科学技術館の感想=つまらない事はないが惜しい!混雑状況も報告【東京都・千代田区】

科学技術館の外観

2019年8月24日(土)、東京都千代田区にある科学技術館に子供と行ってきた。

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概要:科学技術館はデカいが古くて体験展示の割合が少ない。混雑状況も報告

全体的な感想

東京都内にいくつかある総合科学館の中でも、規模はかなり大きい部類に入るだろう。多くても3階構成までの科学館が多い中で、2、3、4、5階と4フロアから構成されるのだ。

ただ、動かして仕掛けを学んだり楽しむような「動的な」展示物は規模のわりに少ない。逆に、解説を読ませたり、モニターを眺めるような「静的な」展示物の割合が多い。

もちろん、規模が大きいため、探せば体験系の展示もあるにはある。そのため、全館通して全部つまらない、とまではいかないものの、「いろいろと惜しい」というのが率直な感想である。場所は申し分ない好立地なので、もう少し体験系展示を工夫・充実させるだけでも、少なくとも子連れの集客状況は変わって来ると思うのだが。

まぁ、開館は1964年と実はかなり歴史が古く、建物・展示物ともに相応に年を取っているのはやむを得ないだろう。外観からはあまり分からないが、中に入ると意外とボロい。

子供の対象年齢は何歳から?

展示物については容赦なく漢字を多用してくるので、小学校高学年、11、12歳以上にならないとマトモな見学は厳しいと思われる。

それでも5歳くらいからならまだ何とか楽しめそうな展示もあるが、3歳以下だとほぼ楽しめないだろう。

未就学児~小学生低学年には多摩地区の科学館や板橋区の教育科学館、小学生高学年には綺麗でハイテクなお台場の科学未来館という強力なライバルがひしめく中、立ち位置的になかなか厳しそうな科学館だ。

ちなみに、年中~小学生低学年程度ならば、以下の順番で上の階から攻める回り方がオススメだ。体験型の展示物があり、特に5階に見どころが集中している。また、子供の体力と時間の制約を考慮すると、見どころの多いブースから攻めるべきだ。

  • 5階全般
  • 4階の建設館
  • 2階のワクエコモーターランド

子供の年齢にかかわらず、「せっかく入館料を払ったんだから全部見なければ!」という思考は捨てたほうが良いだろう。子供が一番興味を引きそうなコーナーを重点的に回って、時間が余ったら他のコーナーも見るという戦略を取らないと、時間が足りないはずだ。

カップルのデート利用について

東京駅や皇居周辺の観光のついでに…というなら止めないが、そうでないならば大人しくお台場の科学未来館に行っとけ、という感じである。

なぜなら、科学未来館のほうが綺麗で規模も丁度良く、何しろお台場なのでショッピングやら夜景やら温泉やら、色々なデート要素と組み合わせられるからだ。

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大きな地球儀の前に立ち観客を見るロボット

科学技術館については、前述のとおり「見るだけ」系展示物が多いが、2人でパネル展示とかモニターをジッと見てもつまらないだろう。

混雑状況について

小学生の夏休み期間の土曜日に行ったのに、館内にはかなり余裕があった。並ぶような人気の展示であっても、長蛇の列にはならず、経営は大丈夫なのかと要らぬ心配をするレベル。

