矢川緑地保全地域は東京離れした湿原だった。初秋にはヒガンバナも
2019年9月26日（木）、東京都立川市にある矢川緑地を散策してきた。
矢川緑地は立川市にある東京都指定の保全地域だ。
コースの大半をせせらぎに沿って歩く。周囲には民家が沢山あるが、水の透明度は極めて高く、心地良い。
なんと彼岸花も咲いていた。数はそこまで多くはないけれど。
ここだけ切り取ると、東京とは思えない湿原。が、正直、規模は小さい。
ここだけのために遠方から訪れるのは微妙な規模感かもしれない。多摩地区観光、立川駅周辺の散策や、IKEAでのショッピングのついでにどうぞ。
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矢川緑地保全地域の散策の様子を詳しくレポ！
それでは、現地の様子をもっと詳しく見ていこう。
最寄り駅であるJR矢川駅前。畑も見え既にちょっとのどか。
南口を出て道をまっすぐ進む。大きな十字路、「矢川駅入口」交差点を渡らずに右手に曲がる。
やがて右手に川が見えてくる。これが矢川で、この川をずっと辿っていくと、やがて矢川緑地保全地域に到着する。
矢川は護岸され人工的だが、非常に透明度が高い。
民家に囲まれているので風情はないものの、所々に畑があったり水の音が聞こえたりして、清々しい気分になる。
やがて正面に小学校の見えるT字路にぶつかるので、左に曲がる。
ここからの道は曲がり角が多いが、川を目印に、川に沿って進めばOK。
小さな魚が泳いでいるのがよく見える。それくらいの水の透明度。
遠くを走る南武線と矢川。この界隈は本当に畑が多い。
このように川沿いには民家が並んでいる。
道路の左手に雑木林。川に沿って保全地区に入る。
昭和52年に保全地区に指定された矢川緑地は矢川の上流部に位置し、雑木林と湧水、湿地からなる。
保全地区の面積は約2万平方メートル。単純計算で一辺200ｍの正方形の敷地なので、そこまで広大というわけではない。
数は少ないが 彼岸花も咲いていた。写真を撮る人が他にいなかった。東京のヒガンバナスポットとしては穴場と言えるのでは。
鴨が気持ち良さそうに泳いでいた。
もうすぐ10月だというのに セミがたくさん鳴いていた。また、さすがに水辺なので蚊がそこそこいる。虫除けはあったほうが良い。
やがて湿地と木道が現れる。
湿地に映り込む初秋の空が爽やかだ。
湿原から生えた木々が東京とは思えない景観をつくっている。
尾瀬に行ってきたといったら信じられそうな風景ではある。
ただ、この景観は距離がとても短く、アングルによっては民家もシッカリ見える。期待し過ぎないで気軽に訪ねるのが丁度いい。
保全地域を出て、みのわ通りという道路に出る。このように通りのすぐ横に緑地が広がっていたわけだ。
みのわ通りをはさんで反対側には矢川弁財天が見える。通りが一段高い位置のため、眼下に見下ろす形となる。まるで箱庭のような不思議な光景。小さな社寺をこんなアングルで眺められる場所はあまりないのでは。
矢川緑地からみのわ通りに出たら、通りを右手にまっすぐ進めばやがて西国立駅だ
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アクセス・所要時間など
住所
〒190-0021 東京都立川市羽衣町３丁目２６−６
アクセス
JR南部線「矢川」下車 南口より徒歩17分
歩行時間
約1時間
費用
無料
飲食
あまりお弁当を食べられる場所はない。外食をするなら立川駅まで出れば選択肢は豊富にある。
地図
※実際歩いたコースと若干異なる。特に、グーグル上では矢川緑地保全地域の小さな小径は無いことになっているため、緑地沿いのルートになってしまっている。