高尾山「雨の日」の楽しみ方を超くわしくレポ!【傘や雨具も解説】

雨の中、東京都八王子市にある高尾山に登ってきた。

楽しみ方や雨具について、動画や豊富な写真を交えてくわしくレポートする。

雨が続くときは、倒木や土砂崩れなど危険が発生していないか、事前に高尾ビジターセンターの情報をご確認の上お出かけください。

雨の日に高尾山に行ったので、楽しみ方を共有する【概要】

雨の日の高尾山で楽しめるコトは下記のとおり。

・霧に包まれた幻想的な光景
・雨に濡れて香る緑
・高尾山を独り占め
・意外と動いているケーブルカー&リフト
・雨でも楽しめる施設

とくに、人もまばらな霧の森を歩く経験は、雨の日ならでは。

人の少なさも手伝って、異世界に迷い込んだかのような感覚を楽しめる。

さすがに土砂降りや雷雨予報は危険でダメだが、ふつうの雨程度なら行く価値はあると思う。

現地の雰囲気はこちらの動画もどうぞ。

雨具(服装)、天候、コースについて

雨具について語る場合、雨の降り方やコースもセットで説明しないと、参考になりにくいと思う。

という訳で、前提条件として、私が登山したときの雨の降り方などを順に解説する。

登山時の八王子市の気象【前提条件①】

  • 降水量 3~4mm/hほど。感覚的に「普通に降ってる」レベル
  • 気温 15~16℃
  • 風速 2~5m/sほど。そこまで気にならないレベルの風

コースについて【前提条件②】

往復ともに1号路を選んだ。理由は下記のとおりで、他のコースより安全だから。

・山頂にいたるまで全て舗装路
・道幅が広い

雨具や服装について

ようやく本題。

傘はマスト。1号路は広い舗装路。傘をさしている人同士でも、すれ違える場所が多い。ほかの登山客もほぼ傘をさしていた。

長靴

長靴はあるとベター。舗装路とはいえ、山は山。普通のスニーカーだと、靴とズボンの下部は水浸し&汚れは覚悟する必要アリ。風がほとんど無くても、自分が歩くことで泥がはねて汚れます。

とくに、滑りやすいスニーカーは絶対にやめよう。道中には階段やタイル状の道があり、滑るので危険だ。

レインウェアと服装

私が体験した気温15~16℃という前提条件での感覚は下記のとおり。

・キツイ坂を登るとき…暑い
・下山や休憩のとき…ちょっと寒い

ということで、脱ぎ着しやすいよう、半袖Tシャツ+レインウェアの組合せで正解だった。

風が弱かったため、傘で上半身はほぼガードできた。それでも、防水性のあるレインウェアがベター。

上着に防水性が無いと、もしも濡れた時に体が芯から冷えてしまうからだ。

レインウェアの下に着る服は、季節(気温)に応じてチョイスしよう。



雨の日の高尾山の様子をもっと詳しく【詳細】

それでは、現地の様子をもっと詳しく見ていこう。

霧に包まれた幻想的な光景

幻想的な森を歩く。

静かな雰囲気とは裏腹に、登山早々に現れるジグザグの急な坂が結構エグイ。雨だわ急だわで、運動不足の方は心が折れるかも…。(心配ならケーブルカーかリフトでGO)

1号路は途中、分かれ道がいくつかあるが、「高尾山頂ビジターセンター」と書かれたほうを進めばOK。

リフトの山頂駅が見えてきた。ここまで来れば山場は越えたと言っていい。

霞台展望台が見えてきた。

視界は悪いが、そのぶん幻想的。

せっかくなので、寄り道して展望台に上ってみた。

展望スペースから外を覗くと、

ほぼな~んにも、見えません。笑

ふたたび1号路を歩く。霧に包まれた山道が神秘的な雰囲気だ。

男坂と女坂の間にある仏舎利塔に寄り道。ここは舗装されておらず、少々足場が悪いので注意。

頂上前の木道も、雨で艶っぽく。

雨に濡れて香る緑

見慣れたはずの高尾の木々や葉が、雨に濡れると一変する。

葉っぱが輝いて見える

立ち止まってコロナ対策のマスクを外してみると、自然の香りがいつもよりも濃く感じる。雨で濡れたからかな?

灯篭と比べても太さが際立つ杉。雨のため、神秘度が120%増し。

マイナスイオンを感じます。

高尾山を独り占め

正確には独り占めではないが、歩いていて他に人がいないシーンのほうが圧倒的に多かった

いつも賑わいを見せていた山麓も、雨に濡れて静かな表情を見せる。

長蛇の列ができるケーブルカー乗り場も、ご覧のとおり。

いつもは賑やかな薬王院。

濡れた境内からは、いつもの観光地感が消え去っていた

ゆっくりとお堂を見学できる。

一度でも高尾山に行った方ならお分かり頂けるだろうか。これだけ写して、人っ子ひとり写らないのは貴重。

行楽シーズンには人でごった返す山頂も、見事に人がいない

周りを見渡した感じ、他に3、4組ほどだろうか。もちろん、富士山は見えない。

意外と動いているケーブルカー&リフト

ケーブルカーもリフトも、雨の中、営業していた。ケーブルカーはともかく、リフトまで運行しているとは…。

高尾山1号路は序盤に厳しい急な坂があるが、ケーブルカーorリフトを使えば序盤の難所をショートカットできる。

下山時のほうが眺望が良いので、下山時にリフトに乗ってみた。

リフト上部にはこんな感じの屋根が付いている。が、日よけ目的であって、雨は防げそうにない。

係の方に確認すると、リフトに乗っている間、傘をさしてOKとのこと。

ということで、ノリノリで雨の空中散歩。

うむ。見事なまでに他のお客さんと出会わないです。

ここまですっからかんのリフトは初めてだ。

雨でも楽しめる施設

今はコロナの関係で100%楽しむことが出来ないが、高尾山には雨でも楽しめる施設が集中している。

・高尾599ミュージアム
・トリックアート美術館
・京王高尾山温泉「極楽湯」
・山麓の蕎麦屋街
薬王院の精進料理
・うかい鳥山、竹亭

いつもより圧倒的に人の少ない高尾山。そこにおいしいご飯や温泉もコミで考えれば、雨の日もアリなのではなかろうか。



アクセス・所要時間など

住所
〒193-0844 東京都八王子市高尾町

アクセス
京王線「高尾山口」下車 1号路入口まで徒歩5分

歩行時間

・登山時…約1時間10分
・下山時…約1時間
※登山時は下から徒歩にて。下山時はリフト利用。

費用
無料

飲食
山麓の蕎麦屋街でもいいし、旅情を味わうなら高尾山の精進料理、うかい鳥山、竹亭もいい。

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