋の写真が撮れるのだ。

という事で、結論としては「どっち側の遊歩道も、それなりに楽しめます」。

ただ、すぐ隣を走るクルマのドライバーと顔が合って「お、コイツ歩いてるよw」とか思われたくないというシャイな方は、芝浦口から歩くならノースルート、台場口から歩くならサウスルートが良いと思う。クルマの進行方向と同じ向きに進むので、ドライバーの視線を気にせずに済む。

実際に遊歩道を歩くのはどんな人?

平日のこの日、数は少ないながら他のお客さんはいた。どんなお客さんかと言うと…

  • 外国人観光客
  • ベビーカーを押す母子
  • 1人で歩くシニア
  • 音楽を聴きながらランニングする人

意外と、いろんな人が歩いていた。中でも外国人観光客の方がもっとも多かった。そんなこんなで、「自分一人しか歩いてなくて怖過ぎィ」ということはなかった。

料金・時間・自転車・トイレについて

料金は有難いことに無料。

実は営業時間や休館日があったりするので、東京都港湾局のHPで確認してから出掛けたい。

( 東京都港湾局のHPはこちら )

自転車については、レインボーブリッジで貸し出される台車を取り付けて手押しでなら通行可能。

トイレについては芝浦口には建物内に1箇所、台場口も台場公園やビーチにトイレがある。ただし、遊歩道の途中にはトイレはない。30分前後歩くことになるので、事前にトイレは済ませておかないと危険。

【芝浦南ふ頭公園】芝浦口で寄り道。橋を真下から見上げる

遊歩道芝浦口の前の道を海のほうへ進めばすぐ。グランドを取り囲むように散策路が設けられた小さな公園。

グラウンド

こんな角度や、

頭上を伸びるレインボーブリッジ

こんな角度からレインボーブリッジを見上げられる。

斜め下から見上げるレインボーブリッジ

青空を背景に写真を撮ると、地球の上に浮かぶ巨大宇宙ステーションに見えなくもない。

真下からレインボーブリッジを見上げる

【台場公園】台場口で寄り道。ラピュタ的な国指定史跡

今度は、遊歩道のサウスルートから見えていた台場公園に寄ってみる。台場口を出て、レインボーブリッジ沿いに伸びる小径を進んでいけばすぐ。

台場公園を望む

ペリーの黒船に備えて江戸幕府が築いた砲台の跡地で、国指定史跡である。

広々とした草地

隣にはレインボーブリッジが走る。

台場公園の横のレインボーブリッジ

松など木々が生い茂る。

草木越しに海を眺める

うむ。ラピュタっぽい。誤ってバルスとか言わないように。

砲台跡のような構造物



周辺スポット

レインボーブリッジ遊歩道を歩いた後は、以下のスポットも合わせて巡ってみては。

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アクセス・所要時間など

住所
〒105-0000 東京都港区海岸3丁目

アクセス
芝浦口
・ゆりかもめ「芝浦ふ頭」下車 徒歩6分
・山手線、京浜東北線「田町」下車 芝浦口より徒歩20分

台場口
ゆりかもめ「お台場海浜公園」下車 徒歩10分

歩行時間
片道約30分前後

費用
無料

飲食
芝浦口側の田町駅、台場口側のお台場ともにレストランは無数にある。なお、弁当を食べるなら台場公園がオススメ。

地図

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