2021年2月、東京都板橋区にある高島平駅周辺を散歩してきた。
高島平と言えば、全国でも有数の戸数をほこる高島平団地が有名だが、団地以外に何があるの?
ちょうど赤塚公園に観梅する機会があったため、周辺を散歩してみた。
高島平駅
駅前の様子。駅は高架になっている。
高島平周辺は、駅の南北で地形がまったく異なるのが面白い。駅の北側は荒川がちかく、海抜が数mの起伏のない平地が続く。
対して、南部は丘陵地が広がり、首都高を境に一気に海抜30m前後に跳ね上がる。
ではさっそく、まずは駅北側から散歩してみよう。
高島平駅の北側
北側はちょっとした商店街とマンションが立ち並ぶ。
北へ歩いて行くと、ほどなく新河岸川と荒川にぶつかる。
板橋区立熱帯環境植物館
残念ながら訪問したときは、リニューアル工事中のため入ることができなかった。
新河岸川
荒川に出る前に、新河岸川(しんがしがわ)をわたる。埼玉県川越から流れる一級河川だ。
清掃工場の煙突やガスタンクなどが川沿いに立ち並ぶ。
都心部やイケイケの郊外で見られるような、駅近タワマンは見られない。
写真をセピア色にしたら、ちょっと時が戻ったかのような光景。
荒川
新河岸川を越えて北上すると、すぐに巨大な土手が見えてきた。
家と比べても、その高さがよくわかる。
ただ、これだけの急斜面ということは、この一帯は、堤体の裾野が広いスーパー堤防化は進んでいないと思われる。
さすがに堤防の上は見晴らしが良い。
街も見渡せる。
板橋区立こども動物園高島平分園
おっさん一人で入るのは憚られるため、次回は子供を連れて再訪したい。
高島平駅の南側
続いて、駅南側を散歩してみよう。
高島平団地
南側は天下のマンモス団地高島平団地のお膝元。
駅を出た瞬間に、すぐさまその姿が目に飛び込んでくる。まるで要塞だ。
賃貸、分譲を合わせた総戸数は1万戸ほど…ちょっと人口の少ない国を遥かに上回る人数です。
都立赤塚公園
そんな高島平団地の横には、赤塚公園が隣接する。道路に分断され、とても変わった形をした比較的大きな都立公園である。
とくに変哲もない景色が多いものの、変わったところでは、赤塚城跡という史跡がある。
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板橋区立赤塚溜池公園
赤塚公園の西端の城址地区に隣接し、初春には梅の名所となる。
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板橋区立美術館
溜池公園に隣接する、すっきりと綺麗な印象の美術館。それもそのはず、2019年にリニューアルオープンしている。
コロナ禍の影響ここにも…。この気持ち、よくわかります。
板橋区立郷土資料館
これまた赤塚溜池公園内に隣接する施設。板橋に関する様々な知識を学ぶことができる。また、レトロな古民家の野外展示も。
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赤塚不動の滝
溜池公園から少し南に進んだところにある小さな滝。滝と言っても、ちょろちょろと水が滴っているような状態。
そばには小さな祠が祭られていた。
板橋区立赤塚植物園
さらに南へ進んでいくと、戸建ての立ち並ぶ住宅街となる。そんな中に、板橋区立赤塚植物園がある。
植物園と言うと、巨大な熱帯ドームや広大な林が連想される。
しかし、こちらの植物園は向島百花園タイプ。色々な草木や花を、小さい園内にギュッと詰め込んだ、万葉植物園といった趣。もちろん、熱帯ドームなんてものは無い。
背の高い針葉樹もあるが林と呼べるような規模ではなく、
マイナーな草花にはあまり関心がなく、植物園を「景観」として散策して楽しみたい方には、物足りないかもしれない。
一つひとつの草木や花を細かく見ていくことが好きな方ならば、立ち寄ってみては。
東京大仏
東京大仏が植物園の近くにある。だが、コロナ禍により参拝中止になっていた。再訪したい。