2021年3月29日、東京都北区にある赤羽桜堤緑地に桜と芝桜を見に行ってきた。
開花状況や例年の見頃期、現地の雰囲気を、動画や写真とともにレポートする。
荒川沿いの桜並木と芝桜の爽やかコラボ!赤羽桜堤緑地【概要】
荒川の土手に広がる芝桜。その数なんと、64,000株。およそ400mにわたって植えられている。
23区でここまでまとまった数の芝桜を見られる場所は、他に無いのでは。
桜並木は特別に長い訳じゃないが短くもなく、芝桜との組み合わせを楽しめる。
芝桜と桜のコラボを鑑賞したら、上流に歩いても、下流に歩いても。徒歩圏内にほかの見どころが点在しているのも良い。どちらに歩くにせよ、川幅の広い荒川沿いの散歩とあって、実に清々しいお散歩コースとなる。
現地の雰囲気はこちらの動画もどうぞ。
開花状況
2021年3月29日、訪れた当日の開花状況は桜が満開、見頃だった。
23区の他の場所では葉桜も見られる中、こちらの桜はまだまだ元気いっぱいだった。川沿いは寒くて開花が少し遅れるのだろうか。
芝桜については6、7分咲きくらいだろうか。ただ、十分に楽しめる咲き具合であった。
例年の見頃期
桜並木
3月下旬~4月上旬
芝桜
4月上旬~4月下旬
桜と芝桜の見頃期が微妙にズレるので注意。芝桜の満開を待っていると、桜が散ってた…なんてことに。
とくに遠方から来る場合、桜と芝桜が同時に咲くのを見たいところ。3月終わりごろ~4月頭にかけて、Twitter等で情報収集してからお出かけすると良いだろう。
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赤羽桜堤緑地の桜と芝桜の様子をもっと詳しく【詳細】
それでは、現地の様子をもっと詳しく見ていこう。
JRの鉄橋~新荒川大橋まで
荒川を挟んで対岸は埼玉県川口市という、まさに東京の北の玄関口に位置するこちら。
そんな場所に、北区が64000株の芝桜を植栽。季節感あふれる景観を作ろうという目的で、2010・2011年の2年間で植えられた。
立地としてはJRの鉄橋と、国道122号の新荒川大橋に囲まれた場所にあたる。左右を見渡すとどちらにも大きな橋が見え、時折、電車が通過するのが見える。
JRの橋梁の工事のため、大型トラックがひっきりなしに通っていた。
目の前の道路はサイクリングロードにもなっていて、サイクリスト達が花を愛でつつ休んでいる。
ちなみにこの芝桜には赤紫と純白の2色があり、フラワーアート、つまり絵文字になっている。
しかし、近くから見る限り、何が書いてあるのかはよくわからない。
下流部の新荒川大橋を、ちょうど半分ぐらいわたってみよう。
遠いのでやや分かりにくいが…「KITA CITY」、
訳して「北区」と書いてある。そのまんま!
土手にはこのような階段が設けられており、登り降りすることができる。上へのぼってみよう。
土手の上は、桜並木になっていて、並木の向こうには新河岸川が見える。
つまりここは荒川と新河岸川という二つの川に挟まれた場所なのだ。
ただし、荒川方面を見やると、眼前に広大な野球場が広がる。
そのため川までが遠く、川に挟まれた立地という実感に乏しい。
新荒川大橋~岩淵水門まで
新荒川大橋をくぐって下流へと進もう。こちら側には芝桜は無いが、桜並木はしばらく続く。
新荒川大橋の上流側と異なり、荒川がだいぶ近くなる。そのため、二つの川にはさまれた立地だということがよく分かる。
新荒川大橋方面を振り返る。秩父の辺りだろうか、山並みが遠くに連なり、手前に桜並木が続く。なかなか良い眺めだ。
土手を新河岸川側に降りてみよう。
こちらも桜が綺麗だが、川は正直、「清流」とは程遠いルックスではある。まぁ、23区だし、下流域だし。
桜が綺麗なので良し。
ふたたび土手を登り、桜並木を荒川に沿って下流へと歩いて行くと、ほどなく新旧の岩淵水門が現れる。
こちらもレトロな風貌の水門と、桜が良い感じでコラボっている。
このまま水門を見学しながら下流へ進んで、足立区立都市農業公園を目指すのも良し。
はたまた上流へ戻って浮間公園を目指すのもよし。
歩こうと思えばいくらでもロングコースにできるし、歩き疲れたら、途中で切り上げることもできる。
体力や時間に応じて、色々なお散歩コースを選べるのがこの一帯の魅力のひとつだろう。
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【周辺スポット】足を伸ばして
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アクセス・所要時間など
住所
〒115-0041 東京都北区岩淵町
アクセス
メトロ南北線「赤羽岩淵」下車 徒歩10分
JR「赤羽」下車 徒歩20分
歩行時間
約40分
桜並木の端から端まで、花を見ながらゆっくり歩いて
費用
無料
飲食
赤羽駅周辺まで出れば、飲食店は多い。
地図