2022年の秋、神奈川県箱根町にある箱根小涌園ユネッサンに子供と行ってきた。
感想や口コミをはじめ、持ち物などについてもレポートする。
※2022.10時点情報なので、お出かけ前に必ず公式HPで最新情報をご確認ください
箱根ユネッサンに子供連れで行った感想
正直、「水遊びレジャースポット」というカテゴリーで見ると、都内で言えばサマーランドのほうが圧倒的に規模・内容ともに上だ。
しかし、ユネッサンは「温水」じゃなく「温泉」なのだ。サマーランドがガッツリとレジャー寄りなのに対し、こちらは温泉寄りということで、別コンセプトと捉えることもできる。
「せっかく箱根まで来たのだから温泉を楽しみたいけど、家族全員で一緒に楽しめる温泉は無いかな?」みたいなファミリー層の絶妙なニーズを満たせるスポットと言えよう。
小学生の子連れの親として良かった点としては、
- 温泉&水着着用なので家族全員でいっしょに楽しめる
- 温泉に浸かってマッタリできる場面が多め
- 箱根の山並みを眺めつつ湯に浸かれる
- ほどほどの広さ、マイルドなアトラクション
- 隣接の温泉施設「森の湯」とセットにすれば本格温泉も楽しめる(こちらは裸になるため男女で分かれてしまうが)
小学生中学年くらいまでのお子様連れなら一度は行ってもいいだろう。
口コミ
Googleやネットの口コミで多かった意見は…
- 小さな子供は楽しんだ
- カップルや友達同士には微妙
- 従業員の接客態度がイマイチ
- 前よりだいぶ規模が小さくなってしまった
- レストランのメニューが貧弱
- 温水とは言え、屋外のみならず館内も寒いので寒い時期はオススメできない
- 掃除の行き届きなど衛生面で気になった
- 床の石がツボを押してきて痛い
まぁ皆様いろいろと思うところはあるようで、私もおおむね同意。
ただ、小さな子連れの方は良い評価が多いように感じた。
一方、カップルや友達同士の東京都民は、水遊び目的なら大人しくサマーランドに行くほうが無難かと。
子供は何歳から楽しめる?
水着を着て遊ぶエリアである「ユネッサン」は0歳から楽しめる。オムツが取れていない場合はスイムパンツの着用が必要。
なお、裸になって入る温泉エリアの「森の湯」については、オムツが取れていない子供は浴槽に入れない。
遊びの内容的に、思いっきり楽しめるのは年長さん~小学生までかな。
雨の日でも楽しめる?
雨の日でも楽しめるが、施設を100%楽しむのは難しい。
屋内プールが雨でも楽しめるのは当然なのだが、問題は屋外プールである。ウォータースライダーなど子供が好きそうなヤツは屋外にある。
で、SNSを見ていると、雨の日でも果敢に屋外プールで遊ぶ方々がおられるではないか(荒天時はさすがに閉鎖される)。
「じゃあ雨の日も問題なく楽しめるのでは?」と思ったそこの貴方!
温水とは言え、屋外プールは基本的にお子ちゃま水深で「浅い」。そんなところで雨の中遊んでも、「寒っ」となって即時撤退がオチかと。
口コミを見ても、真夏の8月であっても雨に打たれての屋外プールは寒いようだ。(当たり前か)
というわけで、雨の日でも楽しめるが、施設を100%楽しみつくすのは厳しいだろう。
料金
2023.5時点時点で、土日&ワンデーパス事前決済で
- 水着+温泉エリアセット 大人3,000円 子供1,600円
- 水着エリアのみ 大人2,200円 子供1,200円
水着エリアのみに限定して遊ぶなら、サマーランドの半値前後で楽しめるわけだ。とは言え、施設の規模を考慮すると安いという印象はそこまで無いかな。
混雑状況
私が訪問したのは…
- 10月の休日
- 晴れ
- 秋には珍しく、屋外プールでも少し暑いくらいの天気
で、混雑状況はこんな感じ。まずまず混んでいるが、決してイモ洗い状態ではなく、そこまで不快感は無い。
ネットの旅行体験記や口コミを見る限り、以下の条件が多く当てはまるほどに混雑しそう。
- 夏休みをはじめとする小学校の長期休暇期間
- 休祝日
- 雨の日
なんで雨の日に混むのか疑問に感じたが、箱根観光中のファミリー組が「今日は雨かぁ、屋外のスポットはやめて屋内施設のユネッサンにでも行くか」と、皆おなじコトを考えて混むと思われる。
また、夏休みシーズン中の土日祝ともなると長時間の待ち行列&イモ洗いは必至。私なら小学校の長期休暇シーズンの土日は外すかなぁ…。
所要時間
屋内外プール含めて3時間前後あれば十分だと思う。
※温泉エリアの森の湯は別
※食事時間は別
持ち物
- 体をふくタオル
- 水着
- スイムパンツ(子供のオムツが取れていないなら)
- ゴーグル(子供が必要なら)
- 水泳帽(髪が長い女の子なら)
- ラッシュガード(日焼けが嫌なら)
- スマホ防水ケース(プール内で子供の写真を撮るなら)
- 浮き輪やビーチボールなど(必要なら。浮き輪は100㎝を超えるサイズはNG)
- ビニール袋(体を拭いたタオルが入れられる大きいサイズのもの)
補足。プールエリアで遊んだ後、温泉エリア「森の湯」に行く場合、着替えずに水着のまま通路を通って移動する。
初見だと「え、え…?服を着た人もいっぱいいるよ?ここほんとに水着で通っていいの?」となる。
森の湯にも行くつもりだけど、通路を水着で移動するのは小恥ずかしい…そんなシャイな貴方はラッシュガードなど羽織れるものも持参しておくと良いかと。
※不要なもの※
- 小銭入れ不要。入館時に渡されるリストバンドで決済、退館時に精算するため
- サンダルは持ち込みNG
飲食持ち込み(ランチをどうする?)
