【徹底解説】東京競馬場は子供の遊び場!遊具や体験乗馬など盛り沢山【東京・府中市】

2022年の秋、東京都府中市にある東京競馬場に子供と行ってきた。お目当ては2022年にリニューアルした遊具。

現地の雰囲気を、たっぷりの写真とともにレポートする。

東京競馬場は子供の遊び場!リニューアルした遊具に体験乗馬も【概要】

東京競馬場は、都内の子供の遊び場としては上位のコスパだと思う。

そのへんの公園の水準を大きく超える遊具広場が二カ所もあり、

土日には乗馬などのイベントも行われる。

競馬場ということもあり敷地は広大。まさに「一日遊べる」レベルだと言っていいだろう。

そんな東京競馬場の遊具が、コロナ禍のさなかに大規模リニューアルされたので、子供と行ってみた。

本記事では新しい遊具の内容も含めて、東京競馬場の様子をレポートする。

なお、リニューアルしたのは、二カ所の遊具広場のうち、場内広場(キッズガーデン)のほう。主な刷新内容は下記のとおり。(のちほど詳述する)

  • 複合遊具が一新
  • ミニ新幹線の車体が一新
  • ふわふわドーム新設
  • 競馬場感あふれるブランコ新設
  • 1~3歳向けエリア新設

これで無料もしくは競馬が開催される日でも入場料は200円(15歳未満無料)という太っ腹加減。

弁当を食べられる場所も多いから、弁当を持っていけば食事代も抑えられる。

1日遊ぶと数千円かかる遊び場も少なくない中、このコスパは特筆に値する。

混雑状況

土日の二日間にわたって行ってみた体感は下記のとおり。

  • 11時前くらいまでは全体的にわりと余裕がある
  • 昼が近づくにつれてどんどん混む
  • 夕方暗くなってくると空いてくる

写真で見てみよう。

とある土曜日のAM11時くらいの状況。ゆとりのある感じで、ミニ新幹線の待ち時間も許容範囲内。

こちらは別の日曜日の14時くらいの状況。かなり混んでます。

ミニ新幹線に乗ろうとする人々。ディズニーかよ!と言いたくなる行列デス。

ちなみに二カ所の遊具広場のうち、日吉ヶ丘公園(海賊船のあるほう)は昼以降でもそこまで混んでいなかった。

以上を総合すると、AM早めにまずは混雑しやすいキッズガーデンへ行き、子供が飽きたら日吉ヶ丘公園へ移動するのがベストだろう。

楽しむためのポイントや注意点

①イベントはアプリでの抽選制

乗馬体験など各種イベントは「JRA競馬場イベント参加アプリ」を使っての抽選制となった(2022.11.12現在)。

競馬場に着いてからアプリを起動してイベントに申し込むと、抽選結果がすぐに表示される。

このアプリは位置情報を使用し、競馬場以外の場所では抽選できない仕組みになっているが、当日のスムーズな抽選のためアプリは事前にダウンロードしておきたい。

また、乗馬系イベントはAM~PMの早い段階で終わるので、混雑回避の観点に加えてイベント参加の観点でも早めに現地に到着したいところ。

ちなみに私は一回も抽選に当たったことないです…

②営業してるかどうか分かりにくい

2つある遊具広場のうち、キッズガーデンに入れない日があった。

また、レアケースだが当日入場券が発売されない日も存在する。

公式HPの営業案内が絶妙に分かりにくいため、万全を期すなら事前に「遊びに行く予定の日に、二カ所ある遊具広場に当日券で入れるか」問い合わせておくのが安全。

ちなみに、行き当たりばったりで行ってみて「やってなかった…」という場合、府中市郷土の森&交通遊園へ行先変更する手もある。こちらも規模の大きな遊び場だ。クルマが無い場合、南武線で一駅先の分倍河原駅まで行き、そこからバスで行ける。

③持ち物は最小限でOK

キッズガーデンのすぐ近くなどに無料の冷水・温かいお茶のサーバーがある。

また、場内の至る所にゴミ箱が設置されている。

水筒やらゴミ袋やら持って来なくていいのは、荷物が多くなりがちな子連れにはポイントが高い。

④夏場は暑い

広場に出ると直射日光を遮るものがとても少ない。日差しの強い季節のお出かけは少々微妙かもしれない。



東京競馬場で子供と遊ぶ様子をもっと詳しく!

