子供と箱根フリーパスで行った遊び場を忖度なしにレビューする。
また、実際に行った1泊2日のコース例、雨の日や旅程組みの注意点、おすすめホテルについても解説する。子連れ箱根旅行の参考になれば幸いだ。
子連れで行った箱根&周辺の遊び場レビュー
各スポットについて簡単にレビューする。レビュー詳細はリンク先の記事をご参照。
箱根の色々な電車・乗り物【左右眺めの良い方向も解説】
まぁ鉄板ですね。
- ロマンスカー
- 登山電車
- ケーブルカー
- ロープウェイ
多種多様な乗り物で芦ノ湖を目指す。子供はもちろん大人も楽しい。各乗り物が近接して接続するため、ほとんど歩かないでいいのが小さな子連れには嬉しいところ。
あと、毎回必ず頂けるものではないが、サプライズプレゼントがあったりするのもいい。
- ロマンスカーの運転士さんの帽子のおもちゃ
- ロマンスカーの車掌さんや運転士さんと記念撮影
- 登山電車のポストカード
こうした心遣いは思い出に強く残るものであり、リピートしたくなりますね。
最後に、乗り物のドコに座るべきかについてプチ情報。
ロマンスカーの座る場所はどっち?
新宿発なら進行方向「右側」がベターだが、富士山については蛇行するため左右どちら側でも見られる(天候にもよるが)。いずれにせよ左右どちらでも眺望は楽しめる。
箱根登山電車の座る場所はどっち?
始発駅(湯本or強羅)時点で進行方向「左側」を強くオススメする(下図参照)
箱根登山電車は険しい山道を登るためにスイッチバックをする。その関係上、往復ともに進行方向「左側」に座ると「谷側」となり眺望が楽しめる。
また、先頭からの眺めを楽しみたいなら、箱根湯本出発時点では車両の最後部が良い(スイッチバックにより途中から先頭になる)。逆に強羅出発時は最前部(運転士さん)側が良い。
ケーブルカーの座る場所はどっち?
高尾山のケーブルカーに乗ったことのある方なら思い出してみるといい。山を登るため、登り(強羅発)の場合は一番後ろ、逆に下り(早雲山発)の場合は一番前の眺望が良い。木々があるので左右の眺望はいま一つだ。
ロープウェイの座る場所はどっち?
芦ノ湖へ向かう場合は最前部の席がベスト。右手に富士山、左手に芦ノ湖が見え、左右ともに眺めは良い。
大涌谷周辺は前後左右、どこから眺めても絶景。
大涌谷【子供が楽しめることは少ない?】
地獄の果てのような非日常な絶景が広がる箱根屈指の観光地・大涌谷。
これだけの絶景なのに、子連れでもロープウェイで苦労せず来られるのは魅力だ。
しかし、現在、散策路は事前予約&監視員による引率入場制になっている。
「小学生以上で噴火など緊急時に自力で走って逃げられる方のみ参加可能」だそうで…。まぁ、以前も噴火騒ぎがあったし当然か…。
ということで、黒たまごを食べたり景色を眺めたりランチするくらいしかやることが無い。まぁ、箱根ならではの光景なのでゼヒ立ち寄りたいが、子供向けの遊び場とは違うかな。
箱根海賊船【箱根フリーパスを持っていれば無料】
豊かな自然を眺めつつの船旅は、これまた子供のみならず大人でも楽しめる。子連れ箱根旅行ならマストで組み込みたい。
とくに最新型の船「クイーン芦ノ湖」は観光列車のデザインで有名な水戸岡鋭治氏のデザインで、鉄道好きな息子は「あの水戸岡さんが…!」と興奮気味でした。
また、再訪時など「1時間以上の船旅は長い」と感じたら、元箱根で途中下船してバスで他のスポットへ行くプランにしたりと、時間の長短を調節できるのも良い。
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箱根小涌園ユネッサン【温泉プールで一家全員水遊び】
こちらも子連れ箱根旅行の鉄板ですね。水着で入れる温泉(温水じゃなくて、温泉!)レジャー施設ということで、温泉なのに男女分かれずに一家で楽しめるのがミソ。
正直、サマーランドと比べてしまうとだいぶ小規模な印象を受ける。が、小学生の息子は充分楽しんでいたし、一家で温泉に浸かりながら眺める箱根の山並みは癒される。
ただ、夏休みなど混雑シーズンにわざわざ行くかと聞かれたら微妙かも。
