概要:吹上しょうぶ公園・都内最大の菖蒲名所へ。見頃期・開花状況も報告
2019年6月14日(金)、東京都青梅市にある吹上しょうぶ公園に菖蒲を見に行ってきた。訪れた当日の開花状況は満開で見頃だった。
吹上しょうぶ公園の菖蒲の数は、およそ30,000株であり、例年の見頃は6月上旬~下旬頃だ。
開花状況は公式ホームページでチェックできる。
30,000株というのは恐らく都内では最大の規模であり、都内に限って言えば、14,000株の水元公園とともに抜きんでた規模だ。
ただ、花の密集度合いは、江戸川区の小岩菖蒲園のようなビッシリと密集した印象は受けない。( 小岩菖蒲園の記事はコチラ )また、広さも広大というほどではなく、ゆっくり回って所要時間は20分ほどだろう。
マンションなどの邪魔な建築物が一切目に入らないのは良い。都内で一番自然環境が豊かな菖蒲園と言えるだろう。

しかし、その裏返しで、都心からのアクセスという点では区部の菖蒲園に劣る。東京駅から最寄りの東青梅駅まで1時間以上。そこからさらに歩いて20分弱かかる。
また、都心と異なり周辺スポットは少ない。徒歩圏内ならアジサイ咲く塩船観音を合わせた散歩コースを設定してみるのも良いだろう。( 塩船観音寺のアジサイの記事はコチラ )

あとは電車でお隣の青梅駅周辺の観光も考えられるが、地味と言えば地味。( 青梅散歩の記事はコチラ )

花を見に行くのだから、菖蒲以外なにも無くてもOK!それくらいの気持ちなら、一度訪ねてみても良いだろう。
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詳細:吹上しょうぶ公園の菖蒲園の様子を詳しくレポ!
最寄りはJR青梅線の東青梅駅だ。北口より出る。

駅前にはスーパーがある。

駅正面の道を行き、

通りを右に曲がって進む。

東青梅二丁目交差点で向かって一番左の道に進む。

東青梅二丁目交差点から一つ目の信号を左折。

川を渡って突き当たるまで直進。

光明寺交差点の横断歩道をわたって右手に進む。

案内があるので見落とさずに。

案内に従って左に曲がって進めば、左手に吹上菖蒲園だ。ちなみにこのまま直進すれば塩船観音の参道へと続く。

菖蒲園の前には池があり、

池の奥に受付がある。

入園料を払い、さっそく菖蒲園へ。

あれ?思ったよりは広くないな、というのが正直な感想ではある。

園内には木道が張り巡らされており、

菖蒲を鑑賞しながら、

ゆったりと谷戸の風景を楽しむことができる。

少ないながら、簡易ベンチも。ただし、6月の日差しは暑い。

菖蒲もゆったりと植えられている印象で、小岩菖蒲園のようなビッシリ感はあまり感じない。

また、菖蒲田すべてに菖蒲が植わっているわけではなく、連作障害防止のため、敢えて休耕田にしている菖蒲田も。

さて、入口に戻ることにする。コースが単純な一本道ではないのは飽きなくて良い。

園内にはテントがあり、軽食が売られている。持参した弁当を食べることもできる。

行ってみると、テント付近は少しだけ高い場所になっており、

菖蒲園を見渡すことができる。


のどかな谷戸の菖蒲を十分に堪能できた。ちなみに、園内ではアジサイはほとんど見られなかった。

菖蒲園を出て目の前の道路を左に進めば塩船観音だ。そちらならアジサイが多少まとまって咲くので、時間に余裕があれば合わせて訪ねると良い。吹上しょうぶ公園からは歩いて20分ほどだ。
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アクセス・所要時間など
●アクセス
青梅駅「東青梅」下車 北口より徒歩20分
●歩行時間
約1時間10分
※塩船観音と合わせて散歩すると、駅から駅までで約2時間50分の歩行時間
●費用
有料
●飲食
東青梅駅含めて、周辺に飲食店は少ない。お隣の青梅駅、河辺駅には多少飲食店はあるが、多いわけでは無いので事前に調べておくか、食事は別の場所でと割り切るのも賢明。
弁当の場合、土日祝日は混雑で菖蒲園内のテントに座れない可能性もある。その場合、塩船観音で食べるという選択肢もある。塩船観音は木々が多く木陰も多い。