東京都墨田区にある立花大正民家園 旧小山家住宅を見学してきた。
現地の雰囲気を、写真とともにレポートする。
立花大正民家園 旧小山家住宅|下町の大正建築を訪ねて【概要】
大正時代に建てられた建物が、墨田区にあった。
区の東端を流れる旧中川のすぐ近くに位置する。
敷地には庭もある。
公共施設なので見学無料。
小さな施設で見学はすぐに終わるが、周辺には花の名所がある。具体的には…
- 小村井香取神社(梅)
- 旧中川(河津桜)
- 旧中川(紫陽花)
お花の時期に合わせて巡るといいだろう。
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立花大正民家園 旧小山家住宅の様子をもっと詳しく【詳細】
それでは、現地の様子をもっと詳しく見ていこう。
庭の様子
旧中川にほど近い場所にあるが、「川沿い」というほどは近くない。道路を歩いていると、一段ひくい場所に民家園の入口が姿をあらわす。
入口を下りていくと、まずは庭となる。
古民家まで少し距離がある。通路の両脇には草木が所せましと植えられている。
庭にはなぜか七福神が。
七福神のほかにも、色々な石像や添景物がそこかしこに置かれている。多くは、昭和16年頃、小山家当主が買いそろえたものだという。
周囲には民家やマンションが見える。
個人宅のお庭として見れば、相当に広くて立派だ。ただ、あくまで「個人宅としては」ということであって、
チョロッと歩けば、すぐに一周できてしまう広さではある。
民家の様子
庭の奥へと進むと古民家とご対面。大正6年(1917)の建築で、墨田区指定有形文化財。
関東大震災や東京大空襲、開発の波をのがれて現存している貴重な建物だ。平成10年(1998)に墨田区に寄贈された。
木材を格子状に組んだ戸や窓が、黒塗りの壁とあいまって激シブなルックスであります。
さっそくお邪魔する。
田の字型の間取りで、江戸東京たてもの園にあるような大豪邸とはまた異なる雰囲気。
格子戸など町屋の特徴をもちつつも、都市近郊農家としての機能も合わせもつ。
訪問日は端午の節句バージョンの飾りつけ。
破魔矢ですかね。たくさん飾られてます。
古民家といえば、この縁側がたまらない。
こんな縁側のあるお家に住みたいものです…。
家具なども味わいがあります。
古民家を見学すると、十中八九、廊下を撮ってしまう私。廊下フェチって、日本に1000万人くらいいるはず。
ドラクエだったら勝手に開けちゃうところですが、手は触れてはダメ、絶対。
浴室。全面が窓の風呂って、明るくていいよね。無駄に昼間から入りたくなります。
台所の様子。サブちゃんが「ちわーっす、三河屋でぇーす!!」とか言ってズカズカ入ってきそうなビジュアルです。
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アクセス・所要時間など
住所
〒131-0043 東京都墨田区立花六丁目13番17号
アクセス
- 東武亀戸線「小村井」下車 徒歩12分
- 東武亀戸線「東あずま」下車 徒歩8分
- 総武線「平井」下車 徒歩8分
滞在時間
15分
費用
無料
地図