東急世田谷線の沿線観光・散歩スポットまとめ【自分の足で歩いたよ】

世田谷線招き猫デザイン

都内では珍しい路面電車、東急世田谷線の沿線スポットを色々と観光、散歩してきたので、感想とともにレポートする。

概要:東急世田谷線の沿線観光・散歩スポットまとめ

東急世田谷線とは

世田谷区東部を縦断する路線で、終点の下高井戸から三軒茶屋まで結んでも5km足らずの短い路線。

この路線は、かつては旧玉川線の一部だったが、1969年に同線の渋谷~二子玉川園間が廃止され、下高井戸~三軒茶屋間だけが残り、世田谷線の名称となった。

近年では豪徳寺の招き猫がメディアでも取り上げられ知名度を増していることから、開通●周年企画時には、本記事一番上の写真のような招き猫仕様の車両が走行する。

東京都内の路面電車といえば、この東急世田谷線と都電荒川線の2つが思い起こされる。しかし、世田谷線は住宅街の中をひたすら走り、路面を走行する場面が少ない。

そのため、荒川線と比べると、路面電車らしい景観に出会える場面は実は少ない。

押さえておきたいスポット

結論から言ってしまうと、世田谷線沿線に「観光名所」と呼べるほどの内容と規模感を合わせ持つスポットはないと言っていいだろう。

近年では、各種旅行ガイドなどで豪徳寺の招き猫が取り上げられることもあるが、いざ行ってみると「これだけ?」となるかも。

ただ、都内では珍しい路面電車に揺られながら、気の向くままに途中下車・散歩するにはうってつけのスポットが点在する。

沿線を観光・散歩するなら、以下のスポットは押さえておきたい。

  • 豪徳寺(とくに紅葉時期)
  • キャロットタワー
  • 世田谷ボロ市(12月と1月の15日・16日限定)

あとは時間と興味に応じて、他のスポットも巡るかどうか決めれば良いだろう。

また、世田谷線は京王線や小田急線、田園都市線に接続し、都心に出やすい。沿線を散策したら、そのまま都心に出ても良い。

世田谷線散策きっぷがお得

1日乗り降り自由の世田谷線散策きっぷがある。普通運賃は150円、対して世田谷線散策きっぷは340円。3回のれば元が取れる。沿線のどこを回るか次第で、買うかどうか決めたい。※2020年1月現在の情報。最新情報は東急の公式HPを参照されたい。

サンチャキューブで情報収集

世田谷線の三軒茶屋駅の目の前に観光案内所「サンチャキューブ」がある。世田谷区内の観光・散歩に役立つ各種パンフレット類が設置されているので、がっつり世田谷界隈を回るつもりなら、活用してみては。



詳細:東急世田谷線の観光・散歩スポットを詳しくレポ!

下高井戸駅 駅前のアーケードがレトロ

世田谷線の終点、下高井戸駅は京王線と接続し、駅前には商店街が伸びる。

また、下高井戸駅前市場という小さなアーケード街が駅前にある。

なかなか良い感じにレトロ感漂う。規模はきわめて小さい。

宮の坂駅 レトロな都電・江ノ電601号の屋外展示

宮の坂駅のホームの真隣に屋外展示されているレトロな都電。大正14年製造。江ノ電に譲渡され、平成2年まで江ノ電として走っていた。

乗ることもできる。

豪徳寺 招き猫に囲まれて

幕末の大名・井伊直弼の墓があるお寺で、大量に置かれた招き猫で近年有名に。ただし、ガイドブックなどでは良く撮り過ぎるあまり、実際に行くと「あれっ…意外とこぢんまり?」となるかもしれない。

紅葉の時期は、まるで京都の古刹ような景観を見せる。できれば、秋の紅葉のシーズンに行くのがベスト。

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豪徳寺の紅葉2019

世田谷城址公園 かつての世田谷城の跡

豪徳寺から歩いてすぐ。かつて存在した世田谷城の一部で、堀や土塁が残されている。

そのため、園内は高低差があるものの、一周しても数分で見て回れる規模。

あくまでお城のあった跡でしかなく、言われてみなければ、単なる小高い公園にしか見えないだろう。歴史好きなら。

住所・アクセス・地図
東京都世田谷区豪徳寺2丁目14番1号
世田谷線「宮の坂」下車 徒歩5分

世田谷八幡宮 土俵や滝のある神社

宮の坂駅が最寄となるが、豪徳寺とは線路をはさんで反対側に位置する。

その創建は1091年にさかのぼるというから、相当な歴史だが、境内は広くはない。

境内には土俵があり、江戸時代には江戸三相撲と呼ばれたという。

境内には厳島神社があり、小さな滝が流れる。

住所・アクセス・地図
〒156-0051 東京都世田谷区宮坂1-26-3
世田谷線「宮の坂」下車 徒歩1分

世田谷ボロ市 400年以上つづく伝統の市

毎年12月の15日・16日、1月の15日・16日に開かれる、400年以上もの歴史を持つ市。700を超える多様なジャンルの露店が出店し、平日であっても大変な賑わいを見せる。

名物の代官餅はマシな時でも30分ほど並ぶ大人気商品。つきたての餅を味わえる。

また、江戸時代のお代官様の代官屋敷もある。こちらはボロ市時期以外でも訪問できる。

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世田谷ボロ市の混雑の様子

松陰神社 吉田松陰を祀る神社

幕末の教育者である吉田松陰を御祭神とする神社。境内には吉田松陰の墓所や石像、寺子屋の模造などがある。

広くはなく、お参りはすぐに終わるだろう。

住所・アクセス・地図
〒154-0023 東京都世田谷区若林4-35-1
世田谷線「松陰神社前」下車 徒歩3分

キャロットタワー 地上120mの無料展望台

世田谷線のもう一方の終点、三軒茶屋駅に直結する複合高層ビル。

26階には無料の展望台があり、世田谷の住宅街はもちろん、都心や横浜方面、晴れた日には富士山まで望める。

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キャロットタワー展望台

三軒茶屋の三角地帯 時が止まったような風景

三軒茶屋駅直結のキャロットタワーの目の前の一角に、三角地帯という怪しげなエリアがある。

このように、時代に取り残されたかのような、グッとくる路地裏に出会える。

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キャロットタワー展望台



飲食について

基本的に住宅街を走る路線なので、途中駅に飲食店は多くはないが、小洒落たカフェが点在する。事前の最新情報のリサーチは必須。また、終点の三軒茶屋まで出れば、飲食店は数多くある。

周辺スポット

目黒天空庭園

三軒茶屋駅から田園都市線に乗り、お隣の池尻大橋駅から歩いてすぐ。首都高の上にドーナツ状につくられた、変わり種の庭園。

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