武蔵陵墓地(多摩御陵)を一般参拝。京都の杉が並ぶ参道を見学【東京・八王子市】

多摩陵の高画質画像

2019年4月16日(火)、東京都八王子市にある武蔵陵墓地(読み方、むさしりょうぼち。旧名は多摩御陵)を見学してきた。現地の様子をレポートする。

武蔵陵墓地(多摩御陵)を見学。京都の杉が並ぶパワースポット

武蔵陵墓地は都内唯一の皇室墓地であり、大正天皇・貞明皇后・昭和天皇・香淳皇后の4つの御陵(皇族のお墓)がある。

その特性上、都内でも唯一無二の空間であり、独特の荘厳な雰囲気に包まれたスポットである。古墳を思わせる大きな半球型の御陵、京都から取り寄せられたという杉の木が続く参道…。

武藏野陵に近づいた様子

正直、観光スポットとして紹介するのも畏れ多いのでは、と思ったものの、実は八王子市が公式に「八王子八十八景」の一つとして選定している。八王子の名前にかけて88箇所をセレクトしたのだろうが、88では多過ぎてスポットの一つひとつがボヤけてしまうのではなかろうか…。現に、この武蔵陵墓地についても、知らない都民は少なくないのではないか。

最寄り駅である高尾駅から徒歩圏内なので、たとえば高尾山など他の八王子市の観光スポットと合わせて一般参拝することも可能だ。(体力に余裕があれば、の話だが。)

武蔵陵墓地の一般参拝の様子をもっと詳しく!

皇室墓地だけに、幽玄な高尾の山奥で厳重な警備に囲まれているのかと思いきや、JR・京王線の高尾駅から歩くこと15分程度で到着する立地である。また、警察が巡回してはいるものの、そこまで物々しい雰囲気は無い。

下の写真のように、入口からしてとても開けた空間であり、スケールの大きさを感じる。なお、駅からさほど遠くはないものの、住宅街を通るため、道に不安な方はスマホのGPS機能を使いながら目指すと良い。

入口の開けた広場

入口の前の参道にはこれもまた見事なケヤキ並木が整然と400mほど続いており、空気が心地良い。

入り口前のケヤキ並木
ケヤキ並木を歩く様子

入口の案内。皇室墓地なので当然だが、宮内庁の管轄である。

入口の案内

入口近くの池の様子。静かな水面に映える草花が美しい。

池の水面に木々とピンクの花が映りこむ様子

参道には玉砂利が敷き詰められ、その両脇は大きな杉がたくさん植えられている。この杉は普通のそこらの杉などではなく、京都から取り寄せられた北山杉という“ブランド杉”だという。東京都民は「そうだ、京都に行こう」と思い立ったら、なんと高尾まで足を運ぶだけで京都の香りに触れられるのである。

参道の杉を眺めた様子

武蔵陵墓地は八王子の住宅街のただ中にある。だが、杉を中心とした木々が背が高く、数も多いため、中へと進めば民家などは見えない。静かな空気で荘厳な雰囲気を醸し出している。

玉砂利が敷き詰められた参道を歩く

御陵内はそれほど入り組んではいないが分かれ道があり、このように分かれ道には案内板もある。しかし、杉の植わった参道が続き、敷地のスケールが大きいため迷いそうになる。ただ、そうは言っても参拝時間は30分とかからないと思う。

分かれ道の案内板

昭和天皇の御陵、武藏野陵(むさしののみささぎ)。壮大過ぎてもはやお墓には見えず、史跡のような印象すら受ける。それもそのはず、敷地内の4つの御陵は上円下方墳という形式で建造されており、紛れもなく古墳の形なのである。なお、今回訪問したのは桜の季節ではあったが、全体的に敷地内の桜は少なく、木の種類としては杉が主体となっている。

武藏野陵と桜
武藏野陵に近づいた様子

隣には、武藏野東陵(むさしののひがしのみささぎ)という香淳皇后(こうじゅんこうごう)の御陵がある。

武藏野東陵
武藏野東陵に近づいた様子

続いて、生い茂る杉並木を通り、大正天皇の御陵である多摩陵(たまのみささぎ)へと進む。方向感覚を失う不思議な場所。

鬱蒼と生い茂る杉並木

まずは貞明皇后(ていめいこうごう)の御陵である、多摩東陵(たまのひがしのみささぎ)を参拝。

多摩東陵

その隣には、大正天皇の御陵である多摩陵(たまのみささぎ)。

多摩陵

杉の並木を歩き、入口へと戻る。中央やや左に人が写っているが、杉の高さはこの通りだ。

杉並木の下を歩く人

京王線で一駅先の高尾山は、今や外国人観光客も多い超有名観光地である。しかし、そのすぐ傍にこのような皇室墓地が広がっていることを知らない方も多いのではなかろうか。パワースポットなどという安っぽいネーミングでは言い表せない雰囲気が、そこにはある。

