江戸東京たてもの園を徹底レポ!ジブリっぽい場所や所要時間も解説【東京・小金井市】

江戸東京たてもの園

2019年12月4日(水)、東京都小金井市にある江戸東京たてもの園を散歩してきた。ジブリを思わせる景観や所要時間など、現地の様子を詳しくレポートする。

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目次

江戸東京たてもの園はレトロ建築物のテーマパークだ

突然だが、貴方はレトロな街並みだとか、美観地区だとか聞いて何を思い浮かべるだろうか?

「レトロな景観は好きだが、たいていそんな景観は街のごく一部であって、どうせ数分で散策終了するんだろ?」

はい、そんな貴方にこそ、江戸東京たてもの園をオススメしたい。

まずは現地の雰囲気はこちらの動画をどうぞ。

江戸東京たてもの園は、都内の江戸~昭和の歴史的建造物をこれでもかと30棟ほど詰め込んだ、レトロ建物のテーマパークとでも言うべき施設である。

駅から遠く、バスでないと来づらいのが難点だが、それを補って余りある光景に出会える。

このように、内部を歩き回れる建物もいくつかあり、要所にいらっしゃるボランティアの方が建物の歴史的背景などの知識をていねいに説明してくださる。

歴史好きな方はもちろん、歴史好きではないが、シンプルにレトロな雰囲気を楽しみたいというデートのカップルまで、万人にオススメのスポットである。

アクセス

JR中央線「武蔵小金井」または「東小金井」駅、西武新宿線「花小金井」よりバスにて。

公式HPに画像付きでくわしくアクセス方法が書いてあるので、要チェック。

補足として、JR利用の場合は以下の点がポイントだ。

  • 東小金井駅より武蔵小金井駅のほうがバス便が多いため、時刻表をあまり気にしないで良い。
  • 広大な公園なので周囲にバス停が多いが、降りるのは「小金井公園西口」または「江戸東京たてもの園前」が近い。

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所要時間

たとえ建築物に掲出された細かな解説を読み飛ばしたとしても、すべての建物を回ろうとすると、3時間前後は掛かる。

例えば小金井公園に花見に来たついでに立ち寄るから、そこまで時間が取れない!という場合、少なくとも以下の建物は押さえておきたい。特に景観的に目を見張るものがあるからだ。()内はゾーン名

  • 三井八郎右衛門邸(東ゾーン)
  • 高橋是清邸(センターゾーン)
  • 武居三省堂(東ゾーン)
  • 子宝湯(東ゾーン)

あとは気ままに園内をブラブラして気になった建物をつまみ食いすればOK。

ジブリな景観はどこ?【子宝湯や武居三省堂など】

江戸東京たてもの園には、ジブリっぽい景観がいたるところにある。

スタジオジブリがオフィシャルに「千と千尋の神隠し」の制作にあたって参考にしたと言及している建物は、東ゾーンの子宝湯である。

あとは建物ではないが、劇中の「窓や戸がきしむ効果音」も、江戸東京たてもの園で実際に収録されている。

下記の建物も、千と千尋のモデルと言われているが、真偽のほどは確認できなかった。まぁ、確かにソレっぽい景観ではある。

  • 武居三省堂(東ゾーン)…釜爺のボイラー室
  • 鍵屋(東ゾーン)…千尋の両親が豚にされた食堂
  • 都電7500形(東ゾーン)…カオナシと乗った電車
  • 高橋是清邸(センターゾーン)…千尋の寝室(控室?)

上記以外にも、ジブリっぽい景観はそこかしこに見られるので、探しながら歩くのも楽しいだろう。

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注意点

貴重な歴史的建築物を見学するという性質上、小学生以下の小さくてヤンチャな子供にはあまり向かない。

・建物の中で走らない、騒がない
・触ってはいけないモノは触らない

以上を守れるようなら大丈夫だろう。(私は息子を連れてくるのを断念した)



江戸東京たてもの園の様子をもっと詳しく!

