2019年4月22日(月)、東京都立川市・昭島市にある国営昭和記念公園に行ってきた。お目当てはその数22万球というチューリップ畑だ。開花状況、見頃期とともに現地の様子をレポートする。
昭和記念公園のチューリップ祭りが超絶カラフル
この時期の昭和記念公園は、青い花ネモフィラ、色とりどりのチューリップ、菜の花という、3つの花畑を楽しめる。
特に、チューリップについては童謡にある「赤、白、黄色♪」どころではなく、赤、白、黄色、オレンジ、紫、ピンク、それに濃淡も加わって、まるで絵の具のパレットのような世界が広がる。一見の価値アリと言えるだろう。

なお、チューリップ鑑賞の後に、色々な周辺スポットを巡れるよう、立川市周辺の名所、穴場もまとめた。本記事の終わりのほうにリンクを貼っておく。合わせて参照されたい。
開花状況
4月下旬のこの日、チューリップは満開で、見頃を迎えていた。開花状況は公式HPからも確認できる。
見頃期
例年の見頃期は4月中旬前後がベスト。年によって最盛期にズレがある。なので、4月に入ったら、こまめに公式HPで開花状況を確認してから出かけたい。
チューリップが咲く場所
昭和記念公園のチューリップ畑があるのは「渓流広場」沿い。
JR利用の場合、最寄り駅としては立川か西立川かのどちらか。あまり歩きたくないなら西立川、先にランチを外食で済ませたいなどなら立川利用がおすすめ。
- 立川駅…駅周辺は栄えているが渓流広場まで徒歩30分ほど
- 西立川駅…駅周辺には何も無いが渓流広場まで徒歩10分ほど
見頃を迎えた昭和記念公園のチューリップ祭りの様子を詳しくレポ!
それでは、昭和記念公園のチューリップの様子をもっと詳しく見ていこう。
JR立川駅からスタート
今回筆者は行き帰りともに立川駅を利用した。JR東日本エリア内の1日平均乗車人数ランキング(2017年)を見てみる。すると、立川駅は目黒駅や恵比寿駅などの23区内の駅を抑えて、15位にランクインしている。

ここ立川駅周辺は、IKEA、ららぽーと立飛、億ションなど、近年開発が著しい都市だ。伊勢丹、高島屋などの百貨店が立ち並び、家電量販店、ディスカウント店、100均ショップなどもある。商業施設がギュっと中心部にまとまっているので、実は都心部よりも生活の利便性が高いかもしれない。実際、立川に住んでいたら、暮らしのあれこれは立川駅近辺で完結し、生活のために都心部に出ることは殆ど無いのではなかろうか。
そんな立川駅から昭和記念公園に行くには北口から出る。北口から出ると歩行者専用デッキが整備されており、目の前には立川伊勢丹が見える。この伊勢丹を目印に、その左側を目指してデッキを歩く。

多摩モノレールが走る。

伊勢丹横の通路をまっすぐ進む。
階段を降り、モノレールの軌道下を進み、最初の小さな曲がり角を左折。すぐに公園入口「あけぼの口」が見えてくる。立川駅から「あけぼの口」までは10分程度であり、あまり迷うことも無いだろう。


この「あけぼの口」から券売機がある「立川口」まで、さらに5分ほど歩くことになる。途中には結構な広さの芝生広場が広がるが、まだ券売機に辿り着く前なので、無料で利用できるスペースだ。

広大な園内を散歩
券売機に到着。チケットを購入して入る。昭和記念公園は昭和天皇御在位50年記念事業として、1983年に開園した国営公園である。

もともと戦中は軍用基地として使われていただけあって広さは中々のものであり、総面積は180haに及ぶ。東京ディズニーランドとディズニーシーの敷地面積が合計約100haなので、ディズニーリゾートよりもはるかに広い公園ということになる。見所が各所に散らばっているため、園内を綺麗に一周する人というのは殆どいないと思うが、入口から1周大回りで歩くと1時間半前後はかかると思われる。
この時期、昭和記念公園ではフラワーフェスティバルと称して春の花々の整備に力を入れている。チケットを見せて入ってすぐのところに、花の場所が記載された地図が置かれているので、忘れずに入手しておきたい。何しろ広大な公園だから、地図の存在は有難い。
広々としたイチョウ並木の新緑が気持ち良い。

見頃には少し早いが藤の花も咲いていた。

大きな噴水。その周りをツツジが取り囲む。

先に進むと大きな池。ボートを漕ぐこともできるが、ボートに乗る場合は西立川口から行けば乗り場が近い。

池の傍にはごく小規模だが木道がある。

サイクリングロードも整備されており、レンタサイクルもある。新緑の中、自転車で広大な園内を走り回るのは爽快だろう。

広大な芝生「みんなの原っぱ」に隣接して遊び場もある。公園の規模感を考えるとそこまで遊具の数は多くは無い。ただ、ここは「わんぱくゆうぐ」ゾーンで、幼児が対象と思われる。このゾーンとは別に、「こどもの森」というゾーンがあり、そちらはもっと規模が大きい。しかし、今回のお目当てはチューリップなどの花々。遊具関連の紹介はまた別の機会に。

