都電荒川線バラ祭りの見頃期|バラ香るチンチン電車散歩【東京・荒川区】

三ノ輪橋駅でバラに囲まれた荒川線

2019年5月10日(金)、都電荒川線(東京さくらトラム)に乗ってきた。目当ては春バラ。荒川線沿線に約13,000株のバラが植えられているという。見頃期や開花状況、とくに見ごたえのある場所など、現地の様子をレポートする。

見頃期

荒川線のバラは初夏と秋、1年に2回シーズンが訪れる。

春バラの例年の見頃
5月中旬~5月下旬頃

秋バラの例年の見頃
10月中旬~11月上旬頃

開花状況

2019年5月10日当日の開花状況は満開、見頃だった。

場所【オススメの薔薇スポットはどこ?】

都内・近郊にバラの名所は多いが、チンチン電車に乗りながらバラを愛でられる場所というのは他に無いのではなかろうか。

ただ、車内はとても狭く、お年寄りの乗客が多いため、座ってゆったりと車窓のバラを眺める余裕はあまり無い。

狭い荒川線車内の様子

また、バラは沿線の全てに途切れなく植わっている訳ではない。

荒川線の車窓から見た民家

そこで、荒川線でバラを楽しむ場合、以下の2カ所を押さえておけば、一番良い眺めは押さえたと言えるだろう。

  • 荒川線を降りて、荒川車庫前駅~荒川遊園地駅間を歩く
  • 終点の三ノ輪橋駅のホーム周辺

時間に余裕があれば、さらに沿線沿いのバラの眺めの良いスポットを探すも良し、庚申塚駅で降りて巣鴨地蔵通り商店街を散歩するも良し、早稲田駅で降りて早稲田大学を見学するも良し、飛鳥山駅から歩いてバラの名所・旧古河庭園まで行き、バラ尽くしのコース設定をするも良し。

周りに何も無いようなバラ園と違い、バラを楽しんだ後、色々なスポットにアクセスしやすいのが良い。

なお、旧古河庭園の薔薇の様子は、本記事の終わりのほうにリンクを貼っておく。合わせて参照されたい。

都電荒川線の春バラ祭りの様子をもっと詳しく!

それでは、見頃を迎えた荒川線沿線のバラの様子を、もっと詳しく見ていこう。

1日乗車券を購入【沿線のバラを100%堪能するために】

今回、筆者は大塚駅から終点の三ノ輪橋駅まで向かうことにした。荒川線のバラを十分に楽しむ場合、乗り降り自由な1日乗車券の購入が便利だ。1日乗車券は荒川線の社内でも購入できる。

1日乗車券は400円。1回の運賃が一律170円なので、2回途中下車して3回乗車するなら1日乗車券を買ったほうがおトク。※2019年5月10日時点情報

一日乗車券

大塚駅からスタート

大塚駅南口にはちょっとした広場があり、周囲にはバラが植えられている。

周囲を電車が走る広場

ベンチもあるので、弁当を食べながら荒川線&バラを楽しむこともできる。ただ、あまり落ち着いた場所ではない。

広場から見るバラと荒川線

大塚駅から荒川線に乗る。料金は前払い制であり、降りる場合はボタンで知らせる。まるでバスのようだ。ちなみに乗降客がいない駅は止まらず通過する。

停車ボタン

レトロな見た目に反して、電車の中は液晶があったりとイマドキの仕様だ。

電車内に据え付けられた液晶

車と並走したり、広い道路を踏切無しで横切る様子はチンチン電車ならでは。

荒川線から見た道路
荒川線と並走する車

車窓から見える赤いバラ。

荒川線沿いの赤いバラ

荒川車庫前~荒川遊園地まで歩く【見事なバラスポット①】

荒川車庫前駅で降りる。

荒川車庫前駅の様子

その名の通り、駅前には車庫がある。線路が枝分かれして道路を横切って車庫に至っている。

車道を横切り車庫に向かう線路

残念ながら車庫に入ることは出来ない。

荒川車庫内の様子

荒川線とバラのツーショット。

直線道路沿いのバラと荒川線

この荒川車庫前駅から次の荒川遊園地前駅までのバラが見事。距離としては直線500m程度なので歩いて行く。ただし、日差しを遮るものは一切ない。「春バラ」とは言うが、初夏の日差しは容赦ない。