それでは、江戸東京たてもの園の様子を、もっと詳しく見ていこう。

※見どころが多く、以下の詳細は本当に長文なのでご注意を。上の概要の動画でも雰囲気は分かると思う。

江戸東京たてもの園は、ディズニーランドより広い都立小金井公園の中にある。小金井公園は無料だが、たてもの園は入場料がかかる。

江戸東京たてもの園は、都内の江戸~昭和期の文化的価値の高い建築物を移築・復元展示する目的で、1995年に開設された。

その建物の数は30棟にもおよび、その多くが一度バラして運んで、この地で再度組まれたというから感心するほかない。

そんな同園は西・センター・東の3区画に分かれる横に長い形をしていて、東西およそ400m、南北およそ100mほどの敷地にまんべんなく建造物が点在している。

それでは、さっそく西から東に向かって順番に建物を見ていこう。

3棟の古民家

豪農の家や、武士の家など古民家が3棟ある。それぞれ囲炉裏に火を起こしており、煙の匂いがどこか懐かしかった。

干された大根が日本の原風景という感じ。

昭和初期の写真館【常盤台写真場】

スタジオア●スとかでは見られないレトロ感がなんとも。

なんとこのセットを背景に、手持ちのスマホ等で写真を撮っていただける。デートのカップルや子連れなら撮っても面白いだろう。

明治期に増築された洋館【デ・ラランデ邸】

ドイツ人建築家により明治期に完成した洋館。実際にご飯を食べられるレストランも併設されている。

お…お邪魔しま~す…【小出邸】

1925年(大正14年)、現在の文京区に、実業家の小出収氏の隠居所として建てられた住宅。小出氏の子孫により、平成8年まで使われていた。なんだか、金持ちのクラスメイトの家に行ったかのようなドキドキ感。

リアルおぼっちゃま君ワールド【三井八郎右衛門邸】

あの三井家の大邸宅。ホンモノの大富豪の暮らしぶりを垣間見ることができる。ちゃまちゃまのおな~りぃ~!とか聞こえてきそう。

な、なんだこの部屋は。食べログ評価4以上の個室和食レストランの景観にしか見えない。これが個人宅って…。

なんと蔵まで併設されている。時代劇だったら、「お主もワルよのう…」という会話が展開されている雰囲気。

故人も目がチカチカ【旧自証院霊屋】

さて、ここからセンターゾーンに入る。旧自証院霊屋(きゅうじしょういんおたまや)は、徳川三大将軍徳川家光の側室・お振りの方の霊屋(たまや。霊魂がまつってある建物)

おまつりされている方も目がチカチカしちゃいそうな色彩だ。東京都指定有形文化財。

それ何LDKですか【西川家別邸】

大正~昭和初期、多摩地域の養蚕・製糸業が盛んな時代に建てられた、製紙会社の社長さんの隠居・接客用の邸宅。

なんですかこの間取りは。テトリスで一番ちっこいブロックみたいな自分の部屋の間取りが頭に浮かび、暗澹たる気持ちになる。

いやこれ旅館でしょ?個人の邸宅なの?

もはや、城【高橋是清邸】

明治から昭和初期にかけて日本の政治を担った高橋是清の邸宅の一部。

2階にも上がれるのだが、実際にこの場で、青年将校の凶弾に倒れたという。

豪華さもここまで極めると、もはやお城のような雰囲気である。個人的に、建物内部に関しては、江戸東京たてもの園の中でももっとも見ごたえのある建築物だ。

邸宅からは中庭が見え、秋の季節には鮮やかに紅葉する。

リアルおぼっちゃま君ワールドその2【伊達家の門】

立派な門構えの伊達家の門。伊達家と聞くと、戦国時代や伊達政宗をイメージするが、この門の建立は大正時代。

伊達政宗の子孫が東京に建てた屋敷の門だそうだ。ウチは人ひとり通るのがやっとのドアを開けたら秒速で部屋ですからね、スケールが違い過ぎる。

それ何LDKですかその2【天明家(てんみょうけ)】

最後に東ゾーンを回る。

西ゾーンに続き、東ゾーンにも大きな古民家があった。江戸時代後期に現在の大田区に建てられたという農家の家。小金井市指定有形文化財。

またまた登場、何部屋あるんですかシリーズ。自分の家の間取りと比較するのはやめよう。切なくなる。

アマゾンも真っ青、蔵で在庫管理【小寺醤油店(こでらしょうゆてん)】

港区白金で営業していた酒屋さんで、建物は1933年(昭和8年)に建てられた。隣の蔵は在庫商品などを収納するためのもの。

花火屋じゃなくて居酒屋【鍵屋】

1856年(安政3年)に、台東区下谷に建てられた居酒屋。こんな居酒屋あったら行ってみたい。

レトロ感あふれる銭湯【子宝湯(こだからゆ)】

1929年(昭和4年)に建てられた銭湯で、足立区千住で営業していた。当然、いまは営業していない。ので、本来のび太さんだったらしずかちゃんにしばき倒されるところ、オッサンでも女湯に大手を振って入ることができる。

