2021年2月19日(金)、東京都稲城市にある妙覚寺に梅を見に行ってきた。
開花状況や例年の見頃期、アクセス、現地の雰囲気を、動画やたっぷりの写真とともにレポートする。
妙覚寺、梅かほる「花の寺」が京王よみうりランド駅近くにあった【概要】
この光景、まさに「花の寺」。
「雰囲気は良いが…奥多摩や秋川あたりの、駅から離れた山のふもとにでもあるんでしょ?気軽には行けなさそう…」
いいえ。京王線の京王よみうりランド駅から歩いて5分くらいのとこにあります。
お寺は小ぢんまりとしていて、梅の木の本数だけで言えば、湯島天神や亀戸天神、谷保天満宮などの梅名所の神社には到底かなわないかもしれない。
だが、そうしたいわゆる「梅の名所」とは異なり、こちらは観梅客でごった返す事のない穴場。ゆったりとした空気のなか観梅できる。
コンパクトがゆえ、梅の木の密集感も素敵。
また、最寄りが京王よみうりランドであることからお分かりの通り、近くにはよみうりランドが運営する最新型植物園「ハナビヨリ」もある(後述)。
山奥にあるお寺さんではないので、まわりに他のスポットが皆無、という事はない。コロナ禍において、梅の名所は外してゆったりと観梅したい方にオススメだ。
現地の様子はコチラの動画をどうぞ。
開花状況
2021年2月19日、訪れた当日の開花状況は5分咲き前後だった。
例年の見頃期
例年の見頃は2月下旬~3月上旬頃だ。
稲城市観光協会のTwitterで開花状況を発信されているので、お出かけ前にはチェックしておくといい。
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妙覚寺の梅の様子をもっと詳しく【詳細】
それでは、現地の様子をもっと詳しく見ていこう。
行き方
京王よみうりランド駅改札を出たらそのまま高架下を直進。
横断歩道に着いたら、左手を見てみよう。墓地とともに、さっそく梅の花が目に入ってくるだろう。そこが妙覚寺だ。
駅から近い!
梅の様子
道路を歩いていると、いきなりお堂へと通じる階段が現れ、その脇を梅が彩る。
駅近なので、道路や電車などの往来の音は聞こえるが、訪れる人はまばらで、のどかだ。
階段を登りきるとお庭とお堂が目に入る。
日本昔ばなしとかに登場しそうな雰囲気。
ご住職の奥様に伺った所によると、お爺様がみんなに見て貰いたいという事で梅の木々をたくさん植えられたのだそう。
リアル花さか爺さんストーリーだ。
そんな梅の木々も、庭師さんの高齢化等により手入れが難しくなっているとか…。稲城市観光協会の皆さま、出番ですぞ!
本堂の右手、墓地の続く階段をのぼり鐘楼のあたりまで上がると、梅の木々を眼下に捉えることができる。
お寺の門を出て、遠くに目を凝らすと…
よみうりランドのゴンドラが動いているのが目に入る。
巨人への道から眺める
妙覚寺と合わせて訪ねやすいよみうりランド併設の植物園「ハナビヨリ」。
行き帰りには無料シャトルバスが便利なのだが、ここでバスを使わずに「巨人への道」なる細い階段を歩くと、眼下に妙覚寺の梅の花々を捉えることができる。
写真じゃ分かりにくいなァ。拡大。
さらに拡大!お堂がお分かり頂けただろうか?梅が満開のときには、周りがもっとピンク色なのかな。
地図で言うとコチラ。
けっこう急な階段なので、ハナビヨリに行った帰りの下りルートがおすすめ。
なお、「巨人への道」はよみうりランドのゴンドラのルート沿い。ということは、ゴンドラに乗っても妙覚寺の梅を見おろすことは可能だと思われる。
余談も余談だが、読売ジャイアンツなんで「巨人への道」です、はい。
実は紫陽花の穴場でもある
妙覚寺は梅のみならず、実は梅雨時期のアジサイもかなり見事だった。
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周辺スポット
下記スポットにも合わせて行ってみては。
ハナビヨリ
よみうりランド運営の最新型植物園。妙覚寺からは歩いていけるほか、駅前から無料シャトルバスも出る。
植物園なのにカワウソがいたり、綺麗なスタバがあったり、仏塔がたくさんあったり、日本最大級のフラワーシャンデリアにプロジェクションマッピングを当ててみたりと、「インスタ映え狙ってます!」的なやや若いノリだが、
まだまだ花の少ないこの季節でも、梅をはじめ、たくさんの花を鑑賞できる。
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谷保天満宮
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アクセスなど
住所
〒206-0812 東京都稲城市矢野口2454
アクセス
京王線「京王よみうりランド」下車 徒歩5分
費用
無料
飲食
飲食店は多くはないので、事前にリサーチしておきたい。なお、東京チカーバ副編が妙覚寺のすぐ近くで発見したとんかつ屋さん、美味しかったそうです。
余談だが、Googleマップは広域表示では表示されない飲食店も、ズームアップすると表示されるようになることも。
飲食店の少ないエリアでは、地図を拡大表示して探してみるのも手だ。