持ち込みNG。
ユネッサン近辺に子連れで気軽に食べられる飲食店も無さそうだし、館外で弁当を食べられる良さげなスペースも無さそうなのが困りどころだ。
選択肢としては
- おとなしく館内の飲食施設を利用する
- 朝イチから遊んで早めに撤収、お昼は別の場所で食べる
- お昼を別の場所で食べてからユネッサンに来る
- お昼は食べない
「お昼は食べない」は朝食をガッツリ多めに食べて、ユネッサンを後にしたら菓子パンだとか温泉卵といった軽食でお茶を濁して夕食まで腹を持たせる荒業。万人にはオススメできないw
2023年夏にリニューアル
2023年7月7日に全周80m、水深1m、幅3mの屋内型の流れるプールと、高さ1mのエアスライダー付きのキッズプールがオープンする。内容的に完全にファミリー向けですね。再訪したら追記したい。
ちなみに、期間限定でリニューアル記念の特別価格になるとのこと。
さらに、今回のリニューアルは「第一弾」と称していることからも、今後もリニューアルは続くと思われる。
昨年のプレスリリースを見る限り、プールとは別に、アスレチックやキャンプ場が新設されると見られる。
もともと大人だけでの訪問は微妙かもなぁと思っていたが、いよいよファミリー層を重点的にねらった施設にかじを切った印象だ。
森の湯とのセット利用がオススメ
個人的にはユネッサンだけで終わりにせずに、ユネッサンとつながっていて行き来できる天然温泉「森の湯」とのセット券購入をオススメする。
遠くに箱根の山並みをのぞむ広い露天風呂は都内のスーパー銭湯では絶対に味わえない雰囲気だし、秋の日曜日の訪問にも関わらず貸し切りに近い状態で癒された。
口コミによっては「塩素臭い」「大衆浴場のような造りで楽しめない」「広いだけで温泉の種類が少ない」など酷評も見られるが、ふだんあまり温泉に行かず目の肥えていない私のようなタイプなら満足するんじゃないでしょうか。
箱根ユネッサンの写真
最後に写真で振り返る。
屋内プール
ユネッサンのメインプール。すぐ隣には小さな幼児でも楽しめる小さくて浅いプールが。
飲み物系?のお風呂各種。コーヒー、ワイン、酒、緑茶。
なんだかテルマエロマエみたいな雰囲気のお風呂。
企画コーナー。その時その時でいろいろなお湯になるみたい。訪問時は「貞子の湯」。お湯は普通ですが、井戸に見立てているのね。
ドクターフィッシュ。一回300円か…。確か、しながわ水族館でも出来たよなぁ、今回はパスで!
屋外プール
ウォータースライダー。110cmの身長制限がある。ユネッサンでは一番激しいアトラクションで、息子氏は何回も何回も滑り台倒していた。いやぁ、眺めの良さはさすが箱根。
複合遊具的な。上部のバケツに水がたまるとバシャーッ!!
主だった遊び場はスライダーと複合遊具の二つで、あとは滝だったり、洞窟がある。
大展望風呂があるというので行ってみよう。…この日は暖かかったから良いが、寒い日にこの格好で少し離れた場所まで歩くのはしんどそうではある。
大展望風呂。横になが~い風呂が階段状に並んでいる。これまた眺めがいい。
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周辺スポット
下記スポットにも合わせて行ってみては。
箱根彫刻の森美術館
遊具があったり迷路があったりと子供でも遊べる美術館。というか、むしろファミリー層向けの施設。
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アクセスなど
住所
〒250-0407 神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1297
アクセス
箱根フリーパスなど公共交通機関利用組の場合、無料のシャトルバスでアクセスすることになる。
山道を揺られるので、乗り物酔いが酷い人は対策しておいたほうがよいかも。
地図
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