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箱根彫刻の森美術館【子供向けの遊具が点在】
想像の1.3倍くらい子連れでも楽しめた。広々とした屋外に遊具や迷路、巨大な塔、面白彫刻が点在する。
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生命の星・地球博物館【室内施設なので雨の日OK】
上野の国立科学博物館に似た雰囲気の施設。小田原~箱根湯本の間にある入生田駅が最寄りで、箱根フリーパスの範囲内だ。
ビッグサイトみたいな広い空間にズラーッと並ぶ恐竜の骨格標本や動物の剥製は見ごたえあり。
図鑑が好きな子供には楽しいスポットだし、駅近なのも嬉しい。
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小田原城【ゴーカート・忍者体験など子供向け遊び集合】
小さな遊園地や忍者体験屋敷、相模湾を一望する天守閣など、子供の喜びそうなスポットがまとまっている。
小学生低学年くらいまでなら色々と楽しめるし、何よりここまで巨大なお城は都内近郊ではここぐらい。親も観光気分を味わえた。
箱根フリーパスの範囲内なので、ロマンスカー組は湯本から乗らずに小田原で途中乗車して帰ることもできる。
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箱根子連れ旅行(1泊2日)モデルコース例
実際に体験したコースを2例示す。ご覧のとおり、一度の旅行で行ける場所・やれることは意外と少ない。乗り物での移動に時間がかかるためで、あれもこれも詰め込むのは難しいだろう。
観光コース例①
1日目
↓登山電車・ケーブルカー・ロープウェイ(箱根湯本→桃源台)
海賊船で芦ノ湖一周
↓ロープウェイ(桃源台→大涌谷)
大涌谷で黒たまご食べる
↓ロープウェイ・ケーブルカー(大涌谷→強羅)
強羅泊 ※時間が余れば強羅公園を散歩
2日目
ユネッサン ※強羅からシャトルバス利用
↓登山電車(強羅→箱根湯本)
箱根湯本で食べ歩き
↓ロマンスカー
帰宅
観光コース例②
1日目
↓登山電車(箱根湯本→彫刻の森)
彫刻の森
↓バス(二の平入口→元箱根)
海賊船(元箱根→桃源台まで)
↓ロープウェイ・ケーブルカー(桃源台→強羅)
強羅泊 ※時間が余れば強羅公園を散歩
2日目
↓登山電車・小田急線(強羅→入生田)
生命の星・地球博物館
↓小田急線(入生田→小田原)
小田原城
↓ロマンスカー
帰宅
雨の日について
運悪く悪天候の場合、私なら以下の中から検討する。参考まで。
- 海賊船(ひどい混雑や雨で楽しめないなら元箱根で途中下船し他のスポットに移動。あまりに悪天候だと運休になるので注意)
- 箱根園
- 箱根寄木細工やガラスなどの工房体験
- 鈴廣かまぼこ作り体験
- 生命の星地球博物館
逆に、雨なら以下のスポットは避けるかな…。
- 彫刻の森…外遊びメインなので雨だと遊べるものが限られる
- ユネッサン…子供の好きな大型遊具は屋外にあり、雨だと夏でも寒い
旅程を組むにあたって
旅程を組む際、経路検索は小田急グループの「箱根ナビ」を使う方も多いと思う。
それはそれで良いのだが、Yahoo!路線情報も併用するのもオススメ。
私の場合、時間的に諦めていたものが、Yahoo!路線情報で調べたら意外と間に合うルートがあった、ということがあった。
子供連れ箱根旅行のおすすめホテル「強羅パイプのけむりプラス」
小さなお子様連れなら強羅の箱根強羅ホテルパイプのけむりプラスはオススメ。
オススメの理由は下記のとおり。
- 強羅駅の目の前(部屋によっては目の前を箱根登山電車が通過し、鉄オタキッズ大喜び)
- そんな立地なのに安価
- 利用客に子連れファミリーが多い安心感
- 夕食がバイキング形式で酒飲み放題
- (少なくとも私の出会った)スタッフの方々が子供に優しい
施設や料理のクオリティはお値段なりだと思うが、ヤンチャな子連れにとって「居心地の良さ」はどんな項目にも勝る。季節を変えて何度もリピートしたくなる良いホテルだ。