2020年6月9日(火)、東京都立川市にある昭和記念公園に菖蒲を見に行ってきた。
アフターコロナということで、3密になりにくそうな昭和記念公園をチョイスした次第。
開花状況や見頃期、現地の雰囲気を、動画やたっぷりの写真とともにレポートする。
昭和記念公園には2つも菖蒲田があった。場所も解説する【概要】
昭和記念公園には菖蒲田が二カ所ある。
まずは現地の雰囲気はこちらの動画で。
ひとつは日本庭園の中にある。すらっと伸びた橋と菖蒲のコラボが和の雰囲気でいい。木道も整備されている。
もう一つはボートにも乗れる「水鳥の池」の北東部にある花木園にある。こちらも木道が整備されている。
2つの菖蒲田の位置については本記事の終わりのほうの地図も合わせて参照されたい。
さて、菖蒲田が2つあると言っても、小岩菖蒲園や吹上しょうぶ公園など、本数の多い都内の菖蒲名所と比べると、昭和記念公園の菖蒲の本数自体はとても少なく感じる。
ただ、昭和記念公園の菖蒲鑑賞は以下の点が特筆すべき点だろう。
- どちらの菖蒲田もマンション類は目に入ってこない
- 広い園内には菖蒲以外の花も色々と咲いている
- 木陰が多いため、だだっ広い菖蒲名所と比べれば暑さがまだマシ
- ついでに立川でショッピングもできる
いや~菖蒲がたくさんあって綺麗だったね!…でも周りには何も無いね…というスポットも少なくない中、昭和記念公園の菖蒲田ならではのアドバンテージだ。
菖蒲鑑賞をメイン目的にすると肩透かしを食らうかもしれないが、上記を理解したうえで訪れるなら、良い散歩になると思う。
開花状況
2020年6月9日、訪れた当日の開花状況は満開で見頃だった。
例年の見頃期
例年の見頃は6月上旬~6月中旬頃だ。時期によってズレがあるので、公式HPの開花状況をチェックしてからお出かけしたい。
ちなみに、残念ながら、園内のアジサイの見頃期とは微妙に時期がズレる。アジサイが満開となるのは6月中旬~下旬だ。年によっては運が良ければ、6月中旬頃に両方とも見頃を迎えるかもしれないが…。
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昭和記念公園の菖蒲の様子をもっと詳しく!【詳細】
それでは、見頃を迎えた昭和記念公園の菖蒲の様子をもっと詳しく見ていこう。
最寄りは西立川駅から回るのがベスト
初夏の東京は暑い。菖蒲田は園内の西側に位置するため、立川駅から歩くのはシンドイ。西立川駅から歩くのが正解だろう。
西立川口から公園に入ると、真正面に水鳥の池が広がる。池の左右どちらから回ってもいいが、先に花木園の菖蒲田に行くなら右手から行くといい。
池の左右どちらから回るにせよ、園内西部をぐるっと一周して両方の菖蒲田を通ることができる。
日本庭園の菖蒲田【橋とのコラボがgood】
昭和記念公園の中にある日本庭園、その一角に菖蒲田がある。
こんな感じで和風な橋とのコラボは、他の都内の菖蒲名所には無い景観。
どことなく京都っぽいような。お上品な感じ。
ただ、菖蒲田の規模そのものは小ぢんまりとしている。
スイレンも咲いていた。木道は人がすれ違うのもやっとの幅で、コロナ禍にあって小池都知事に怒られそうな勢いで密接しがちなので注意。
花木園の菖蒲田【スイレンも咲く】
続いて花木園の菖蒲田。日本庭園からは15分前後歩く。
こちらは日本庭園の菖蒲田とは違い、野性的な趣。
規模はコチラのほうがやや大きいだろうか。それでも、本数としては、都内の有名どころと比べれば多くはない。
小岩菖蒲園の菖蒲などは3密ガン無視の密集具合で植えられており小池都知事が激怒しそうなのに対し、昭和記念公園の菖蒲はゆったりと植えられている印象。その分、迫力という点ではすこし弱い気もする。
周囲に木々がたっぷりあるのは良い。自然を感じられるし、暑ければすぐに木陰に避難できる。
菖蒲田をとおる木道は日本庭園のものよりは広め。なので、ソーシャルディスタンスに気を付けつつ、菖蒲鑑賞ができる。
日本庭園と同様に、この菖蒲田にもスイレンが咲いているが、こちらのほうが数は多い。
菖蒲以外に見つけた風景
初夏の日本庭園
せっかくなので、日本庭園を一周回ってみた。といっても、一周してもそんなに時間はかからない。新緑と日本庭園はサマになる。
いやはや、景観が涼やか~。
こちらもツツジに彩られて涼しげ。正式名称何ていうのでしょう?手水鉢?そこのお兄さん、デート前にググっておいて、彼女に知的アピールするチャンスですよ!
