横沢入里山保全地域|東京離れした谷戸をハイキング【東京・あきる野市】

東京都あきる野市にある里山・横沢入(読み方:よこさわいり)。

東京都内とは思えない、のどかな風景の中をハイキングしてきた。

現地の雰囲気を、動画やたっぷりの写真とともにレポートする。

横沢入里山保全地域|東京離れした谷戸をハイキング【概要】

日本の長編アニメ映画に出てきそうな「田舎のおばあちゃんち」感あふれる風景。こちら、一応、東京都内の景色となります。

都内にはこうした開けた谷戸風景が町田市などに点在するが、駅から徒歩でのアクセスが困難な場所が少なくない。

その点、横沢入は、これだけ見事な広がりを持つ谷戸ながら、最寄り駅から徒歩20分ほど。駅近とまではいかないが、じゅうぶん徒歩圏内だ。

ただ、実際に歩くと、「広大」と言えるほどの広がりではない。奥の丘陵部まで歩くなら話は別だが、開けた谷エリアだけを散歩する分にはそこまで時間はかからない。

また、最寄り駅からは比較的歩きやすい立地とは言え、横沢入は秋川渓谷の目と鼻の先。都心から訪ねるには、それ相応のパワーを要する場所には変わりない。

そこで、せっかくこちらまで足を運ぶなら、色々と周辺スポットにも目を向けたい。

例えば、歩いてすぐの所には「萩の寺」として有名な大悲願寺がある。さらに、そこから武蔵五日市駅まで歩いて、社寺巡り散歩にしてもいい。

龍殊院に桜が咲き誇る様子

また、歩くと少し遠いが、2018年完成の鹿野大佛も見逃せない。鎌倉大仏より大きな大仏さまが鎮座する。

こうした周辺スポットについては後述する。

現地の雰囲気はこちらの動画もどうぞ。



横沢入の様子をもっと詳しく【詳細】

それでは、現地の様子をもっと詳しく見ていこう。

JR武蔵増戸駅から歩いてアクセス

道順はいたってシンプル。JR五日市線の武蔵増戸を出て、

線路沿いに真っすぐ歩いて行く。

案内が出ているT字路を右手に曲がる。

すでにのどかな風景が広がるが、

振り返ると五日市線が走る。横沢入は、こんなに電車に近いところにある。

途中、大悲願寺の公開緑地の入口がある。緑地の奥へ進めば、大悲願寺の境内に繋がっている。

今回は緑地へは行かず、そのまま直進し横沢入を目指す。

横沢入に到着。武蔵増戸駅からは徒歩20分ほど。

こんな感じで、道順はカンタンだ。

横沢入の地図をチェック

中央部に湿地があり、七つの谷戸(丘陵地が浸食されてできた谷)からなる。

標高200~300mほどの丘陵に囲まれた横沢入の谷部は、ほぼ起伏のない平坦な地形だ。航空写真で見るとよく分かる。三方をコンモリとした緑に囲まれている。

谷戸の風景

初秋のこの日、トンボがたくさん飛んでいた。

かつては稲作が行われていた歴史があるが、近年では農耕が中止され、荒れていたという。

現在では官民一体となり、里山の回復・保全がはかられている。

「五年一組」と書かれたプレート。小学校の田植えの野外学習ですかね。

湧水や池など、水辺がそこかしこに見られる。

ヤドカリと見まごうほどの、かなり大きなタニシ。

谷エリアは木が少ないので、真夏日の散歩はキツそう。

丘陵部に目をやると鉄塔が見える。

横田基地のものだろうか。時折、飛行機が通過する。

9月、初秋のこの日、入口にコスモスが若干見られたが、花の群落は見られなかった。

「タンボの会」と書かれたテント。里山の保全や、市民への啓蒙などの活動を行うNPO法人だ。

「コンテナ池でトンボを守る」と書かれた案内板。アメリカザリガニに喰われたりするのから守るため、プラスチック製のコンテナ池を設置しているそうだ。

奥には山がつづく

谷戸だけではなく、さらに奥の丘陵部へ進むこともできるが、このあたりはクマの痕跡も見つかっている地域。

それだけ自然がよく残されている、ということでもあるが…

この日はクマ除けもなく、コロナ禍の平日とあって、奥まで歩く人は皆無。今回は止めておいた。

注意!昆虫採集・植物採集は禁止【カブトムシやクワガタもNG】

横沢入は、「東京における自然の保護と回復に関する条例」により里山保全地域に指定されている。

トウキョウサンショウウオ、ホトケドジョウ、ゲンジボタルをはじめ、すべての動植物の採集は固く禁止されている(条例違反には罰則あり)。

もちろん、カブクワもNG。見るだけにしよう。(カブクワに関しては、こんな場所まで足を運ぶより、街に残された雑木林を探すほうが楽な気もするが…)



周辺スポット

下記スポットにも合わせて行ってみては。

大悲願寺

歩いてすぐ。9月下旬になると、伊達政宗がホレたと伝わる白萩が咲きほこる。

大悲願寺の詳細はコチラ

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武蔵五日市駅周辺スポット

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武蔵五日市駅周辺スポットまとめ

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鹿野大仏

高さ18mもの大仏さまが鎮座する。2018年完成。

武蔵引田から歩くか、武蔵五日市からバスが出ている。

横沢入から歩けないこともないが、3、4kmある。現地までは平坦だが、住宅街を歩くので道中はそこまで面白みはない。

鹿野大仏の詳細はコチラ

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住所・アクセス・駐車場・所要時間・食事など

住所
〒190-0141 東京都あきる野市151横沢

アクセス
JR五日市線「武蔵増戸」下車 徒歩20分

駐車場
専用駐車場はない。近くの大悲願寺に駐車場がある。

所要時間
丘陵部は歩かず、平地の谷エリアだけ歩くなら、散策時間として30分ほど見ておけばよい。

費用
無料

食事

入口に管理棟があるので、ここで持参した弁当を食べてもいい。

周辺の駅には飲食店は少ない。外食を考えているなら事前の下調べは必須だ。

鹿野大佛へお参りに行く場合、最寄り駅の武蔵引田の近くに「イオンモール日の出」がある。レストランエリアがあり無難な選択だろう。