東京都大田区・田園調布にある田園調布せせらぎ公園を散歩してきた。
その名のとおり、高級住宅街にある落ち着いた公園で、隈研吾氏設計の「せせらぎ館」は必見。
現地の雰囲気を、動画やたっぷりの写真とともにレポートする。
田園調布せせらぎ公園|隈研吾氏設計カフェのあるお洒落公園【概要】
名前からしてハイソ感あふれる田園調布せせらぎ公園。
見てください、この森の緑が映り込むシャレオツな建物を。「上質なくらし。」とかキャッチコピーの一つでも入れたくなる景観であります。
正直、公園としてはけっして広くはない。が、国分寺崖線という地形上、起伏と緑に富んだ環境。
木々が高い上に周辺も閑静な住宅街なので、雑然とした空気は皆無だ。
湧水にはカモの姿も。
遠方からはるばる訪ねるようなスポットではないかもしれないが、歩いてすぐの多摩川台公園や多摩川浅間神社、田園調布の住宅街などと組み合わせると歩きごたえが出てくるだろう。
また、電車を使えば自由が丘や等々力渓谷も近い。遠方の方も、それらのついでに立ち寄るなら「アリ」だろう。
現地の雰囲気はこちらの動画もどうぞ。
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田園調布せせらぎ公園の様子をもっと詳しく【詳細】
それでは、現地の様子をもっと詳しく見ていこう。
国分寺崖線を利用した湧水のある公園
案内図はコチラ。
公園としての歴史は新しい。前身は多摩川園遊園地という遊園地で、観覧車やジェットコースターもあった。
その後、民間のテニス施設を経て、区立公園として2008年に本格的に開園。
木々が生い茂るゾーンは、北多摩地区の崖線地帯を思わせる。
木々の背も高い。
崖をまたがって造られた公園なので、階段がいたるところにある。
「せせらぎ公園」というだけあって、崖線からは湧水がしみ出し、
園内に2か所の湧水地をつくる。さすがに多摩地区の湧水のように透き通ってはいない。
開けたところに出ると、目の前に東急多摩川線の多摩川駅があるが、
ガチャガチャとビルが林立するでもなく、落ち着いた雰囲気は保たれる。
園内には休憩所がいくつかある。
隈研吾氏設計・せせらぎ館【カフェもある】
2021年1月16日に開館した施設。設計は隈研吾氏。国立競技場、高輪ゲートウェイ駅舎、明治神宮ミュージアムなどでお馴染み。
大田区民の文化・地域活動の拠点としての利用を想定している。おもな機能は以下のとおり。
・館内で読める書籍の設置
・大田区立図書館の予約や受取等
・カフェ
正直この施設のことは全く知らなかった。
それでも、初見で「これ、ぜったい隈研吾氏の設計だ」とピンと来た。
外観から内部のディテールに至るまで、「いかにも」な感じ。
「シャレオツな建物かロゴを見たら、その8割は隈研吾氏か佐藤可士和氏が絡んでいる説」はここでも立証された(私調べ)。
全体の外観の模型。
二階構成。
1階は図書コーナーやカフェなど。本の飾り方からしていちいちシャレオツです。
2階はオサレ会議室など。「おー、オレオレ、いま田園調布で会議中なんだけど」とかドヤ顔で電話してみたいです。
遊具は無い
少なくとも2021年6月時点では、遊具らしきものは見当たらなかった。
緑が多く心地が良いため、近隣の方がピクニックを楽しむ分にはちょうど良い。ただ、遠方から子連れで訪れるような公園ではない。
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田園調布駅・多摩川駅界隈【周辺スポット】
せっかくなら歩いて色々と周辺を散歩してみては。
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基本情報【駐車場・アクセス・所要時間など】
住所
〒145-0071 大田区田園調布一丁目53番12号
アクセス
東急多摩川線「多摩川」下車 すぐ
所要時間
30分前後もあれば充分だろう。
駐車場
専用駐車場あり
費用
公園の散策やせせらぎ館への入館は無料
飲食
周辺は住宅街なので、飲食店は少ない。電車で自由が丘まで出ると選択肢が増える。
地図