それでは、東京競馬場の遊具などの様子をもっと詳しく見ていこう。

乗馬体験【専用アプリでの抽選が必要】

前述のとおり、競馬場に到着したら専用アプリ「競馬場イベント参加アプリ」を起動して申し込み、抽選に当たらないと体験できない。

コロナ以前は先着順の整理券制だったため、昔はこんな行列ができてました。抽選制となった現在では並ぶ必要がなくなり、完全に運ゲーになったので、ある意味ラク。

コロナ前に乗馬体験をしたときの様子。当時の息子氏、だいぶちっこいがよく乗せてくれましたね…。感謝。

馬車体験【専用アプリでの抽選が必要】

乗馬体験と名前が似ているが、乗馬体験が馬そのものに乗る体験なのに対し、こちらは文字通り馬が引く馬車に乗る体験。

乗馬体験と同様に、アプリで申し込み、抽選に当たる必要がある。

体験乗馬・馬車体験が出来なくても馬に触れ合える【休止中】

日吉ヶ丘公園の近くにある乗馬センターでは、予約不要で馬に触って記念撮影もできた。…のだが、2022年11月現在、コロナ対策のため休止中となっている。

なお、触れ合いこそ出来ないが、乗馬センターの入口で馬たちを間近に見ることはできる。

これまた日吉ヶ丘公園のすぐ近くの競馬博物館の入口には、小さなミニチュアホースもいた。

各種限定イベント

日によってはワークショップなど限定イベントも開催される。詳しくは公式HPのイベントカレンダーをチェックしよう。

こちらはコロナ前の写真になるが、巨大エアー遊具が臨時設置されたり…

プリキュアショーが行われたことも。

特別イベントは開催日や開催時間が決まっている。敷地が広大なので、当日行き当たりばったりは危険。どこで、いつ、何をやるのか、公式ホームページで事前の下調べは超重要。

遊具広場①キッズガーデン(競馬場の真ん中)

2022年に大幅リニューアルしたのはコチラの遊具。

初訪問だと、少し場所が分かりにくいかも。競馬場のど真ん中にある広場なのだが、当然ながらコースを横切るわけにはいかない。

そこで、「馬場内連絡通路」という地下通路をくぐって行くことになる。ながーい地下トンネルで子供もテンション上がる。

広場の地図はコチラ。

4基もある複合遊具

以前は大きな複合遊具が1基、ドーンと設置してあったところ、複合遊具が4基も設置されており、「どんだけ儲かってるんすかwww」と突っ込みたくなる様相。

ただ、1基あたりの大きさは以前のものが最大だったかも。

順に見て行こう。

複合遊具①

一番大きな複合遊具。

通路が狭いので、混雑時には渋滞しがち。やはり午前中はやめに遊ぶのがいい。

欲を言えば、複合遊具の数を減らす代わりに、もう少しゆとりのある遊具にしても良かったかな。

息子氏に聞くと「リニューアル前の遊具より楽しい!」…スミマセン、子供の意見が正解ですね。まぁ男の子なんて狭いトコ大好きだしね。

その辺の公園にはなさそうな幅広の滑り台。

以前には無かったローラー滑り台もくっついてます。

複合遊具②

こちらは一番大きな遊具の隣の複合遊具。いろいろな角度から見てみよう。

一番大きな複合遊具と比べて滑り台の角度が穏やかで、ちびっ子にやさしい造り。

複合遊具③

体幹が鍛えられそうなゾーンを抜けると、

最後にそびえ立つ滑り台が待ち構える。

大人でも滑るのをためらいそうな急角度death。

複合遊具④

4つの複合遊具の中で一番小さい。

その辺の公園でよく見かけるタイプだが、小さなお子様にはこちらが丁度良いだろう。

ミニ新幹線

一新したのは遊具だけじゃない。広場をグルリと一周する料金無料のミニ新幹線も新しくなった。

参考まで、リニューアル前のミニ新幹線がコチラ。

で、リニューアル後がコチラ。…クオリティが高くなってますね。こちらはN700系ですが、これだけじゃないですよ。

なんとドクターイエローもある。

ちなみに、N700系とドクターイエローが交互に走っていることもあれば、どちらかのみ運行しているタイミングも…。どちらに乗れるかはギャンブルの場所にふさわしく、時の運だ。

15時で終了してしまうのと、お昼前後から乗車待ちの行列が長くなるため、AM現地に着いたら真っ先に楽しみたい。

ふわふわドーム新設

これまでなかった「ふわふわドーム」が登場。

こちらは小学生を対象にしたドーム。さすがに昭和記念公園のモノには敵わないが、そこそこの大きさ。コロナ禍もあって人数制限、時間制限あり。

未就学児専用の小さなふわふわもある。

新幹線同様、夕方にはサービス終了となる。

競馬場感あふれるブランコ新設

レース開始みたいな絵ヅラが撮れるブランコ。

ブランコそのものは普通です。

ブランコのそばにも複合遊具がある。東京競馬場、もはや複合遊具の大安売り状態である。

1~3歳向けエリア新設

複合遊具のある場所とは離れた場所に1~3歳向けエリアがある。

「複合遊具は怖くてちょっと遊ばせられない…」という小さなお子様でも楽しめる内容。

柵で囲まれているので脱走対策も万全です。

遊具広場その② 日吉が丘公園

もう一つの遊具広場「日吉が丘公園」は東門の近く、乗馬センターの横にある。

全景はこんな感じだ。こちらの遊具は2022年のリニューアルの対象ではなく、以前と変わらぬ内容となっている。

ローラー滑り台もある複合遊具

ローラー滑り台やボルダリングが楽しめる複合遊具。

海賊船のような複合遊具

つづいて、海賊船のような形をした遊具。形からして子供はテンションが上がる。

大手メーカーによる樹脂製の量産型遊具とは違い、木やロープを使った「一点もの」といった感があり、遊具としてのレア度は高い。子供も楽しそう。

噴水もある

4月から10月頃には噴水も出る。

ベビー・チャイルドルーム

二つの遊具広場とは別に、メモリアル60スタンドという建物の地下1階には「ベビー・チャイルドルーム」がある。決して広くは無く、ハイハイレベルの小さな乳幼児向け。年少以上の子供なら、外の遊具広場のほうが楽しめるだろう。

