概要:高幡不動は彼岸花の穴場だった。見頃期・開花状況も解説
2019年10月1日(火)、東京都日野市にある高幡不動尊金剛寺に曼殊沙華(ヒガンバナ)を見に行ってきた。訪れた当日の開花状況はほぼ満開で見頃だった。
東京のあじさい寺として有名な高幡不動。初秋には彼岸花がまとまって咲く。

高幡不動尊金剛寺の彼岸花の数は、およそ10万株であり、例年の見頃は9月下旬頃だ。彼岸花の開花状況は年によって変動するので、公式ホームページで開花状況のチェックが重要。
今年は台風の影響でまばらな印象。それでも、都内ということを考えればなかなか見応えのある群落ではなかろうか。
彼岸花は、境内は境内でも、お寺の「裏山」に咲く。階段が多く、散歩というよりも、ちょっとしたハイキングだ。
それなりに容赦なく階段が続出するので、日頃あまり運動していない人には少しきついかもしれない。

高幡不動を通る多摩モノレールを使えば、立川方面にも簡単にアクセス可能なのは良い。IKEAやららぽーと立川立飛などでショッピングもできるからだ。本格的な山登りをするにはまだ暑い日が続く初秋。ちょっぴり体を動かすハイキングとしてぴったりなコースだろう。
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詳細:高幡不動尊金剛寺の彼岸花の様子を詳しくレポ!
最寄り駅である京王線高幡不動駅の南口を出て、駅前の商店街をまっすぐ進めばすぐに高幡不動に到着。


いくつも立派なお堂が並ぶ境内。1000年を超える歴史を有する古刹。

新選組土方歳三の菩提寺であることから、土方歳三の像が立つ。

数は少ないがお堂が並ぶ場所にも彼岸花が咲く。


少しだけだが紫の花も。萩だろうか。

特に彼岸花の植栽ボリュームが多いのは、境内入って左手に広がる「裏山」の最奥部「馬場跡」である。ちょっと場所が分かりにくいので、公式HPのマップを確認しながら行くと良い。(境内案内のページの一番下に彼岸花マップがある)
「裏山」は五重塔を横切る小径から入っていける。さっそく行ってみよう。

境内の裏山に入ると、すぐにぽつりぽつりと咲く彼岸花が目に入る。大群落という規模ではないが、いたるところに曼珠沙華が咲いている。


お地蔵様と彼岸花。十人十色、仏も十色。それぞれのお地蔵様に個性がある。



初秋の雑木林の落ち葉を踏みしめながら歩く。

裏山の展望台は眺めが良いが、彼岸花の群落はここではない。


10月に入っていたが、起伏の激しい裏山を歩くと汗が滴り落ちる。ツクツクボウシが最期の力を振り絞って鳴いている。まだ、夏を感じる。
裏山のほぼ最深部、「馬場跡」広場にまとまって咲いている。大群落!という感じではないが、都内の彼岸花群落としては大きな部類に入るだろう。

2015年に日野ロータリークラブが中心となって、彼岸花を集中して植栽。お寺の歴史は長いが、彼岸花の名所としてはまだまだ新しい。

まだまだ知られていないのだろうか。平日とは言え、訪れる人はまばら。

さすがに花の数500万株を誇る日本一の彼岸花名所、日高巾着田と比べるのは無理がある。だが、多摩モノレールを使えば立川でのショッピングや、多摩動物公園など周辺スポットが充実しているのは、高幡不動の観光スポットとしての強みと言える。

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アクセス・所要時間など
住所
〒191-0031 東京都日野市高幡733
アクセス
・京王線「高幡不動」下車 徒歩3分
・多摩モノレール「高幡不動」下車 徒歩5分
歩行時間
約1時間
※花の鑑賞時間含む。
費用
無料
飲食
高幡不動駅周辺には飲食店は多数ある。弁当持参で境内で食べても良いが、彼岸花の咲く場所に座れるところは多くは無い。
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