今熊神社のミツバツツジ|桃色に染まる八王子の絶景神社

今熊神社のミツバツツジ

2021年4月8日、東京都八王子市にある今熊神社にミツバツツジを見に行ってきた。

現地の雰囲気を、動画や写真とともにレポートする。

今熊神社のミツバツツジ|桃色に染まる八王子の絶景神社【概要】

信じられますか?このミツバツツジの桃色に包まれた神社…これ、東京の光景です。

…と、いっても、最寄り駅はJR五日市線の終点、武蔵五日市。

ピンと来ない方のために付け加えると、秋川渓谷が流れ、東京駅からだと電車で1時間半くらいかかる立地。

さらに、その武蔵五日市駅から今熊神社までは徒歩1時間ほど。バスもあるが、お約束で1時間に1本。まさに、絵にかいたような陸の孤島である。

しかし、そこを堪えて遠路はるばる見に来る価値はある。何しろ、1500株ものミツバツツジが斜面に咲き誇り、社や鳥居などと美しい調和を見せる

同じく都内のミツバツツジ名所・夕焼け小焼けふれあいの里よりは、花の本数的に小規模ではある。

ただ、夕焼け小焼けふれあいの里が周囲に一切何も無いのに対し、こちらは都立小峰公園をハイキングしたり、武蔵五日市駅周辺の社寺を巡ったりと、徒歩圏内に散歩・観光スポットが点在する。

桜が終わり、新緑が輝きだすこの季節のノンビリお散歩にちょうどいい。

現地の雰囲気はこちらの動画もどうぞ。

アクセス

アクセス方法は以下の4つ。

武蔵五日市駅または八王子駅から京王バス・西東京バスに乗り、「今熊山登山口」下車、そこから徒歩20分ほど。

ちなみに、武蔵五日市駅からならバス乗車時間は10分前後だが、八王子駅からの場合、40分以上バスに乗ることになる

詳しい乗り場や時刻表はバス公式HPでチェック

JR五日市線の武蔵五日市駅から徒歩1時間ほど。

坂の上り下りがそれなりにあるが、ミツバツツジの咲く場所までは「山登り」みたいな起伏は無い。道路もずっと舗装路

ある程度長い距離を歩き慣れている方なら、踏破はたやすいだろう。

武蔵五日市駅前のレンタサイクルを利用すれば、30分ほどで行ける。ただし、営業日や自転車の台数に限りがあるので、要事前確認
詳しくは次の「駐車場」の項目ご参照。

ちなみに徒歩・自転車のルートはコチラ

駐車場

駐車場は2か所ある。

今熊神社拝殿前の駐車場

そこまで台数が多いわけでもない。ミツバツツジの群落の目の前。

小峰ビジターセンター駐車場

都立小峰公園前にある駐車場。現地まではちょっと、いや、かなり離れる。ミツバツツジまで徒歩30分くらい。

今熊神社は今熊山の登山口でもある。つまり、ミツバツツジのシーズンには花見客に加え、気候の良さから登山客の利用も増える。

ということで、ネット等を見ると、この時期、とくに土日祝日はどちらの駐車場も満車になることがあるようだ。事実、私が訪れたのは平日だったが、そこそこ駐車場は埋まっていた。

御朱印

社務所が閉まっているため拝受できず…。毎週日曜日の13時~15時の間のみ開いているとの張り紙(2021.4.8時点の情報。事前に要確認!)

ご利益

「尋ね人が見つかる」

ちょっと変わったご利益だが、これにはある伝承が関係している。

古墳時代の天皇・安閑天皇の妃が行方不明となった折、こちらで呼び戻しの祈願をしたところ、無事に行方が見つかったとか。

以来、この一帯は「呼ばわり山」と言われ、尋ね人が見つかるご利益があるとされる。

なお、御祭神は建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)と月夜見命(つきよみのみこと)。

一般的には厄除けや開運のご利益があるとされるが、オフィシャルな情報としてそうしたご利益の記載は見当たらなかった。

今熊神社のミツバツツジ様子をもっと詳しく【詳細】

それでは、現地の様子をもっと詳しく見ていこう。

小峰ビジターセンターから現地まで

私は武蔵五日市駅から歩いたが、色々と寄り道をしてから向かった。

途中の寄り道風景は別記事に譲るとして、ここでは小峰ビジターセンターからの様子をレポートする。

小峰ビジターセンターを出発し、小峰公園脇の道路を進み、

新小峰トンネルを通る。全長656m。出口が見えず、ちょっと怖い(笑)

トンネルを抜けて振り返る。

右手にこんな案内が出ている。ので、道路を渡って右手に進む。

まぁ、のどかですな。春らしい風景。

こちらは正福寺。境内に花が咲いている。

進んでいくと…

おっ、ミツバツツジがまとまって咲いてますな。けれど、神社はもうちょっと先。

V字路にぶつかるので、左手に進む。

今熊神社の様子

ようやく今熊神社に到着。小峰ビジターセンターからは歩いて30分ほどだ。

開花状況

2021年4月8日、訪れた当日の開花状況は見頃のピーク時期は逃しており、花がだいぶ散っていた。

下り6、7分咲きくらいだった。2021年はだいぶ早い。

例年の見頃期

例年の見頃は4月中旬頃だ。

年によって変動するので、事前に公式HPやTwitterなどで情報収集してからお出かけしたい。

境内の写真

拝殿とミツバツツジ。

境内末社の今熊開運稲荷社と。本来はもっとピンク色が濃かったのだろうが…無念!

境内にはこんな休憩所も。

休憩所のベンチに映り込んだ花のピンク色。

境内奥の裏山(?)に咲くミツバツツジ。

ここがもっとも本数的に多い。険しい斜面地で、中に立ち入ることは出来ない。

山の前は駐車場になっている。平日だが結構止まってますね。が、境内にはそこまで人はいなかった。今熊山の登山客かな。

境内はそこまで広くはない。

下の写真のように、境内の前には林が広がっていて、

新緑がうつくしい。

拝殿の右側に目を移すと、今熊山への登山口がある。荒々しい階段がよい雰囲気だが、今熊山への登山はまた次の機会に。



周辺スポット

以下も合わせて行ってみては。

武蔵五日市駅の周辺観光

駅周辺のスポットに色々と行ったので、まとめました。

武蔵五日市駅の周辺スポットの詳細はコチラ

東京の絶景【合わせて読みたい】

都内の絶景スポットを集めました。

東京都内の絶景まとめ

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住所・滞在時間など

住所
〒192-0151 東京都八王子市上川町

滞在時間
20分

費用
無料

飲食
武蔵五日市駅周辺ふくめ、飲食店は非常に少ない。また、コロナの影響で営業時間も変則的。近場の飲食店で食事を考えている場合は、事前に営業確認を。

無難な所だと立川駅まで出れば、飲食店は多い。

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