東京都大田区にある多摩川浅間神社にお参りしてきた。
近年ではシン・ゴジラのロケ地としても有名な同社。多摩川を見下ろす一大パノラマは壮観で、条件が良ければ富士山も見える。
現地の雰囲気を、動画や写真とともにレポートする。
多摩川浅間神社は展望台の景色が壮観【概要】
おっ、良い眺め。
足元には東急多摩川線がコトコト走る様子が見られる。これ、実は神社の境内からの眺めなのです。
多摩川浅間神社(読み方:たまがわせんげんじんじゃ)は多摩川のそばの高台にあるため、眺望がすばらしい。都内の神社では他に類を見ない。
ただ、大きな見どころはこの景色くらい。境内はこぢんまりとしていて、参拝に時間は掛からないだろう。
なので、周辺の多摩川台公園や田園調布せせらぎ公園と合わせて散歩するといい。どちらも歩いてすぐだ。
現地の雰囲気はこちらの動画もどうぞ。
御朱印
拝受した御朱印はこちら。月替わりで絵柄が変わるという。さらに、御朱印と一緒にいただいたしおりには「本年の御朱印は日本画家山下まゆみ氏によるデザインです。」とある。
御朱印ひとつにも趣向を凝らし、映画のロケ地としても場所を提供する多摩川浅間神社。
観光スポットにせよ社寺仏閣にせよ、時代の流れとともに新しい感性を取り入れていく場所というのは、長い目で見てより発展しそう。
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多摩川浅間神社の様子をもっと詳しく【詳細】
それでは、現地の様子をもっと詳しく見ていこう。
多摩川浅間神社について【何の神様?】
創建
鎌倉時代と言われる。
神社のおこりは以下のとおり。
- 源頼朝が出陣
- 妻政子が夫の後を追うも足を痛めてこのあたりで治療
- 治療中、亀甲山に登ると富士山が見えた
- 富士吉田にある浅間神社に手を合わせ、夫の武運を祈る
- その際に「正観世音像」を建てる
ちなみに亀甲山(かめのこやま)は、多摩川浅間神社の近くの多摩川台公園内にある。国指定史跡の古墳でもあるため、頂上まで登ることはできない。
御祭神
木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)
絶世の美女と言われる神様。なるほど、公式HPを拝見すると、美人のイラストが描かれている。
おもなご利益は次のとおり。
・安産
・火難消除
燃えさかる炎の中で無事3人の皇子を生まれたというエピソードから、安産祈願でお参りする方も多い。
というか、炎の中で3人出産て。松岡修造もビビる熱血ぶり。
境内の見どころ
すぐ隣には東急多摩川線が走る。多摩川駅も目と鼻の先。
大祓詞石車
小高い丘の上にあるので、階段を上っていく。入口にある「大祓詞石車」は、一周まわすと身が清められるとのことだが、コロナ対策で回せず。
白糸の滝
階段を登っていくと…
富士山のような岩肌に囲まれた滝がある。
平成30年の建立。
見晴らし台(展望台)
丘を登り切ったところにある手水舎。
その右奥に進むと…
多摩川をのぞむ形で、展望台が整備されている。
爽快ですね~。
上流方面を眺める。この日は晴れてはいたが、雲が多く富士山は見られなかった。
続いて下流方面に目をやると、水色の丸子橋が目につく。奥に見えるのは武蔵小杉のビル群。
下の道路を走る車が見えるだろうか。思ったよりも高い場所にある。
社殿
拝殿は昭和48年(1973)に完成。浅間づくりという建築様式で、都内では唯一だという。
神楽殿。前述のとおり、境内はこぢんまりとしていて、社殿は拝殿と神楽殿のふたつのみ。
境内社
山岳信仰の三峯神社・小御嶽神社・阿夫利神社と食物・農耕の信仰の稲荷神社、合わせて4社がお祀りされている。
子産石
両手でやさしくなでると子宝に恵まれるという。
シン・ゴジラ
シン・ゴジラデザインの自動販売機。
授与所では、お守り&絵馬セットや、手ぬぐいも販売。
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基本情報【アクセス・駐車場・所要時間・マップなど】
住所
〒145-0071 東京都大田区田園調布1丁目55−12
アクセス
東急多摩川線「多摩川」下車 徒歩2分
駐車場
専用駐車場あり
所要時間
10~20分ほど
費用
参拝自体は無料
飲食
周辺に飲食店は少ない。
地図