府中郷土の森に35万株の彼岸花!絶景の曼殊沙華まつりレポ【見頃期・開花状況も解説】

数年前までは8000株だった府中郷土の森博物館の彼岸花が、一気に35万株に激増。2023年は曼殊沙華まつりが初開催される。

ということで、2023年9月26日に彼岸花を見に行ってきた。

彼岸花の咲く場所や開花状況、見頃時期などたっぷりの写真とともにレポートします!

開花状況と見頃時期

最新の開花状況

最新の開花状況は公式HPで確認できる。

2023.9.26訪問時の開花状況

白い彼岸花はもう終わりかけ。ただし本数は少ないので景観の大勢に影響はないかと。

赤い彼岸花は全体的に見頃だが、個体により差があり、まだ蕾のものから散ったものまで混在していた。

なので「密集感」という意味ではもう一声!という印象だ。

それでも梅園一帯に広がる彼岸花は絶景。

全ての個体がある程度同じタイミングで見頃になればもっと写真映えしそう。来年以降も楽しみ!

例年の見頃時期

9月下旬~10月頭頃

彼岸花の咲く場所はどこ?

園内の色々な場所で見られるが、とくにまとまって咲くのは下記の場所だ。一番規模が大きく見ごたえがあるのは梅園だ。

  1. 旧府中町役場周辺
  2. 川崎平右衛門翁像周辺
  3. 田んぼ
  4. 梅園
  5. 浅間山

以下のルートで歩くと彼岸花を漏れなく鑑賞できるかと。(上のリストの番号と対応してます)

それでは各スポットの写真を見ていこう。

郷土の森の彼岸花の写真

旧府中町役場周辺

例年どおりの規模感。密集度もそこまで高くない。

旧府中郵便取扱所や旧府中町役場の裏手に咲く。が、梅の木々があるため、これらレトロ建物と彼岸花を同時に写真に収めるのはなかなか難しい。

がんばって一枚に収めました。

川崎平右衛門翁像周辺

密集度については豊作の年と比べるとスカスカ感はある。

すぐ横には萩のトンネルがあるので、忘れずに訪ねたい。後述する。

田んぼ

川崎平右衛門翁像の目の前に広がる田んぼ。こちらにも彼岸花が咲く。

まだまだ暑い季節だが、秋の訪れを感じる風景だ。

彼岸花の本数こそ少ないが、稲穂やカカシとのコラボレーションは写真映えする。

梅園

2020年の訪問時には梅園に彼岸花はなく、「ここら一帯が彼岸花なら凄いのに…勿体ない」などと言っていたら現実になった。さすが郷土の森、客のニーズをよくご存知!

梅の木々は青々としてます。

足元は赤一色。白い彼岸花は私が見る限り見当たらなかった。

梅園の隅から隅まで彼岸花が植えられている。端っこの道路が見えるところまで植わってます。

最初は近くの農家さんから球根を譲り受けたのを植えたのが始まりだそう。それを博物館スタッフの方がコツコツと増やし続け、いまでは35万株。

都内の彼岸花名所としては頭一つ抜けたスポットになったのでは!

梅園についても、蕾の状態のモノ、見頃のモノ、散りかけのモノと混在している。多くが一斉に見頃を迎えるともっとスゴイ光景になりそう。

複雑に張り巡らされた小路に入ると、四方八方を彼岸花に囲まれる。郷土の森は都内有数の梅・あじさい名所だったが、曼殊沙華もここに仲間入り。

浅間山

やすらぎ亭近くにある雑木林エリア「浅間山」。こちらにも彼岸花が植えられている。

本数は少ない上に、だいぶ散りかけていた。こっちは咲くのが早かったのかな?体力に自信の無い方は、余力があれば寄るでOKかと。

この時期の郷土の森の彼岸花以外の見どころは?

萩のトンネル【見頃時期も解説】

川崎平右衛門翁像の近く。下の地図の②の場所だ。

ということで、彼岸花を鑑賞したついでに見られる。

例年の見頃時期は9月下旬~10月頭頃ということで、彼岸花とほぼ同時期。

訪れた2023.9.26も見頃だった。トンネルの距離としては30m弱といったところか。

シャンデリアのごとくトンネル中央に垂れさがる萩。皆さん優しく払いながらトンネルを通過してますw

彼岸花を見に来たなら必ず見ておきたい。

キバナコスモス

園内ではコスモスが見られるが、どれも「コスモス畑」というにはほど遠く、チョロチョロッと咲く程度ではある。

田んぼの脇の風景。

水遊びの池・野外ステージのある芝生広場にて。

やすらぎ亭近くにも咲く。(画像は過去のもの)

10月桜

やすらぎ亭近くに咲く。片手で収まる本数で、コスモス同様にメインを張るような規模感ではない。

曼殊沙華祭りのイベント

「まつり」というだけあって各種イベントが開催される。基本的に土日の開催。日程は公式HPをご参照。

  • フォトコンテスト
  • 俳句募集
  • マユで作る曼殊沙華
  • 曼殊沙華の雑貨を作るワークショップ
  • 武蔵国府太鼓演奏会
  • ミニプラネタリウム
  • 職人芸
  • 猿回し

博物館の建物には入れません【参考】

残念ながら博物館の建物・プラネタリウムは工事中で入れない。2023年9月から10か月ほど休館する。

郷土の森について【合わせて読みたい】

郷土の森の見どころ全般についてまとめた記事はこちら。

\ 詳しくはコチラ /

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2020年2月27日(木)、府中市にある郷土の森を散歩してきた。現地の雰囲気を、動画やたっぷりの写真とともにレポートする。 また、周辺スポットや合わせて訪ねたいスポットについても本記事後半で解説している。「郷土の森に行った後は何する?[…]

郷土の森博物館



周辺スポット

下記スポットにも合わせて行ってみては。

野川公園自然観察園の彼岸花

足腰に自信があれば、西武多摩川線を使って同日に郷土の森と合わせて踏破は可能。彼岸花の本数は少ないが、森の中に密集するため秘境感がある。画像は2020年のもの。最新の状況はSNS等でご確認頂きたい。

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野川公園の彼岸花

矢川緑地保全地域

南武線の分倍河原で乗車し、矢川で下車。郷土の森から現地まで1時間弱といったところか。東京離れした湿原を歩けるほか、数は少ないが彼岸花も見られる。

\ 詳しくはコチラ /

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矢川緑地保全地域は東京離れした湿原だった。初秋にはヒガンバナも 2019年9月26日(木)、東京都立川市にある矢川緑地を散策してきた。 矢川緑地は立川市にある東京都指定の保全地域だ。 コースの大半をせせらぎに沿って歩く。周囲に[…]

アクセス・所要時間など

住所
〒183-0026東京都府中市南町6-32

アクセス

  • 京王線・南武線「分倍河原」下車バス、または徒歩20分
  • 京王線「府中」下車バス
  • JR武蔵野線・南武線「府中本町」下車徒歩20分
  • 西武多摩川線「是政」下車徒歩20分

※バスの時刻表は公式ホームページに掲載あり。

滞在時間
1時間20分

費用
有料

飲食

主な選択肢は下記のとおり。府中市場までは10分ほど歩くが、市場の雑然とした空気感を楽しみつつショッピング&昼食もいい。(営業日・時間は公式HPで要チェック)

  • 弁当持ち込み
  • 園内にあるレストラン
  • 郷土の森博物館の外にある物産展のレストラン
  • 大東京綜合卸売センター(府中市場)内の飲食店
  • 府中駅か立川駅まで出て外食

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