参拝の仕方【おまけ】

現地の案内はもちろん、宮内庁の公式HPや「皇室墓地 参拝 仕方」「皇室墓地 参拝 方法」で検索しても、オフィシャルな参拝方法というのは見当たらない。

そもそも神社でもないため、二礼二拍手一礼のような、型にはまった参拝方法は無いと思われる。

とくに堅苦しく考えることなく、静かに手を合わせれば良いだろう。

周辺スポット

武蔵陵墓地の一般参拝を終えたら、合わせて他のスポットも巡ってみては。

高尾山

武蔵陵墓地の最寄り駅である高尾からは、京王線で一駅先と近い。超定番の観光地。紅葉シーズンはじめいつ行ってもソコソコ混んでいる。

\ 詳しくはコチラ /

関連記事

概要:高尾山の紅葉について【ルート・見頃時期・混雑状況・服装も解説】 全山真っ赤な紅葉だらけ…というわけではない まずは現地の雰囲気をこちらの動画でどうぞ。 https://youtu.be/HQGOvckzf8k 実は、高[…]

高尾山の紅葉2019年

多摩森林科学園

武蔵陵墓地からは徒歩圏内。春の桜シーズンならば、桜がそれほど無い高尾山よりもこちらの方が断然オススメ。「桜の山」感がある。国立の研究機関なのでお堅い施設名だが、実際に行ってみると普通にハイキングすることになる。

\ 詳しくはコチラ /

関連記事

2019年4月16日(火)、東京都八王子市にある森林総合研究所 多摩森林科学園に行ってきた。目的は桜の鑑賞だ。見頃期・開花状況とともに、現地の様子をレポートする。 多摩森林科学園は、東京の花見山とでも言うべき、桜が比較的多い山道をハイ[…]

咲き競う多摩森林科学園の桜

陵南公園~南浅川の桜並木

手間には桜の枝、その奥を泳ぐ鯉のぼり

これまた桜シーズン限定になるが、タイミングが良い年は、鯉のぼりと桜のコラボレーションを楽しめる都内でも珍しいスポットだ。武蔵陵墓地からは十分歩いて行ける。

\ 詳しくはコチラ /

関連記事

2019年4月16日(火)、東京都八王子市にある南浅川・陵南公園の桜を見に散歩してきた。 同じく八王子市にある観光名所・高尾山と比べるとだいぶマイナーな穴場的なスポットだが、桜シーズンについてはなかなか壮観な眺めを楽しむことができる。[…]

手間には桜の枝、その奥を泳ぐ鯉のぼり

立川界隈

電車を使えば立川駅はそこまで遠くはない。立川駅を起点に、周辺に見どころが点在する。

\ 詳しくはコチラ /

関連記事

立川市と、その周辺の観光・散歩スポットに行ってきた。名所から穴場まで、現地の様子をレポートする。 CONTENTS 立川市ってどんなとこ? 立川市は、都心からは少し離れた、東京都の中央やや西よりに位置する都市。23区ではなく、多摩[…]

東京の観光穴場まとめ【合わせて読みたい】

武蔵陵墓地をご存知の貴方におくる、ナイスな東京の穴場スポットまとめ。

\ 詳しくはコチラ /

関連記事

十数年と東京に住んできた私が、実際に足を運んで「ここ面白い!」と感じた東京の穴場的スポットの感想をつらつらと語っていくコーナー。 東京の観光穴場の定義 ※個人的な解釈です 各スポットを紹介するにあたって、下記の条件を設定し、これらの3条[…]

アクセス・所要時間など

アクセス
JR中央線・京王線「高尾」下車 北口より徒歩約15分

滞在時間
約25分

費用
無料

飲食
反対側の高尾駅南口ならば飲食店が多少ある。ただ、せっかく自然が多い場所なのだから、武蔵陵墓地から歩いてすぐの多摩森林科学園や陵南公園、一駅先の高尾山などで行楽弁当を食べるのが良いと思う。

地図

HOMEに戻る

多摩陵の高画質画像
東京チカーバ最新情報はTwitterをフォロー!