そもそも館内が広いので、ある程度ひとがバラけるのだろうが、それにしてもスカスカ感は否めなかった。



詳細:科学技術館の様子を詳しくレポ【竹橋からの行き方も解説】

行き方、周辺の様子

最寄り駅は東西線の竹橋駅がもっとも近い。1b出口を出て交差点をわたる。

竹橋をわたって、

東京国立近代美術館を通り過ぎて、

右手に曲がると北の丸公園に入る。

下には首都高が走る。

右手に科学技術館が見えてきた。早くも到着。駅からは10分弱とアクセスは良い。

ちなみに、目の前には北の丸公園が広がり、

都心としては緑が比較的多いが、

小さな子供が遊べるような遊具はない。科学館が目の前にある都心の公園なのだから、多少でも遊具類を充実させればそれだけでも人が集まりそうなものだが。すでに惜しい。

全フロア共通の特徴

各フロアは面白い形をしている。下の図のように、廊下が五角形になっており、

その廊下から各展示コーナーへ入っていく。こんなのが4階分もあるのだから、そりゃ全部見ようとしたら疲れるに決まっている。

各コーナーにはワークショップスペースが配置されており、様々な実験ショーが行われる。

なお、1階はイベントホールとエントランスのみで展示物はない。2階から順番に、何があるか見て行こう。

2階~クルマ・機械・自転車~

ものづくりの部屋

3Dプリンターやレーザー加工機などがある。

歯車を回す。

3Dスキャナー。

謎のマシーン。「これ何あれ何」系の息子もそこまでテンション上がらず。簡単操作で動きがダイナミックなメカ類が揃っていれば違ったかもしれないが、実際にはその逆。操作は複雑で、動きもちょっと地味。惜しい。

ワクエコ・モーターランド

車がテーマのコーナー。

大型トラックの運転シミュレーター。

小さなシミュレーター各種。

衝突事故体験シミュレーター。

スケルトン仕様のクルマに乗れる。

バイクのシミュレーター。なんだかシミュレーターの見本市みたいな部屋だな。

Nature Contact

低年齢でも楽しめるゲームがある、廊下にある小さなコーナー。提供は日立。

意外と難しいジグソーパズル。親も手伝って3分くらいで何とか完成させるが、完成後に表示されるランキングを見ると、上位陣は十数秒で完成させている。その情熱を科学の発展に役立ててもらいたい。どうでも良いが日立なら「この木なんの木」をモチーフにした展示物にして欲しいところだ。

