板橋区立郷土資料館|古民家の屋外展示もある無料施設【東京・板橋区】

2021年2月、東京都板橋区にある板橋区立郷土資料館に行ってきた。

展示内容、現地の雰囲気を、動画や写真とともにレポートする。

料金

公共施設につき見学は無料だ。

アクセス

都営三田線「西高島平」下車 徒歩13分。

公式HPに写真付きの詳細なアクセス経路が掲載されている。

駐車場

この施設の専用駐車場は無い。

板橋区立郷土資料館|古民家の屋外展示もある無料施設【概要】

よくある郷土博物館らしく、板橋区の歴史を気軽に学べる展示内容となっている。

変わった所としては、屋外に古民家の展示がある。

施設の規模的に、都内の遠方のお住まいの方がわざわざ訪ねるのは微妙かもしれない。が、そこまでご自宅が遠くなければ、無料だし一度行ってみては。

また、施設の目の前には赤塚溜池公園と赤塚公園があり、2月にはまとまった数の梅が咲く(後述)。梅の時期に合わせて立ち寄ってみるのもいいだろう。

現地の雰囲気はこちらの動画もどうぞ。

板橋区立郷土資料館の様子をもっと詳しく【詳細】

それでは、現地の様子をもっと詳しく見ていこう。

板橋区立郷土資料館について

板橋区の歴史や文化、自然にまつわる展示ならびに、各種講座・体験学習を通じて板橋区民の方が郷土の理解を深めるための施設。

と、いうことで、基本的には近隣の板橋区民のための施設ではあるが、見学は誰でも可能。

屋内展示

施設内の展示を見ていこう。

施設は2階構成だが、一つひとつのフロアは広くはない。

1F常設展

時代ごとに整理、展示されている。

説明は細かく、かなりミッチリと書かれている。なので、しっかり読み込もうとすれば、それなりに時間がかかるだろう。

展示の中でもひときわ目立つ甲冑。徳川幕府に仕えた板倉家のもので、江戸時代後期だそう。

2F企画展

2階へ上がろう。

2階は企画展コーナーで、私の訪問時には「板橋と光学」というテーマで展示がされていた。

レトロなカメラの見本市みたいな眺めだ。

戦後、板橋では光学機器の生産が盛んで、「一眼レフカメラ誕生の地」らしい。

屋外展示

施設の外にある野外展示を見ていこう。

新藤楼の玄関

古めかしい門が、溜池に隣接して建っている。明治期の板橋遊郭「新藤楼」の玄関だそう。

明治のポンプ車

こちらは明治期におけるポンプ車。消火活動に使われた。

面白い形だ。

古民家

屋外展示のメインとも言うべき、茅葺きの古民家「旧田中家住宅」。板橋区有形文化財。

建築時期は江戸時代後期と推定されるが、改築により建築当時の姿ではないそうだ。

農家ということで、農作業に関連する道具も展示されている。

立派な雛人形が飾られていた。

納屋

古民家に隣接して納屋もある。

こちらにも農具などが展示されている。

井戸

井戸があった。

その他野外展示

とにかく目を引くのがこの大樽。江戸の頃の板橋区・練馬区は「練馬大根」がよく生産され、このような大樽でタクアンに加工されていたそうだ。

納屋と比較しても、その大きさがよく分かる。樽ひとつに4,000本以上の大根が入るんだそうな。1日1本ペースで食べても10年はかかるが、食べ終わる前に塩分取りすぎで血管がブチ切れそうです。

特に説明はなかったのだが、五右衛門風呂のような窯が。

周辺スポット

合わせて巡ってみては。

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住所・滞在時間など

住所
〒175-0092 東京都板橋区赤塚5-35-25

滞在時間
25分
※ざっと流し見で。じっくりと解説を読み込んだ場合、もう少しかかると思う。

費用
無料

地図

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