消防博物館の混雑状況|子供だけじゃなく大人向けマジ展示にも注目!【東京・新宿区】

消防博物館の館内

2019年7月14日(日)、東京都新宿区にある消防博物館に子供と行ってきた。

混雑状況や所要時間とともに現地の様子をレポートする。

また、後述するとおり、そこまで見学に多くの時間は必要としない。そのため、時間を持て余さないように、周辺スポットについても解説する。

消防博物館は子供だけじゃなく大人向けマジ展示にも注目!

消防博物館は、江戸時代から現代にいたる消防の歴史に触れつつ、消防車や消防ヘリに乗ったり、ちょっとしたゲームも出来る博物館である。

博物館とうたうだけあって、大人の鑑賞にも耐える展示物が多く、逆に言えば子供の遊び場になりそうなコーナーは限定的だ。(後述)

親目線で魅力的なのは、丸ノ内線四谷三丁目駅に直結しているため、雨でも濡れないのは嬉しい。入館も無料

対象年齢【子供連れの場合】

子連れなら対象年齢は未就学児~小学生中学年くらいだろう。

混雑状況

平日はもちろん、GWなどの連休や土日でも混雑してない!という口コミの多い消防博物館だが、3連休の真ん中のこの日、それなりに混んでいた

特に、アトラクション系のコーナーは数が少ないだけに長蛇の列ができる。

ただし、建物を全体的に見れば大混雑という程ではない。そもそも小さな子供が遊べる階は実質3階がメイン。そこに子供が集中するため、混雑する場所も限定されてくる、というわけだ。

まとめると、

  • 大人向けの展示階は休日でもそこまで混まずに見学可能
  • 子供向けコーナーの混雑は、とくに土日祝日は覚悟

所要時間

滞在時間は1~2時間程度だろう。そこまで時間を要するスポットではない。まぁ、無料だし駅近なので、そこまで期待せず気軽に出かけると良いだろう。

なお、都庁の展望台も地下鉄を使えばそう遠くは無い。子供連れの場合、消防博物館だけでは時間を持て余すようなら、消防博物館→都庁展望台→都庁の目の前の新宿中央公園の遊具広場で遊ぶのが財布にやさしいコース。これで時間を持て余すことはまず無いだろう。

なお、都庁展望室と新宿中央公園については本記事の終わりのほうにリンクを貼っておく。



消防博物館の様子をもっと詳しく!

それでは、消防博物館の様子をもっと詳しく見ていこう。

【地下1階】丸ノ内線の四谷三丁目駅に直結

最寄り駅である丸ノ内線四谷三丁目駅の2番出口に行くと、地下に消防博物館の入り口がある。駅直結というか、もはや駅と一体化しているような駅近立地だ。消防博物館はこの地下1階か1階で受付を済ませる必要があるが、入場料はかからない。

消防博物館の地下入口

地下1階には大正~平成の消防車が6台ほど展示されているほか、こんな記念撮影用のミニ消防車も。

ミニ消防車に乗る子供

地下1階と1階は吹き抜けになっており、階段を上れば消防車を眼下に見下ろすことができる。

上から眺めたレトロな消防車
はしご車を上から見下ろす

見上げると消防ヘリコプター。

吹き抜けから上を見るとヘリ、下を見ると消防車

【1階】ヘリも展示された受付

1階には消防ヘリコプターが吊られている。

消防ヘリコプターが吊られた1階の様子

さて、展示物があるのは主に3、4、5階で、エレベーターで行くこともできるが、昼寝や夜更かし防止のために子供・孫を疲れさせたい場合は階段利用がオススメである。持ち込み飲食が可能な10階まで階段で上り下りすれば、そこそこ疲れてくれるだろう。ただし、大人も疲れるという諸刃の剣ではある。

