神代植物公園バラフェスタはバラ以外にも注目!開花状況と見頃期も解説【東京・調布市】

赤、白、オレンジ、ピンク、黄色、色とりどりのバラと奥には雑木林。空は青空。

東京都調布市にある神代植物公園のバラ園は、都内最大級のバラ名所。春と秋の年2回、バラフェスタが開かれる。

開花状況や例年の見頃期、現地の雰囲気を、動画やたっぷりの写真とともにレポートする。

また、周辺スポットについても本記事後半で解説しているので、「神代植物公園バラフェスタに行った後は何する?」のヒントになればうれしい。

まずは現地の雰囲気はこちらの動画をどうぞ。下の動画は秋バラの様子だ。

開花状況

2019年5月17日の春バラの様子。開花状況としては満開、見頃だった。

ピンク色のバラと青空。

2019年11月1日の秋バラの様子。最盛期は過ぎていそう。春とくらべて花数が寂しいのは、台風の影響もあるだろう。

例年の見頃期

春バラ
・花の数…5,200株
・例年の見頃…5月中旬~5月下旬

秋バラ
・花の数…5,000株
・例年の見頃…10月中旬~10月下旬

開花状況の最新情報はTwitterなどで確認してから出かけたい。

神代植物公園バラフェスタはバラ以外にも見所多し

駅からは遠く、バス利用となるのが難点だが、せっかく神代植物公園に来たならバラ以外にも目を向けたい。

元々は東京の街路樹を育てるための施設だったという歴史もあり、樹木が多い。森林浴を楽しめる。

新緑が美しい雑木林

バラ園の前にある大温室も侮れない。とくにベゴニアの部屋はSNS映えしそうなカラフルな世界が広がる。

また、神代植物公園に隣接して、都内ではなかなか広い境内を持つ古刹、深大寺がある。バラを見るだけにとどまらず、温室の花を楽しんだり、古刹巡りをしたりと散策の幅が広いのが神代植物公園の薔薇の良いところだ。

深大寺など周辺スポットについては、本記事の終わりのほうにリンクを貼っておく。合わせて参照されたい。

神代植物公園のバラ園の様子を詳しくレポ!

それでは、見頃を迎えた春バラ香る神代植物公園の様子を、もっと詳しく見ていこう。

※下の写真はすべて2019年5月撮影

バラ園の様子

バラ園の隣には国際ばらコンクール花壇がある。ここでは新品種が展示されている。入口に薔薇のアーチ。

バラでできたアーチ
膝くらいの高さのバラの新種が整然と並ぶ

バラ園は四方をそれぞれ、大温室、神殿のような建物、藤棚、バラの壁で囲まれている。それぞれ見ていく。

大温室はこのように特徴的な形をしている。

右斜めから見た大温室
左斜めから見た大温室

バラ園をはさんで大温室の反対側には神殿のような建物がある。

バラのが咲き誇る庭園の奥に小さく見える三角屋根の建物

少しだけだがイスとテーブルが置かれており、休憩ができる。神殿の後ろは雑木林となっている。

建物に近づいた様子。下では休む人々

続いて、バラ園の側面を見ていく。片側は藤棚が続いている。

バラ園から見た藤棚

藤棚の下にはベンチが置かれており、日差しを避けてバラ鑑賞ができる。

真横から見た藤棚

バラ園側面のもう片側はバラの壁が続いている。ベンチもあるが、暑いため座る人は少ない。

バラが巻き付いた鉄線の壁

バラ園の中央には噴水がある。

斜めから見た噴水

噴水の周りにはバラは植えられていない。

いくつもの水しぶきが2列になった噴水

噴水を取り囲むように通路があり、通路を挟んでバラ園が広がる。

通路の右側にはバラ、左側に噴水、通路の奥に大温室
通路の右側にバラ、左側に噴水、通路奥に神殿風の建物

大温室側から見たバラ園の全景。バラ園自体の広さは100×80mほどだろうか。東京都内では大きいバラ園ではあるが、足が棒になるほど広大、というほどではない。

大温室の前の様子

神殿側から見たバラ園全景。

神殿風の建物に上って、バラ園を見下ろす

バラ園以外の見どころ① 大温室

バラに見とれてスルーしがちな大温室だが、なかなか見ごたえがある。

雲の多めの青空、その下には大温室、目の前にはバラ

中には熱帯の植物がある。

サボテンも展示されていた。

ハスの花が咲いていた。

特筆すべきはベゴニアの部屋。何ともカラフルな花々が、所せましと咲き誇っていた。ほぼ年間を通して咲いているそうだ。

天井からもせり出して吊ってあるので、ぶつからないように避けながら歩く。

バラ園以外の見どころ② 雑木林

バラ園の周りは雑木林になっている。

背の高い木々

木陰で弁当を食べるのも気分が良い。

木々の間にあるテーブルとベンチ

雑木林を歩いていると、深大寺門に辿り着いた。その名の通り、門を出ればすぐに深大寺だ。

木々に囲まれ鬱蒼とした深大寺門

門を出てすぐに深大寺名物の蕎麦屋の一角がある。深大寺周辺には蕎麦屋が多い。

木々の中に2軒の蕎麦屋

バラ園以外の見どころ③ 菊とダリアの花【秋限定】

10月下旬から11月中旬にかけて、公園入口付近で菊の展示「菊花大会」が開かれる。

9月から11月にかけて、ダリア園ではダリアが咲く。

菊もダリアも、バラに比べれば規模感はきわめて小さいが、せっかく秋バラを見に来たのなら、合わせて鑑賞したい。

周辺スポット

見頃を迎えたバラを鑑賞したら、以下のスポットも合わせて訪ねてみては。

深大寺

神代植物公園に隣接する自然豊かな名刹。そばが有名で、参道には何軒もの蕎麦屋が並び風情がある。合わせて散策すれば半日以上の観光となるだろう。

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赤い傘の掛かったお店と、前を流れるせせらぎ

調布市総合体育館

神代植物公園の北側に隣接する体育館。実は、このコンモリした丘の下に体育館が「埋まっている」。なぜそんな立地なのか、それには理由があった。

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コクピットと丘

JAXA調布航空宇宙センター

神代植物公園からは少々歩くが、戦後発の国産旅客機のコクピットに乗ることができる。

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コクピットと丘

アクセス・所要時間など

アクセス
・小田急バス「調布駅13番乗り場」より吉祥寺駅または三鷹駅行き乗車 「神代植物公園前」下車
・京王バス「調布駅14番乗り場」より深大寺行き乗車 「神代植物公園前」下車
・京王バス「つつじヶ丘駅北口」より深大寺行き乗車 「神代植物公園前」下車
・小田急バス「三鷹駅2番乗り場」または「吉祥寺駅4番乗り場」より調布駅北口または深大寺行き乗車 「神代植物公園前」下車

滞在時間
約1時間

費用
有料

飲食
公園内で弁当を食べるか、深大寺で蕎麦を食べても良い。なお、弁当の場合は用意しておかないと、公園周辺で現地調達できるようなお店は無さそうだ。

地図

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