ネモフィラとチューリップの競演
「わんぱくゆうぐ」ゾーンのすぐ近くにチューリップ畑とネモフィラ畑がある。

ネモフィラとチューリップの花畑は道を隔てて隣接しているので、2つの花畑を同時に鑑賞することもできる。

なお、昭和記念公園のネモフィラの花畑は、インターネット上の写真では構図・撮り方に工夫が凝らされていることが多く、一見すると一面の花畑のように見える。しかし、実はそこまで大規模ではなく、「一面の」とは言えない規模感ではある。
※追記:ネモフィラ畑も徐々に面積を増やしているようだ。2022年に訪問した様子は下記記事ご参照。
\ 詳しくはコチラ /
2022年5月4日、東京都立川市、昭島市にまたがる昭和記念公園にネモフィラを見に行ってきた。 開花状況や例年の見頃時期、場所、現地の雰囲気を、動画やたっぷりの写真とともにレポートする。 昭和記念公園ネモフィラ訪問レポ【概要】 以前[…]
一方、チューリップの本数としては22万球が植えられており、中々の規模感である。

花のド素人からするとラベンダーのように見える可愛らしい青紫色の花、ムスカリもチューリップに彩を添えている。チューリップを主役とするならば、こちらは名脇役である。

色とりどりのチューリップが民族衣装の模様のように整然と並ぶ。満開だ。2019年は遅めの開花状況。

チューリップが咲く場所は「渓流広場」というだけあって、人工の小さな川が整備されている。ただし、渓流と言ってもあまり水に流れはなく、水はさほど透明ではない。

所々にウッドチップが敷かれている。感触が心地良い。

広大な原っぱに菜の花畑
続いて渓流広場に面している「みんなの原っぱ」に移動する。広い原っぱだ。

菜の花全景。原っぱの隅に植えられている規模感であり、ネモフィラ同様に「一面の」菜の花畑というわけではない。

それでも、菜の花畑に分け入る小道がいくつか用意されており、菜の花迷路を少し楽しむことができる。

菜の花畑を散策した後は、花に関しては特に大きな見所は無いので、足早に巡ってみる。
日本庭園はこの季節とくに見所なく
まず、日本庭園に行ってみた。特に、この時期は花が沢山咲いているわけではなさそうだ。

早春球根花壇も終わりかけ
「こどもの森」近くの早春球根花壇。早春というだけあって、もう咲き終わっている花も多かった。


こもれびの丘は新緑がまぶしい
園内の北側に位置する「こもれびの丘」。新緑の雑木林が気持ち良い。

昭和記念公園は確かに広大な公園ではあるが、そこはさすがに再開発著しい立川。公園の中心部以外だと、こうして建物が目に入る。

ポピーはまだまだ開花前
「花の丘」のシャーレーポピーはまだまだ葉っぱの状態だった。

園内を周遊するパークトレイン。小さな子供連れなら喜ぶだろう。ただし、土日祝日はだいぶ並びそうだ。

砂川口付近の池の様子。小さな赤い魚がたくさん泳いでいた。砂川口近辺にはこの時期、特に見所は無かった。立川口から入園した際にはわざわざここまで歩いてくる必要は無いだろう。

広い園内ではあるが、道は綺麗に整備され起伏も少ないため、息切れするようなことは無い。また、昭和記念公園には無料開放日がある。混雑覚悟であれば、ホームページでチェックして無料開放日を狙って行くのも良いだろう。
周辺スポット
見頃のチューリップを鑑賞したら、近場のスポットも合わせて訪ねてみては。
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アクセス・所要時間など
●アクセス
あけぼの口
JR中央線・「立川」下車 北口より徒歩約10分
多摩都市モノレール「立川北」下車 北口より徒歩約8分
昭島口
JR青梅線「東中神」下車 徒歩約10分
立川口
J JR中央線・「立川」下車 北口より徒歩15分
多摩都市モノレール「立川北」下車 北口より徒歩約13分
玉川上水口
西武拝島線「武蔵砂川」下車 徒歩約25分
西立川口
JR青梅線「西立川駅」下車 徒歩約2分
砂川口
西武拝島線「武蔵砂川」下車 徒歩約20分
●歩行時間
約3時間 ※花々の鑑賞時間も含む
●費用
有料 ※無料開放日を除く
●飲食
園内に売店やレストランがある。立川駅周辺も飲食店は沢山ある。もちろん、広い公園内で弁当を食べるのも良い。園内にはベンチも沢山あるが、念のためレジャーシートを持っていきたい。
●地図