タイル張りの階段

【3階】もっとも子供向けのフロア

一般の立ち入りが出来ない2階を飛ばして3階へ。3階は未就学児~小学校低学年にとってはメインゾーンとも言えよう。

ボタンを押すと消火活動の子芝居がはじまるショーステージ。一通り子芝居が終わった後、機械が次回の準備を終えるのに5分ほど掛かる。

小さな人形劇のようなステージ

まぁ、こんな感じでちびっ子たちは火事に群がる野次馬状態であり、親がちゃんと見てないと次にボタンを押す順番で揉めそうではある。やはり3階だけ段違いに混雑している。

ステージを熱心に眺める子供たち

他にも、お約束のコスチュームを着て、

ハンガーに掛かった小さな消防服

コスチュームのすぐ近くの消防車に乗り込んで撮影も可能。

消防車に乗って記念撮影する子供

消防ヘリに乗り込むこともできる。

屋内の消防ヘリコプターに乗って遊ぶ子供たち

近くにはこんなミニシアターがあったり、

小さなモニターで消防に関するアニメを上映

大人向けの本気な展示物もあるため、親は親で休憩したり、鑑賞したりしたいところだが、

模型が展示された通路

順番待ちを要するコーナーがあるため、小さい子供からは目が離せない。

消防装備が展示された通路

3階で一番人気はやはりコレだろう。

消火ゲームを楽しむ子供

消防車を運転して現場まで駆け付け、放水銃で火を消すという、高得点を出したらパジェロでも当たりそうな平成初期のノリのアトラクションである。

画面に映し出された火事のビル

だが、さすがにこの行列だとやる気にはならない。しかも1組あたりの所要時間はそこそこ長く、「これくらいなら並べるかな」とタカをくくると、親子ともども泣きを見るハメになるから注意。

何人も並ぶ大人、子供

【4階】シッカリ博物館な展示物

さて、続いて4階を見てみよう。歴史を感じさせる馬の消防車など、4階はいかにも博物館といった感があり、ちびっ子がハシャぐ要素はあまり無い。実際に子供も減り、先ほどの3階の混雑が嘘のようだ。

馬が引く消防車

逆に大人がじっくりと見学したいくらいだが、

人力車のようなレトロな消防車

小さな子供は火の回り同様に、決して待ってはくれない。

木製の渋い消防車

足早に通り過ぎる。

古めかしい消防バイク

【5階】大人向け展示多いが消防ヘリに搭乗可能

5階も4階同様に静的な展示物メインで大人向けではあるが、

江戸の消火風景を再現したミニチュア

屋外に消防ヘリコプターがあり、操縦席に座ることができる

屋外の消防ヘリに乗って遊ぶ子供

残念ながら、雨の日は外への扉が閉鎖され、ヘリに乗ることはできない。

屋外への扉

6階は都度テーマを変えて企画展が行われるが、この日は準備で入れず。7階は資料室なので、小さな子供向きではない。

8、9階は一般の立ち入り禁止なので、一気に10階までワープ。消防隊員の訓練よろしく階段をのぼっていく。すると、

【10階】飲食可能な休憩室

10階には休憩スペースがあった。弁当などを持ち込んで食べることも出来るが、席にそこまで余裕は無い。小さな子連れで座れなかった時のダメージを考えると、無理して弁当は持参せずに、家でご飯を食べれば良い気もする。

10階ラウンジ全景

そこそこ眺めが良さそうだが、ブラインドのせいであまり外は見えなかった。他のお客さんもいる手前、ブラインドをフルオープンにすることもできず。

屋上ラウンジからの眺め。ビルや道路がブラインドの隙間から少し見える

まぁ、無料&駅近ということを考えれば、あまり多くを望んではいけないというものだ。未就学児~小学生の親・じいじばあばが、適当に子供を外に連れ出したい時にはオススメの施設であることには変わりはない。



周辺スポット

消防博物館だけじゃ間が持たない!そんなときには、以下のスポットも合わせて巡ってみては。

都庁展望台

丸ノ内線で1本、西新宿で降りれば都庁は近い。消防博物館から20分ほどで到着する。都内の無料展望スポットの中でも、高度・眺めともに群を抜いて素晴らしい。

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手前から奥までビッシリと立つビル

新宿中央公園

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新宿中央公園ちびっこ広場の滑り台

都内のほかの防災学習施設【合わせて読みたい】

防災学習施設は消防博物館だけではない。

立川防災館

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立川防災館の煙体験

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アクセス・所要時間など

●アクセス
東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目」下車 2番出口直結

●滞在時間
約1時間

●費用
無料

●飲食
10階に弁当を持ち込めるスペースがあるが、前述の通り席数は多くはない。家で昼食を食べた後に来館するか、早めに切り上げて家で昼食を食べるかするのが無難。

●地図