2021年2月、東京都調布市にある飛田給駅周辺を散歩してきた。
馴染みの無い方にはまず読めないであろう「飛田給」。一方で、味の素スタジアムでご存知の方も多いと思うが、「味スタ以外に何があるの?」を見てきた。
飛田給について【由来と読み方】
読み方は「とびたきゅう」。何だか可愛らしいひびき。
名前の由来だが諸説あるようで、
- 中世時代の領主「飛田氏」により与えられた給田地>飛田給
- 孤児などを救う施設・悲田院の給田地>悲田給(ひでんきゅう)>飛田給(一文字&読み方変わってとびたきゅう)
いずれにせよ、この一帯は田んぼだったのだろう。
グッドデザイン賞受賞の京王線飛田給駅からスタート
開業は1916年にさかのぼるが、2001年の味スタ開場に合わせてリニューアル。
駅構内も多分に味スタ化しており、
体育会系なビジュアルは、運動部出身のリア充の影から隠れるようにひっそりと生きてきた私にとってはやや居づらいものがある。
こちらの駅舎、モンドセレクション金賞と並び、「どこの誰が授与してる賞かよく分からないが何となく有難い」賞の一角であるグッドデザイン賞受賞だそうです。
駅前のロータリー。空が広いですな。
飛田給駅の南側を探索
かつての田園地帯も、いまや新宿から京王線で30分弱、アクセス便利なベッドタウン。
まぁ、基本的には普通に住宅地なわけです。
生長の家
そんな住宅街に突如現れる、特徴的な形をした建物。その名からして「なんとか生長さんという歴史的人物の生家かしら?」と思ったら違った。宗教施設のようです。
建物の造形的にはそそられるも、当方基本的に神も仏も信じない部外者のためスルーして進む。
飛田給緑道
住宅街に囲まれた短いお散歩コースって感じ。
畑が点在
住宅の合間にポツリポツリと畑が点在する。
畑はあるけど田んぼは見当たらず。給田地の面影はなさそうですね。
稲城大橋
さらに南西へ進むと府中市に入り、ほどなく多摩川に出る。で、府中市と稲城市をつなぐのがコチラの稲城大橋。
大橋というだけあって大きい。富士山もバッチリ見えます。
多摩川もこのとおりの解放感。
小柳町運動広場
稲城大橋から見える謎の工場、こちらは北多摩一号水再生センターという水処理施設の一部。
センターの屋上は運動広場として整備されている。お分かり頂けるだろうか…これ、建物の屋上なんだぜ…。広い。
つづいて、飛田給駅に戻って駅の北側を散歩してみよう。
飛田給駅の北側を探索
お散歩の見どころとしては北側のほうが多いと思われる。公園などが多いから。
東京スタジアム(味の素スタジアム)
綺麗ですねー。
大きいですねー。いや、当方が超絶文科系だから体育系施設に塩対応してるわけじゃないです。今日は用事がないからコメントすることなくて…
調布飛行場と武蔵野の森公園
味スタのすぐ北部には調布飛行場があり、武蔵野の森公園が隣接する。
公園からは飛行機の離着陸が間近に見える。
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大沢の里と野川
飛田給駅からはソコソコ歩くが、ここまで来ると長閑な風景が楽しめる。
大沢エリアは別の日にもっと隅々まで歩き回ったので、気になる方は下の記事を参照されたい。
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野川公園
さらに大沢の里から足を伸ばせば野川公園に辿り着く。公園北部の自然観察園には、都内でも長い部類に入る木道が整備されていて、心地よいお散歩が可能。
「こんな遠くまで来て、帰りどーすんだよ…」ご安心ください。ここまで来れば、西武多摩川線の多磨駅がわりと近いです。
野川公園の詳しい様子は以下の記事をご参照。
\ 詳しくはコチラ /
2020年7月、東京都の調布市、小金井市、三鷹市にまたがる都立野川公園を散歩してきた。 公園の特徴や、散歩の際の大きな見所の一つ「自然観察園」について、動画やたっぷりの写真とともにレポートする。 また、周辺スポットについても本記[…]
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西武多摩川線沿線散歩【合わせて読みたい】
野川公園まで歩いたり、あるいは多摩川を上流へ向かって歩くと西武多摩川線にぶつかる。ローカル感ただよう単線に揺られるお散歩と合わせても。
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地図
※実際歩いたコースと異なる。