ここで装備していくかい?【仕立屋】

1879年(明治12年)に建てられた仕立屋さん。現代においては、洋服の縫製は異国の工場で大量に行われてますからね、感慨深い。

ジブリ感ただよう文具店【武居三省堂(たけいさんしょうどう)】

1927年(昭和2年)に建てられた文具店。その壁面には、200本近くの筆の入った桐箱が整然と並ぶ。千と千尋の釜爺でも出てきそうな雰囲気である。

お父さん、落ち着いて!【花市生花店(はないちせいかてん)】

1927年(昭和2年)に建てられたお花屋さん。

奥をのぞくとザ・昭和。コレお父さんが怒るとひっくり返すやつですよね、分かります。

本官さん出てきそう【万世橋交番(まんせいばしこうばん)】

明治時代末期、神田の万世橋のたもとに建てられた交番。目ん玉のつながったおまわりさんでも出てきそうな、味わいのある見た目である。

カツオー!【植村邸(うえむらてい)】

1927年(昭和2年)に建てられた建物。

勝手にケーキを食べて、サザエさんに追い立てられたカツオが飛び出てきそうなお部屋の雰囲気だが、ここは磯野邸ではなく、植村邸である。

ある意味オシャレな雑貨屋【丸二商店(まるにしょうてん)】

昭和初期に神保町に建てられた雑貨屋さんの店舗兼住宅。東ゾーンにはこのようなスタイルの建物がいくつか立ち並ぶが、このように建物の正面が平らになっていて、銅板やタイルなどを貼って防火対策を施したものを看板建築というそうだ。こんな外観の雑貨屋が代官山あたりにあったら、インスタ映えに憑かれた方々が大挙して押し寄せそう。

お上品な感じの化粧品屋【村上精華堂(むらかみせいかどう)】

1928年(昭和3年)台東区に建てられた化粧品屋。こんな上品で洒落た化粧品屋で買い物するマダムたちはきっと笑い声も「おほほ」とかだったに違いない。

いつもより余計に回しております!の傘的な【川野商店】

1926年(大正15年)に建てられた和傘問屋。内部では傘の製作工程も展示。

ほとばしるうま味成分【大和屋本店(やまとやほんてん)】

1928年(昭和3年)に建てられた乾物屋さんの建物。入っただけで血液が出汁に変換されそうな乾物のオンパレードだが、今は、こんな乾物屋さんはリアルにはなかなか無いのだろうなぁ。

青梅市よ、どうしてコレを残さなかった…【万徳旅館(まんとくりょかん)】

江戸時代末期から明治時代初期に建てられた旅館。驚くのが、平成5年頃まで青梅市で営業をしていたということである。

もし青梅市が買い取って公共施設にでもしていたら、青梅のレトロな街並みの目玉にもなっていたのではなかろうか。こんなトコに泊まれたらテンション上がるわ。

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江戸東京たてもの園の周辺は公園のみ

前述のとおり、江戸東京たてもの園は、都立小金井公園の中にある。で、周りには、少なくとも歩いて行ける範囲には、公園以外は何もないと思っておいて良いだろう。

ただ、公園しかないと言っても、その小金井公園はディズニーランドより広い敷地面積で、そこそこ広い。有名な桜のほか、初夏のツツジ、初秋のコスモス、秋の紅葉、初春の梅など、四季折々の景観を楽しめるほか、手ぶらでバーベキューができる施設もある。

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また、小金井公園には子供向けの遊具類が充実しており、レンタサイクルを除き無料。コスパの高い遊び場となっている。とくに、ソリのゲレンデは都内では珍しい施設で、子供たちは夢中になって遊ぶ。

ただ、小さな子連れの場合、遊具広場と江戸東京たてもの園を両方回るのは、時間的・体力的に結構ハードだと思う。当日の子供の体力と時間の残り具合に応じて、両方回るか決めたいところだ。

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ランチ・駐車場・所要時間など

住所
〒184-0005東京都小金井市桜町3-7-1(都立小金井公園内)

駐車場
有料駐車場アリ。週末や祝日・休日は混雑し、特にBBQ、花見シーズン、連休などは満車になることもあるので注意。

滞在時間
3時間

費用
有料

ランチ
たてもの園の中に飲食店はあるが、選択肢は少ない。また、小金井公園の周囲にはほとんど飲食店は無い。よって、外食する場合は、場所を変えることも検討して。

気候が穏やかなシーズンなら、たてもの園内や、目の前の小金井公園で弁当を食べるのも良い。

地図

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