2020年2月23日(日)、東京都立川市、昭島市にまたがる昭和記念公園の「子供の森」に行ってきた。
ディズニーランドとシーを足したより広大な昭和記念公園。子供の森は、その一角にある子供向けの遊び場エリアだ。
行き方やどんな遊具があるかなどといった現地の雰囲気を、動画やたっぷりの写真とともにレポートする。
昭和記念公園子供の森は遊び場としてコスパ高過ぎ【概要】
まずは現地の雰囲気はこちらの動画をどうぞ。
360度写真も用意しました。(指で動かせます)
昭和記念公園のこどもの森は、とくに年中さん~小学生までの子供にとっては、都内でも最高クラスにコスパの高い遊び場だ。
何しろ、以下のように、なかなか充実した施設がありながら子供は無料なのだ。
- 日本最大級のトランポリン(フワフワ)
- 日本一の大きさのハンモック
- 大きめの複合遊具
- ローラー滑り台
- 巨大ピラミッド
- 石の洞窟 etc.
これだけ楽しめて子供は料金無料というのは、さすが国営公園である。弁当を持って行って半日~1日かけて遊べる公園だ。
対象年齢は?
未就学児の年中さん~小学生までが特に楽しい遊び場だろう。
敷地が広大なのと、そこそこアクティブな遊具が多いので、ある程度は自分の足で歩ける子供でないと120%楽しむのは厳しいだろう。
逆に、中学生以上の大きな子供の場合でも、一部利用できない遊具があったりして思いっきり遊べるゾーンは限られる。
ちなみに、小学生未満のお子様の場合、昭和記念公園のもう一つの遊具広場である「わんぱくゆうぐ」に行くのも手。規模・内容ともに子供の森よりマイルドになる。
場所・行き方【地図をチェック】
こどもの森は広大な園内の北西にある。下の写真はこどもの森の案内図。広そうにみえるが、昭和記念公園のほんの一部に過ぎない。
昭和記念公園そのもののJRの最寄り駅は「立川」か「西立川」のいずれかだが、「子供の森」へ行くにはJRなら「西立川」で下りるのが正解。
立川駅からだと歩いて40前後かかるが、西立川駅からだと徒歩20分前後。およそ半分くらいの時間でたどり着けるからだ。
西立川駅から子供の森までの行き方は簡単。西立川口から入ると目の前に池が広がるので、左手に進む。あとは一番広いメインルートを道なりに北上していけば、いずれ子供の森にたどり着く。
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昭和記念公園こどもの森の様子をもっと詳しく!
それでは、現地の様子をもっと詳しく見ていこう。
迷子札が入り口でもらえる。園内はアホみたいに広い。ウチみたく、親に目もくれず先へ行ってしまうフロンティア精神強めの子供のマストアイテム。
【雲の海】日本最大級のふわふわドーム
日本最大級をほこるふわふわトランポリン。まずはいろんな角度から見てみよう。「ま、まさに雲の海や~!」と、これは彦摩呂にならざるを得ない規模感。
小学生以下専用ゾーン、中学生以下専用ゾーンなど、年齢に応じて3つに分かれているので、大きなお兄ちゃんに吹っ飛ばされないか心配なパパママにも安心。
航空写真を見てみる。幼児用の小さなドームが木に隠れてやや分かりにくいが、ドームが3つに分かれているのが確認できる。
幼児・障がい児ゾーンは手すりも付いた新設設計。
小学生以下専用ゾーンにはふわふわにトゲトゲまで生えちゃって、スーパーマリオの空のステージにしか見えない。
もしくは牛の乳。
中学生以下専用の山はひときわ高く、大きなお兄ちゃんお姉ちゃんがとり付かれたように跳ねているので、チビッ子は近づいてはいけない。
公共施設なので当たり前なのだが、「駆けっこしない」「高く飛ばない」「他人にケガさせたら自己責任」など、安全に楽しむために大事なルールがいくつか掲示されている。親は常に目を光らせておく必要はある。
【虹のハンモック】日本一の規模でレッツジャンプ
日本一の大きさというハンモック。ハンモックというか、巨大なネット遊具といった印象。
その名の通り、虹色に色分けされたネットでできている。
ネットは高低差をつけて複雑に配置されており、子供らは思い思いに飛んだり跳ねたり登ったり。
親がネットのフチをつかんで、ワッサワッサと子供を揺らしている絵を客観的に見ていると、底引き網漁にしか見えない。
大きすぎて全体的なシルエットが分かりにくいが、こちらも航空写真を見ると全体像が見えてくる。大きな「L」の字を斜めにしたような形状だ。
【森のとりで】大きめの複合遊具
塔のような複合遊具が2つ繋がった遊び場。まずは色々な角度でどうぞ。
まぁ、まずまずの規模感。都内では、東京競馬場や小金井公園でもソコソコ大きな複合遊具を無料で楽しむことができ、それらを知っている身からすれば、正直「さすが国営!」というほどのレベルではない。
滑り台メインだが、このようにボルダリング的な要素も。