JRA競馬博物館

海賊船遊具が目印の日吉ヶ丘公園のすぐ近くにある博物館。その名の通り、競馬に関係する展示内容となっている。

基本的には子供には退屈かもしれないガチ展示がほとんどだが、

レバーを引くとゲートがガシャーンと開く「レーススタート体験」ができたり…

子供用の馬のアニメが常時放映されてたりと、小さなお子様が楽しめるコンテンツもある。

特にアニメについては子供がハマればそこそこ時間が潰れる。親にとっては座って休める貴重な時間だ。

競馬場ならではの景観

せっかく競馬場まで来たのだから、遊具で遊ぶだけではなく、競馬場ならではの眺めも楽しみたいところ。ちょっと気になった景観を取り上げていこう。

フジビュースタンド

バカでかい観客席は、なかなかの絶景である。本当に大きくて圧倒される。

よく見ると、手すりもウマ仕様。

フジビュースタンドの内部に入ってみよう。まるで城である。民衆から吸い上げたお金の結晶。

上階にのぼれば、府中市街を一望できる。

華やかな建物を見て回るだけでも、基本的に胴元こそ儲かるんだなァとしみじみ思う。

競馬に熱狂する人々

自分が競馬をせずとも、その熱狂に触れるだけでも面白い。息子も興味津々である。いや、将来競馬にのめり込まれても困りますが。

5月と10月にはバラも咲く

競馬場内のいたるところで薔薇が咲く。

特に、正門近くのローズガーデン付近が綺麗である。

正直、バラの名所というような規模感ではない。だが、子供を連れてふらっと遊びに来た時にバラたちが出迎えてくれると、季節を感じることができて、なんだか得したような気持ちになる。

アンパンマンを探せ

なぜか、敷地内のいたるところにアンパンマンと仲間たちの石像が設置されている。このように大きく目立つものから、

隠れるようにひっそりと置かれたものまで。

アンパンマン好きの子供なら、遊びのついでに探してみるのも楽しいかも。



周辺スポット

東京競馬場から徒歩圏内で子供も遊べるスポットとしては、サントリービール工場と、府中市郷土の森がある。

サントリービール工場 東京・武蔵野ブルワリー

東京競馬場の西門から歩くこと15分ほど。事前予約が必要だが、無料でビール工場を見学できる。見学後は、ビールの試飲も。もちろん、子供たちはジュース類を飲めるので、大人も子供も楽しめる見学ツアーだ。子供が小学校中、高学年で体力があれば、遊んだ後に回ってみても。

なお、工場からJR南武線・京王線の分倍河原駅まで無料シャトルバスも出ているから帰りも安心。

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写真左、ビール工場と試飲の様子、右、レトロな洋風建築の前のアジサイ

郷土の森

子供の遊び場という意味では、東京競馬場のほうがコスパは高い。ただ、郷土の森には国内屈指の技術のプラネタリウムがある。

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郷土の森博物館

府中いちご狩り園

分倍河原駅から歩いて10分弱のところにある苺狩り園。12月から5月くらいまでがシーズン。子供連れならこちらも見逃せない。

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アクセス・所要時間など

住所
〒183-0024 東京都府中市日吉町1-1

アクセス
・京王線「府中競馬正門前」下車 専用歩道橋にて正門まで徒歩約2分
・京王線「東府中」下車 南口より東門まで徒歩約10分
・JR武蔵野線/南武線「府中本町」下車 臨時改札口より西門まで徒歩約5分
・西武線「是政」下車 南門まで徒歩約10分

滞在時間
5時間
※子供たちはまだまだ遊び足りないようだった。が、親子ともに体力的に限界…

費用
無料
※競馬開催日は入場料がかかる

飲食

選択肢は3つ。

  • 場内の飲食店
  • キッズガーデン脇のグルメ広場
  • 弁当持ち込み

子連れならばグルメ広場か弁当持ち込みが妥当だろう。

グルメ広場にはキッチンカーが大集合。キッズガーデンのすぐ近くなので、遊びの前後で利用しやすい。

場内のあちこちにベンチがあるため、持ち込んだお弁当も食べやすい。ただ、ベンチは多いが、テーブル付きのベンチはそこまで多くはない。

レジャーシートを持っていくと、キッズガーデン内でピクニック気分で食べられる。

地図

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