2019年6月18日(火)、東京都港区にある芝公園に紫陽花を見に行ってきた。
梅雨の芝公園。紫陽花と東京タワーと。開花状況も報告
訪れた当日の開花状況は満開で見頃だった。
ネットで「芝公園にも意外とアジサイが咲いている」という声を聞きつけ、東京タワーと紫陽花を同時鑑賞すべく行ってみた。
しかし、確かに「意外と」咲いていると言えば咲いているのだが、園内にポツリ、ポツリと咲く程度で、紫陽花の穴場と言うには程遠い規模感である。

そして、東京タワーとアジサイという写真映えする組み合わせで写真を撮ろうとしても、東京タワーがうまく見える位置にはあまりアジサイは植えられていない。頑張って探せば奇跡の構図を見つけ出せるかもしれないが、気軽に散歩して紫陽花と東京タワーをサクッと鑑賞、という感じではない。

春には容易に「桜と東京タワー」を一緒に眺めることが出来た。それと比べて梅雨時期の「紫陽花と東京タワー」については、あまり良い景観に出会えなかった。梅雨の芝公園には無理して訪れる必要はないと思う。
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芝公園のアジサイの様子を詳しくレポ!
それでは、現地の様子をもっと詳しく見ていこう。
芝公園へのアクセスは簡単。JR浜松町駅の北口改札を出たら、

あとは目の前の通りを左に曲がり、まっすぐ進むだけ。以上。

増上寺の大門(旧総門)。これだけ大きな寺の門の下を車がビュンビュン行きかう景色は、ナニコレ珍百景レベルの光景だと思うのだが、誰も見向きもしない。

芝公園内にある増上寺が見えてきた。

とても勇壮な三解脱門。

1622年の建立で、3つの煩悩「むさぼり・いかり・おろかさ」を解脱する、ということで、三解脱門という。

首都圏最大級というお堂と東京タワー。

近づくと大きさを実感する。

七夕が近いからか、短冊を書けるスペースがあった。

右手奥に進むと、

びっしりと佇んだお地蔵様と東京タワー。

春には満開の桜の下にお地蔵様が並び華やかな雰囲気だったが、その桜も散って今は青々としている。

本堂の裏側を回って芝公園内を回ろう。

ザ・プリンスパークタワー東京の前の芝生広場。このホテル、高い部屋だと外車が買える宿泊料金であり、我々下民には一生はおろか来世以降も縁の無さそうなホテルだ。

それにしても、「むさぼり」からの解脱も意図する名古刹の山門を、多額の金を必要とするホテルが見下ろしていることに皮肉を感じずにはいられない。結局世の中カネなのだよ、カネ。(私は未来永劫解脱はできそうにない)
芝生広場には小さなガーデンが整備されており、

アジサイもあるにはあるが、東京タワーと一緒に撮ろうとしても、あまりうまくいかない位置に植わっている。

芝生と東京タワーならいくらでも一緒に撮れる。何しろ芝公園と言うくらいだし…。

芝生広場から道路のほうへと進むと、重要文化財、旧台徳院霊廟惣門。

2代将軍徳川秀忠を祀った建物だ。周りにアジサイがあればと期待していたが、全く無い。

旧台徳院霊廟惣門の隣にある、先ほどの芝生広場とはまた別の芝生広場。ここでなら、辛うじて東京タワーと紫陽花のツーショットが楽しめる。

縁の一角にこれまた花咲くガーデンがあり、その中にアジサイもあるのだ。


ガーデンから少し林に入ったところにもアジサイが咲くが、

木々などに邪魔されてここからは全く東京タワーは見えない。

なお、階段を上って林の奥へ行くと、

広場が広がっており、ぐるりと回って、

梅園のほうへ降りて来ることもできる。

芝公園前の道路をわたって、

芝公園多目的運動場(アクアフィールド芝公園)の入り口前に行くと、アジサイが固まって植樹されている。

だが、まぁ、わざわざこのために訪ねるような景観ではない。

桜の時期がわりと良かっただけに少しだけ期待していたが、こと紫陽花に関しては、若干のトホホ感を抱えながら芝公園を後にするのであった。( 春の芝公園の様子はコチラ )
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アクセス・所要時間など
●住所
港区芝公園一・二・三・四丁目
●アクセス(増上寺)
・JR線・東京モノレール「浜松町」下車 徒歩10分
・都営地下鉄三田線「御成門」下車 徒歩3分、
・都営地下鉄三田線「芝公園」下車 徒歩3分
・都営地下鉄浅草線・大江戸線「大門」下車 徒歩5分
・東京メトロ日比谷線「神谷町」下車 徒歩10分
●歩行時間
約1時間30分
●費用
無料
●飲食
浜松町駅周辺なら飲食店に困ることはないだろう。芝公園内で弁当を食べることもできる。