武蔵野公園の見どころは?何があるか徹底レポ【東京・府中、小金井市】

都立最大の霊園・多磨霊園、そのすぐ近くに、「街路樹の生産工場」とでも言うべき都立公園が存在する。

この記事では、そんな武蔵野公園について詳しくレポートする。

※コロナ対策で色々と施設の利用制限の可能性があります。お出かけの前に公式HPをご確認ください。

武蔵野公園の見どころは?よく行く都民が徹底レポ【概要】

お散歩目線での見どころは以下のとおり。

  • 街路樹を育てる「苗圃(びょうほ)」
  • 紅葉並木

武蔵野公園は、敷地の多くが苗圃に占められている。苗圃とは、街路樹や公園に植えるための木を育てる場所のこと。

公園内にまとまった苗圃があるスポットは、都内では珍しい。

実にさまざまな種類の木々が整然と立ち並び、独特の景観をつくっている。

「木々のゆりかご」「木々の見本市」とでも言うべき、自然ゆたかな公園だ。

また、秋になると、野川沿いに紅葉の並木が出現する。川沿いのモミジ並木も都内では珍しい。

そんな武蔵野公園だが、面積は25ヘクタール。計画面積は今の倍、51haを予定しているが、遠い将来の話だろう。

メジャーな大規模都立公園と比べると、水元公園のおよそ1/4、上野公園の半分といった感じで、狭くもないが、広大でもない

歩き足りないなら、隣接する多磨霊園から浅間山公園まで歩くか、これまた隣接する野川公園から大沢の里まで散歩するといい。(下の写真は浅間山公園)

武蔵野公園についてもっと詳しく【詳細】

まずは園内マップを見てみよう。

園内マップ

園内北部を野川が流れる。マップ中央の田んぼみたいなイラストになっている部分が苗圃で、ここで木々が育てられている。

それでは見どころや施設について詳しく見ていこう。

園内には600本もの桜が植えられている。ただ、数は多いが品種も多岐にわたるため、一斉に満開にはならない

お隣の多磨霊園は正真正銘の桜名所。合わせてお花見散歩するといい。

武蔵野公園の桜の詳細はコチラ

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武蔵野公園の桜は地味だが心地よい

苗圃(びょうほ)

武蔵野公園の最大の特徴と言え、都内でも珍しい苗圃。

およそ120種もの苗木が育てられていて、育ったものは東京の街路樹や公園の木々として移植されていく。

主なものはイチョウ、梅、桜、サルスベリ、ハナミズキ、ハナモモなど。

苗木の育成のほか、都道の工事で一時的に邪魔になった街路樹を預かって、工事完了後に元に戻すこともしている。

見慣れない木でも名札がかかっているので、名前が分かる。

なかには針葉樹など背の高い木も。

これだけ高く育った木もどこかに移植するのだろうか?

野川と紅葉

園内北部には野川が流れる。

この一帯は、多摩川が10万年以上かけて武蔵野台地を削り取ってできた地形。国分寺崖線、通称「はけ」と呼ばれる。

特筆すべきは、川沿いにならんだモミジだろう。

秋には真っ赤な並木となる。距離としてはそこまで長くはない。が、都内では他には見られない景観だ。

武蔵野公園の紅葉の詳細はコチラ

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武蔵野公園の紅葉2019

野川を下流に進むと、公園東端で西武多摩川線の陸橋にぶつかる。多摩川線の陸橋をくぐった先は、野川公園だ。

くじら山と原っぱ

園内の西部にはくじら山と原っぱが広がる。

くじら山は小さな丘で、くじらの背に似ていることからその名がついた。

お子様連れがピクニックを楽しんでいる、のどかな景色が広がる。

上に登って野川や国分寺崖線方面を見下ろす。

バーベキュー場

野川沿いにあるBBQ場。

広場のみの提供で、食材販売や器材レンタルは無い。

手ぶらでバーベキューやってくれたらいいのになぁ…。

遊具は少ない【きんと雲広場】

公園東端にある遊具広場。

ご近所さんが楽しむレベルの遊具であり、遠方からはるばる訪ねるような遊具ではないかも。

じゃぶじゃぶ池

遊具広場のちかくにあるじゃぶじゃぶ池。パンフレットを見ると、GWや夏休みなどの長期休暇時に稼働するとある。

遊具広場と同じく、規模は小さい。

スケボーコーナー

スケートボードができる広場がある。

野球場

公園東端には野球場がある。

まとめ

全体的に見て、運動施設や遊具は最小限に設置されていて、自然の感じの強い公園といった印象だ。

整備計画では木々の大規模伐採も伴うかもと他のブログで拝見したが、自然がメインの都立公園はありそうで少ない。いまの景観を残して欲しいものだ。



周辺スポット

下記スポットにも合わせて行ってみては。

多磨霊園

最大の都立霊園。東八道路をはさんで武蔵野公園に隣接する。

歴史の教科書に載るような著名人が数多く眠るほか、春の桜、秋の紅葉がすばらしい

多磨霊園の詳細はコチラ

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野川公園【自然観察園がオススメ】

武蔵野公園の東部に位置し、まるで一つの公園のように隣り合っている。

都内でも長い部類に入る木道が整備された自然観察園の雰囲気が良い。

野川公園の詳細はコチラ

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多磨駅周辺スポット

多磨駅周辺のスポットを取り上げる。全て徒歩圏内なので、合わせて歩いてみては。

多磨駅周辺スポットの詳細はコチラ

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西武多摩川線沿線スポット

西武多摩川線という都内では珍しい単線にコトコト揺られつつ、色々なスポットを回ってみても。

その場合は、武蔵野公園→多磨霊園(または野川公園)→多磨駅と散策するのもいい。

西武多摩川線沿線の詳細はコチラ

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基本情報【駐車場・アクセスなど】

住所
小金井市前原町二丁目、東町五丁目、中町一丁目、府中市多磨町二・三丁目

アクセス
・西武多摩川線「新小金井」下車 徒歩13分
・JR中央線「武蔵小金井」、京王線「調布」よりバス

駐車場
あり※有料

Twitterを見ると、土日祝日は満車の場合も。

台数が少ない上に、隣に運転免許センターがあるため、そちらに止めきれない免許更新の方々が流れてくることがあるようだ。(公園利用者の免許センター駐車場利用はNG)

所要時間
園内の散歩時間は、せいぜい30分前後~くまなく歩いて最長でも1時間がいいとこだろう。前述のとおり、そこまで広くはない。

費用
入園無料

飲食
周辺は住宅街で飲食店は少ない。弁当を持参するか、外食なら場所を移すことも検討したい。

地図

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