年少さん以下でも遊べそうな、小さな滑り台もついている。
遊具の隣には東屋のような休憩スペースがあり、弁当を食べたり休んだりできるが、利用者が多く競争率は高い。
【ドラゴンの砂山】謎の竜のオブジェで遊ぶ
巨大なドラゴンのオブジェが4匹ならぶゾーン。
日本むかし話ばりに龍に乗ったり…。
龍の口の中に入ってみたり。
龍の背中を滑り下りたり。
巨大ハンモックや巨大ふわふわドームがメインディッシュだとすれば、コチラは付け合わせのポテト的な。そんなコーナーだが、子供が上に乗ってポーズを決めれば、まぁ写真映えはしますわな。
2023.5追記:すべてのドラゴンの周りにロープが整備され、上に登れないようになってました。ケガ人が出たんだろうか…。
【空のすべり台・風のすべり台】ローラー滑り台が2カ所
空のすべり台
空のすべり台は、虹のハンモックの裏側にある。ローラー滑り台と、幅が広めの滑り台がL字にくっついたような形状。
市立、区立、都立公園でも、長いローラー滑り台というのはチラホラ存在する。ということで、これまた「いよっ、国営!」というほどの感想ではない。
風のすべり台
こどもの森の北東にあるローラー滑り台。やや分かりにくい場所にあるため、日曜日のこの日でも、遊んでいる子供はまばらだった。穴場的な場所。
こちらも、そこまで驚くほどの長さではない。
【月の丘・太陽のピラミッド・星のピラミッド】巨大なピラミッドに登る
こどもの森には3か所、謎のピラミッドのような巨大構造物がある。
月の丘
まずは月の丘から。
上に登ると、そこそこ見晴らしが良い。
月の丘というだけあって、頂上には月のオブジェがある。
太陽のピラミッド
ひときわ大きい太陽のピラミッド。なかなか巨大である。
下民ども、止まるな!さっさと石を積め!気分はクフ王。
巨大なだけあって、上まで登るとなかなかの眺望。
頂上にはちょっと怖い太陽のマークが。水不足の年には、熱されたこの太陽マークの上に生贄を正座させるんですよね、分かります。
風のピラミッド
太陽のピラミッドの向かい側にある小高い丘。ん?頂上に何かあるぞ。
これはアレですね、RPGとかで、調べると上からドラゴンが下りてきて強制的に戦闘に突入する的なアレですよね、分かります。
【石の谷】気分は探検家?
ドラゴンの砂山の奥に、ひっそりと洞窟がポカンと口を開けている。
人一人通るのがやっとの狭い小道を進んでいくと、
巨大な岩がごろごろ転がる謎の谷に出る。
日頃、そのへんの塀に登って親にキレられている私の息子も、まさに水を得た魚のように岩に登りまくり。やたら高い場所に登りたがる男の子の親御さんにオススメ!
子供の森には他にも見どころいっぱい
謎の蛇型オブジェ。
で、その蛇の口に入る子供。でかい口があれば、子供は必ず入る。はいここテスト出ます。
クレーターのような構造物「地底の泉」。季節によって泉の水量が変わるという。なお、渦の中央に米粒のように写っているのは自転車に乗った男の子。かなり大きいことが分かる。
規則正しく並んだ謎のデコボコ。この一帯は「霧の森」といい、暖かい季節には霧が噴霧される。っていうか、巨大ピラミッドといい、クレーターといい、さっきからやたらとオカルトライクな構造物が多いな。大槻教授、これは一体…「プラズマの仕業です」
まとめ
広大な敷地に、たくさんの仕掛け、遊具。で、子供は無料。
こどもの森は、都内の遊び場の中では、最高クラスにコスパの高いスポットだった。
真夏日のような暑い日は厳しいが、基本的に1年を通して遊べるので、何度もリピートしたいと思える場所だ。
小学生以下の子供連れファミリーで、安く1日遊びたいという場合はオススメできる。
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アクセス・所要時間など
住所
〒190-0015 東京都立川市泉町
アクセス
JR中央線「立川」下車 北口より徒歩40分
JR中央線「西立川」下車 西立川口より徒歩20分
滞在時間
4時間
今回は用事があり、弁当を持ち込んでランチ休憩をはさんで4時間ほどの滞在時間だった。
普通に遊べばまず半日は遊べるだろうし、おそらく「子供の森」だけで1日遊べる。
ただ、万に一つも「こどもの森」に子供が飽きてしまった場合でも安心。昭和記念公園には他にも子連れで遊べる場所がたくさんある。
- 「みんなの原っぱ」で駆けっこ
- 原っぱ近くの「わんぱくゆうぐ」コーナーで遊ぶ
- 花の季節なら花畑でかくれんぼ、写真撮影
- 水鳥の池のボートに乗る
これでまず間違いなく1日がかりで遊べるだろう。
費用
大人は有料
飲食
園内にレストランはあるが、「こどもの森」のすぐ近くには無い。子供連れなら弁当一択だろう。ベンチなどもあるが、念のためレジャーシートも持っていくと安心。