道路沿いに植えられたバラの奥にはマンション

荒川遊園地前駅に到着。駅の前には広場があり、バラが植えられている。

荒川遊園地前駅の広場のバラ
バラの花壇

ここから再び荒川線に乗り、終点の三ノ輪橋駅まで行く。

道中のピンクのバラ。窓が小さいし、混むためゆっくり見られない。やはり、荒川線のバラは、電車の外から歩いて見るに限る。

車窓から見えるピンクのバラ

三ノ輪橋駅【見事なバラスポット②】

三ノ輪橋駅に到着。何とも言えない、昭和の雰囲気漂う駅である。

三ノ輪橋駅に泊まる荒川線
正面から見た荒川線

ジョイフル三ノ輪【昭和レトロなアーケード街】

しかし、昭和感は駅にとどまらない。駅を出るとすぐに現れるジョイフル三ノ輪というアーケード街もまた、良い味を出している。

ジョイフル三ノ輪の入口

一部シャッターも降りて若干くたびれた印象の商店街だが、それがまたレトロな雰囲気を醸し出している。

シャッターの降りたお店

およそ400mに渡って続くアーケード街。アーケードを歩いて抜ければ、荒川線の荒川一中前駅は目と鼻の先だ。

レトロなアーケード街

荒川二丁目駅に寄り道

荒川二丁目駅で降りてみた。こちらもバラが綺麗だ。

荒川二丁目駅前の様子
荒川二丁目駅前の壁に飾られたバラ

駅の目の前にある長い坂を上っていく。

坂の途中で街を見下ろす

坂の上には公園が広がっていた。荒川自然公園といい、下水処理施設の上に造られた公園だ。

木々が植えられた公園

さすが下水処理施設の上の公園だけあって、池の水は23区とは思えないほど透明だ。実は、この公園は新東京百景の一つでもある。東屋もあるので、弁当を食べるのに丁度良い。

池を泳ぐコイ

ただし、立地上、バラや都電は見えない。

透明度の高い池と東屋

充分に堪能した都電バラの旅。それにしても、2017年に公募で決まったという荒川線の愛称「東京さくらトラム」について、「東京ばらトラム」とか「東京ローズトラム」などのほうがシックリ来ると思うのは筆者だけではあるまい。(トラムとは、路面電車の意味)

周辺スポット

見頃を迎えた荒川線沿いのバラを楽しんだ後は、以下のスポットも合わせて巡ってみては。

旧古河庭園

バラ園と洋館の眺めがよく調和したスポット。荒川線の飛鳥山駅で降りて、目の前の大きな通り「本郷通り」を右手に進めば15分程度で到着する。

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洋館を背景に咲き誇る色とりどりのバラ

北とぴあ

王子駅前から歩いてすぐの北とぴあには無料の展望台がある。王子の街を一望できる。

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北とぴあ展望台

巣鴨地蔵通り商店街

荒川線の庚申塚駅から歩いてすぐ。和菓子や衣料品など、「おばあちゃんの原宿」らしいお店が並ぶ。商店街自体は長くはないので、そのまま歩いて六義園などを合わせるコースにしても◎

\ 詳しくはコチラ /

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巣鴨地蔵通り商店街入口

アクセス・所要時間など

●アクセス
荒川線は様々な路線と接続しているため、都合の良い駅から乗れば良い。

●周辺滞在時間
約2時間15分

●費用
有料(都電荒川線の運賃)

●飲食
弁当を落ち着いて食べるなら荒川二丁目駅前の荒川自然公園が良さそうだ。大塚駅南口広場なら荒川線とバラを眺めながら弁当を食べられるが、ガヤガヤしていてあまり落ち着かない。

もちろん、23区内なので沿線に飲食店は事欠かない。「荒川線 グルメ」で検索すれば大量の情報が出てくるので、目当てのお店を絞るのが大変だ。

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