2021年4月22日、東京都昭島市にある日吉神社に「拝島のフジ」を見に行ってきた。
現地の雰囲気を、動画や写真とともにレポートする。
拝島の藤|日吉神社にある樹齢800年の古木を訪ねて【概要】
立川市の西に位置する昭島市には、樹齢800年と言われ、都の天然記念物に指定される「拝島のフジ」がある。
800年前…鎌倉時代ですからね、百人一首や鎌倉の大仏と同年代の藤って…スケール大き過ぎです。
と言っても、藤の木は「拝島公園」の一角にあるのみで、その公園も小ぢんまりとした規模。このためだけに来ると、「これだけ?」となる可能性はある。
しかし、拝島公園内には日吉神社や拝島大師などが点在し、公園周辺にも社寺が多い。社寺巡りをしつつフジを鑑賞する、といった楽しみ方が良いだろう。
現地の雰囲気はこちらの動画もどうぞ。
開花状況と見頃期
2021年4月22日、訪れた当日の開花状況は満開、見頃だった。
例年の見頃は4月下旬~5月上旬頃だ。
年によって変動するので、事前に昭島市のHPやTwitterなどで情報収集してからお出かけしたい。
アクセス
拝島町一丁目10番(拝島公園内)
・青梅線「拝島」下車 徒歩30分
・中央線「立川」下車 バス「拝島操車場行」「拝島駅行」「牛浜駅入口行」いずれか乗車「拝島大師」下車 徒歩3分
徒歩の場合は、拝島駅から歩いた方が見どころは多い。例えば以下のようなルート。
日吉神社・大日堂・拝島大師
「拝島のフジ」がある拝島公園には、下の地図のとおり、複数の社寺がある。あわせてお参りしてみては。
それぞれの社寺の雰囲気も見てみよう。
日吉神社
創建年代は不明。御三神がお祀りされている。
- 大山咋命
- 香山戸命
- 羽山戸命
殖産興業、農業振興、除災招福の神さまだ。
社殿は1855年に再建されたもので、
横に回ると、色彩豊かな彫刻が目につく。
こちらは、当時の拝島村の彫刻職人によるもの。
日吉神社の入り口の鳥居。ここから社殿を結ぶ中間地点に藤がある。
鳥居のそばには流れが。とても澄んでいて綺麗。
大日堂
日吉神社のおとなりが大日堂。
日吉神社と大日堂は、ひとつの社寺かと思うくらい、横並びでとなり合っている。
大日堂は952年の創建と伝えられる。日吉神社の境域と合わせて、東京都指定史跡にもなっている。
拝島大師
厄除けとだるま市で有名なお寺。境内のいたるところに「無断撮影禁止」の標識が…。
受付の方が見当たらなかったので、写真は次の機会に。
境内には五重塔をはじめ、立派なお堂がいくつか見られた。
拝島のフジの写真いろいろ
拝島の藤を、写真で振り返ってみよう。
藤棚のとなりにある大日堂仁王門。
仁王門から藤が見える。
複雑な形の枝は、長い年月を越えて来たであろう深みを感じさせる。
ほんの少しだが、ツツジやアヤメも咲いていた。
藤棚の下には小さな水場が整備されている。
まさに花の雨。
引きで見た藤棚。
なんだかブドウに見えてくる。
藤棚の目の前には池がある。
日吉神社の鳥居と藤棚。
飲食について
「拝島のフジ」の周辺は、住宅街で飲食店は少ない。外食の場合、例えば下記とか。石川酒造さんのレストランは事前に予約しておくのがベター。
- 昭島駅前のショッピングセンター「モリタウン」
- 石川酒造併設のレストラン
周辺スポット
周辺スポットを紹介する。
昭島駅・拝島駅周辺スポットまとめ
せっかくなら駅周辺スポットも合わせて巡ってみては。
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