堀切菖蒲園の菖蒲祭りの見頃期と開花状況|真横に高速道路ズバーン?【東京・葛飾区】

堀切菖蒲園

2019年6月12日(水)、東京都葛飾区にある堀切菖蒲園に菖蒲を見に行ってきた。

堀切菖蒲園の菖蒲の数はおよそ6,000株でありまずまずの規模感だが、この菖蒲園には数では測れない大きな特徴があった。

見頃期や開花状況とともに、現地の様子をレポートする。

開花状況

訪れた当日の開花状況は満開で見頃だった。

堀切菖蒲園の例年の見頃期

例年の見頃は6月上旬~中旬頃だ。

堀切菖蒲園の菖蒲祭りはダイナミックな景観

すぐ横に高速道路が走る菖蒲園というのは類を見ないのではなかろうか。なかなかにダイナミックな景観である。

首都高と堀切菖蒲園

近くには大きなマンションも立ち、江戸時代にさかのぼるという堀切菖蒲の往時の風情はさほど感じられない。

大きなマンションが傍にそびえる堀切菖蒲園

ただ、駅からは徒歩10分という立地であり、途中の案内も充実しており、地元の方々に大切にされているスポットなのだろうと感じる。

しかもこれが無料というから気前が良い。同時期、水元公園と合わせて葛飾菖蒲まつりが開かれ、土日は両スポットを結ぶ臨時バス「かつしか菖蒲めぐりバス」も出ていたようだ。( 水元公園の菖蒲の記事はコチラ )

だが、そうしたバスが無い平日では、同じ葛飾区とは言え水元公園のアクセスは少々よろしくない。そこで、平日に菖蒲散歩のハシゴをするならば、お隣の江戸川区の小岩菖蒲園のほうがオススメ。京成線で1本、堀切菖蒲園を出て30分程度で到着する。しかもこちらも無料だ。( 小岩菖蒲園の記事はコチラ )



堀切菖蒲園しょうぶ祭りの様子を詳しくレポ!

それでは、見頃を迎えた堀切菖蒲園のしょうぶの様子をもっと詳しく見ていこう。

アクセスは京成線の堀切菖蒲園駅を利用する。そのまんまの名前だ。

駅を出ると早くも案内板が。案内に従って右手に進む。

堀切菖蒲園駅の改札を出たところ

しばらく進むと分かれ道があるが、大々的に案内が掲げられているため、迷うことは無いだろう。無料の施設だというのに相当な手間を掛けていることがうかがえ、すぐ対価だなんだと騒ぐ私は下町っ子の爪垢の千分の一でも煎じて飲んだ方が良さそうだ。

大きくアーチ状に掲出された道案内

随所に掲出された道案内によって迷うことなく進むが、周りは住宅街、正面には高速道路という立地に本当に菖蒲園などあるのだろうか。

マンションや民家に囲まれた小径の先には首都高

と、忽然と姿を現す菖蒲園。駅からはものの10分程度だ。

堀切菖蒲園の入口

菖蒲園のすぐ横をズドーンと首都高が走り、振り返ると、

菖蒲園の入ってすぐの光景

マンションがそびえ立ち、風情というものはない。が、実は堀切は、江戸時代の浮世絵に描かれるほど歴史の長い、由緒ある菖蒲名所なのだ。

堀切菖蒲園の入口方面を振り返る

園内にはちょっとした広場だったり、

広場からマンション方面を眺める

東屋が整備されている。

細長い東屋

周囲は民家で囲まれている。

東屋から民家が並ぶさまを眺める

独特な景観を眺めながら、

菖蒲園の前を真一文字に走る首都高

園内を散歩していく。

緩やかなスロープ

少しだけ小高い東屋があった。

小高い場所にある東屋

東屋から堀切菖蒲園を眺める。御覧の通りの規模であり、大きく一周回っても10分と掛からないであろう。正直、園内はさほど広くはない。

東屋から見た菖蒲園全景

園内に巡らされた小径を歩く。

円形の菖蒲田
菖蒲田の奥に東屋、そのさらに奥に見える首都高
カーブする園路、両側には菖蒲田

入口近くのスロープに咲くアジサイ。数は少ないながらアジサイも咲く。

スロープ沿いに咲く白っぽいアジサイ

下町っ子の心意気に触れたような菖蒲散歩だった。



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菖蒲名所

アクセス・所要時間など

●住所
〒124-0006 東京都葛飾区堀切2丁目19−1

●アクセス
京成電鉄「堀切菖蒲園」下車 徒歩10分

●歩行時間(施設見学時間含む)
約30分

●費用
無料

●飲食
京成線をはさんで反対側を含めて、駅周辺には飲食店が散在している。平日なら園内の東屋で弁当を食べても良いが、土日祝日は混雑して座れない可能性もある。

●地図

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