自転車広場

電動アシスト自転車の体験。ボタン一つで電動アシストのオン・オフが可能。息子がこいでる時に勝手にオン、オフしてリアクションを愉しむ根暗な父親こと私です。

自転車の歴史の展示。科学館というか、博物館といった感じで息子は素早く通り過ぎていく。

3階~薬・電気・サイバー・エネルギー~

ジアトミックステーション ジオ・ラボ

エネルギーとか原子燃料サイクルとか、そんなゾーン。

ハンドルを頑張って回す少年。が、特に大きな変化が起こるわけでも無く。

いろいろな発電所の解説。

モニターでの解説もあるが、息子は興味なし。

くすりの部屋・クスリウム

薬の歴史や新薬開発などについて学ぶゾーン。

フリガナ少なめ、小さなガキお断り仕様。

試験管を差し込んで反応を見てみようコーナー。当然ながら本物の化学物質は入っていないフィクション。映像も地味目だ。パっと見は楽しげだけに惜しい。

モーターズワールド

モーターの原理などを紹介している廊下にあるコーナー。レバーを押すとモーターが動き、機械仕掛けの模型が動くが…これまた地味な動き。

本施設全般に言えることだが、小さな子供向けに、「ボタン一つで大きな動きが発生する」とか、「体を大きく使って操作する」とか、そんなモノを増やして欲しいところだ。

DENKI FACTORY

電気に関する現象を紹介するゾーン。

電線を使った展示。一応さわって試して系の展示だが、説明が細かい。小さな子供には厳しい内容だ。

自転車を漕ぐと発電され、チョロッと扇風機が動いたりする。みんなで協力して漕げば漕ぐほどに電球が沢山ついてどんどんブースが明るくなるとか、派手な演出が欲しい。

科学館の定番、でんじろうボール。

ニュー・エレクトロホール サイバー・リンク

情報とか通信とか、そんなコーナー。

マトリックス的なサイバー空間が広がる。が、今一つピンと来ていない息子。そもそも「情報」という概念的なモノの展示なので、小さな子供には馴染みがないのだろう。

4階~建設・鉄など

建設館

建築現場を模したコーナー。

建設に関するアレコレが展示されている。

橋を組み立てる展示。それまでテンションが低空気味だったが、ようやく集中して取り組む息子建設㈱。大掛かりじゃなくても、小さな子供にはこんなのが丁度良い。

目玉の展示である巨大クレーンは列をなす人気。これはテンション上がる。

運転室のモニターには、クレーンの先っぽの映像が映し出される。

モニターを見ながらクレーンを操作して、ボールを何個とれるか競う。巨大UFOキャッチャーみたい。そうそう、こういうのだよ、こういうの。

鉄の丸公園

鉄に関する色々。

建設館の展示物と比べると、大人しい印象は拭えない。

5階~巨大ピタゴラ装置とか、錯覚体験とか

4つの階層の中で、未就学児~小学生低学年がもっとも楽しめる階はここだろう。

イリュージョンA

幾何学模様だらけのミステリアスな部屋。

部屋のつくりは面白いが、部屋がそこまで広く無いためインパクトが半減してしまっている。惜しい。

目がチカチカする。

周囲の渦と奥の渦がグルグルと回るマシーン。

奥の1点を見ているとハトかトンボにでもなった気分だ。ぐるぐるぐる…。

イリュージョンB

部屋の真ん中の的にむかってジャンプすると、ジャンプする様子の連続写真が後ろに映し出される。残念ながら我が子には刺さらなかったが、カップルがキャッキャ言いながら楽しむ分には良いかもしれない。

リアル

日本最大の科学研究機関「理化学研究所」の研究成果などの展示。偏差値が100くらいありそうな展示物ばかりで、残念ながら我が子は近寄ろうともしない。

メカ

ボーリング玉くらいの重そうなボールを、みんなで頑張って運ぶ。

ひと昔前の予算が潤沢だったバラエティ番組のノリ。もしくはピタゴラ装置。

意地悪く言えば、よみうりランドの「たまゴロー」の下位互換とも言える。あちらの方が規模も仕掛けも大掛かりだ。

ガタゴトガタゴト。

頑張って引っ張って、

頑張って漕いで。そうそう、小さな子供はこういうのが面白い。

オプト

光の持つ色々な性質について学ぶ。

んー…、光という題材は面白そうなのだが、

イマイチ夢中になる感じでもなく。

そろそろ疲れてきた。帰ろう。

館内全般に言えることとして、扱うテーマは面白そうなのだが、未就学児~小学校低学年の目線で見ると色々と惜しい印象の科学技術館であった。

ただ、子連れならば一日がかりで滞在できることは間違いない。万一、子供が飽きてしまって時間が余ったとしても、科学技術館→皇居東御苑→東京駅と歩いて行くことが可能だ。



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科学館の色々な写真

周辺スポット

皇居東御苑

巨大な石垣はもちろん、季節の花々など見所は多い。ここまでの規模・内容で無料なのだから、下手な都内の庭園に行くよりよほど良い。

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日比谷公園

4月のチューリップ・ネモフィラのシーズンに限定されるが、カップルならデートコースに組み込んでも良いだろう。都心にそぐわないお花畑に出会える。小さな子供には退屈なスポットなのであくまでデートや一人散歩向き。

( 日比谷公園のチューリップ・ネモフィラの記事はコチラ )

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アクセス・所要時間・食事など

住所
〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号

アクセス
・東西線「竹橋」下車 1b出口より徒歩約550m
・東西線、半蔵門線、新宿線「九段下」下車 2番出口より徒歩約800m

滞在時間
約5時間
※館内での昼食時間含む

費用
有料

飲食
各階の廊下のいたる所にこのような長机が設けられているので、そこで持ち込みの弁当を食べられる。

かなりの席数があるので、満席の心配はあまり無いように思えた。

科学技術館から歩いてすぐのところに食事処は無い。子連れにせよカップルにせよ、外食する場合は東京駅などへ移動する必要がある。

公式HP
http://www.jsf.or.jp/

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科学技術館の外観
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