ちなみに涼やかなのは見た目だけで、実際に歩いている分には暑い。
コマチソウ
日本庭園のすぐ目の前の斜面の一角に、鮮やかなピンクがひときわ目立つ花畑。
菜の花のピンク色バージョンのような、華奢でかわいらしい花。規模は小さい。
ブーケガーデン
西立川口から日本庭園に向かう途中、みんなの原っぱの西側に花畑が広がっていた。見頃は過ぎていたが、まぁまぁ綺麗。
ネモフィラ、ポピー、カスミソウなど十数種類もの花が混ざって咲いている。一種類の花で構成される花畑と異なり、これはこれでキレイだ。
残念ながら三密対策で花畑の周りはロープで囲ってあった。
アジサイ【まだ咲きはじめ…】
昭和記念公園はアジサイの名所というイメージが湧きにくいが、実は9,000株という都内トップクラスの数の紫陽花が咲く。
紫陽花と菖蒲が同時に見頃を迎えれば最高だが、残念ながら紫陽花の見頃期は菖蒲より微妙に後の6月中旬~6月下旬頃だ。
場所によっては見られる花もあるものの、全体的にはまだまだこれから、という開花状況。
以前、昭和記念公園の満開のアジサイを見に行った様子は以下の記事よりどうぞ。
概要:昭和記念公園に紫陽花ロードがあった。場所・見頃期・開花状況も解説 2019年6月25日(火)、東京都立川市・昭島市にまたがる国営昭和記念公園にアジサイを見に行ってきた。訪れた当日の開花状況は満開で見頃だった。[…]
コロナ禍の跡
コロナの影響で、こどもの森など遊具関連は全て立入禁止となっていた。
ただ、平日のAMのこの日は、人もまばら。
菖蒲田の細い木道を歩くときに気を付ける以外は、他のお客さんと密接することは無かった。
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周辺スポット
昭和記念公園の菖蒲を見たら、下記スポットにも合わせて行ってみては。
IKEA立川・ららぽーと立川立飛
この時期は猛暑日も少なくないため、ショッピングで涼むが吉。
IKEA立川は日本庭園からだと歩いて30分以上はかかる上に、途中、木陰のない場所も多いので熱中症には注意。
徒歩の場合、西立川口→池の左手に進んで日本庭園へ→花木園→IKEA立川を目指すと効率的に菖蒲鑑賞ができる。公共交通機関を使うなら、公園砂川口からバスに乗るのがいいだろう。
ららぽーと立川立飛はIKEA立川よりさらに遠いので、砂川口でバス利用が無難かも。
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アクセス・所要時間など
住所
〒190-0014東京都立川市緑町3173(国営昭和記念公園管理センター)
アクセス
公共交通機関を使うなら、JR青梅線「西立川駅」利用がオススメ。「立川駅」から歩くと、どちらの菖蒲田も遠い。
歩行時間
※花の鑑賞時間含む。
※西立川駅→日本庭園→花木園菖蒲田→西立川駅までとして
約2時間
費用
有料
飲食
木陰に入れば多少は涼しいので、弁当持参でも良さそうだが、暑い時期だと食中毒が怖い。
外食の場合、立川駅構内にグランデュオ、ルミネ、エキュートと3つも商業施設が入る。また、駅前には伊勢丹と高島屋があり、ほかの飲食店も豊富なので、外食の選択肢は多い。
地図