キャロットタワーの料金無料の展望台と三角地帯を訪ねて【東京・世田谷区】

キャロットタワー展望台

2020年1月16日(木)、東京都世田谷区にあるキャロットタワーの展望ロビーへ行ってきた。また、その前に広がる「三角地帯」というエリアも散策してきた。

キャロットタワーの料金無料の展望台と三角地帯を訪ねて【概要】

まずは現地の雰囲気はこちらの動画をどうぞ。

キャロットタワーとは、東急世田谷線と田園都市線が通る三軒茶屋駅の目の前にある、オフィスやホール、店舗も入る複合商業ビルである。

この26階に、無料の展望ロビーがある。

高さはおよそ地上120mほど。都内の無料展望台としては、文京区のシビックセンターや江戸川区のタワーホール船堀と同じ程度だ。

都庁展望台と比べればそこまで広くは無いが、展望階には椅子も設置されていて、そこそこゆったりはしている。レストランやラジオ局もある。

展望フロアは南、東、西の各方面を向いていて、横浜方面、都心方面、富士山や東京タワー、スカイツリーなどを見ることができる。

キャロットタワーを「光」に例えるならば、その目の前に広がる通称「三角地帯」は「影」だ。そこはかとなく感じる影。

ただ、影と言っても悪い意味ではなく、昭和にタイムスリップしたかのような、ほの暗いレトロな雰囲気は、好きな人にはたまらないだろう。

エリアとしてはごく限られた狭い範囲だが、キャロットタワーと合わせて訪ねてみると良いだろう。

キャロットタワーの前から世田谷線に乗って、都内では珍しい路面電車のプチ旅にしてみてもいいし、田園都市線に乗って隣の池尻大橋駅で降りれば、首都高の上に作られた庭園散策もできる。実際に行ってみた様子は、本記事の終わりのほうにリンクを貼っておく。合わせて参照されたい。



キャロットタワー展望ロビーと三角地帯の様子を詳しくレポ!

それでは、現地の様子をもっと詳しく見ていこう。

三軒茶屋駅前の風景

キャロットタワーは1996年完成の三軒茶屋駅直結の高層複合ビルである。展望フロアは平成29年にリニューアルオープンし、都心側に展望エリアを広げた。

周囲には他に高いビルがないため、そのオレンジ色の外観は一際目立つ。このニンジン色の外壁が、キャロットタワーの名前の由来だという。

三軒茶屋駅は東急世田谷線の終点だ。駅前はこのように広場になっている。さっそくキャロットタワーへ入ろう。

キャロットタワー1階・2階・3階の様子【低層階はお店】

1階をはじめ、低層階にはカフェ、飲食店など店舗が入る。

吹き抜けの様子。天井は高いが、ヨコにはそこまで広い印象は受けない。

一階とばして3階へ。世田谷パブリックシアターがある。演劇や舞踊などが開かれる公共劇場だ。

2階には、世田谷区民の住民票やマイナンバーなどの発行窓口がある。このように公共性の高い施設であるが、管理・運営は世田谷区ではなく、指定管理者が行なっている。

2階の直通エレベーターで一気に26階へ。なお、エレベーター内部はガラス張りでもなく、特に面白味がある眺望ではなかった。

キャロットタワー26階展望台の様子【展望レストランやFMラジオ局も】

展望フロアに降りると、最初に目に入ってくるのがレストラン「オークラレストランスカイキャロット」だ。

レストランは展望フロア東西にまたがっていて、席によっては眺望を楽しみながら食事ができる。

フロア内にラジオ局「エフエム世田谷」がある。

通路はそこまで広くはないが、椅子もありゆっくりと眺望を楽しめる。あれれ…平日真昼間からダウン中の方が…。

世田谷線が眼下を走る様子も観察できる。チンチン電車は小さくて可愛らしい。

世田谷区といえば、「閑静な住宅街」というイメージが強いが、そのイメージ通り、超高層ビルが他に見当たらず、住宅街が並ぶ。

さて、続いてはキャロットタワーを降りて、三角地帯を散策してみよう。

三軒茶屋の三角地帯を散策

キャロットタワーを後にして、キャロットタワーに面した「世田谷通り」の向かいに目を向けると、なかなか味わいのあるアーケード街が広がる。

アーケード街の一角に、「エコー仲見世」なる商店街の小さな入口が口を開ける。ふむふむ、入ってみよう。

なかなか味わいがある商店街だが、まだまだ序の口。さらに奥へと進んでいくと…。

何時代だよと突っ込みたくなる景観に出くわすことになる。

一応、道路1本隔ててキャロットタワーのすぐ隣。それが証拠に、レトロ感あふれる情景の向こうに、ふと見上げるとキャロットタワーがそびえていたりする。

エリアとしては極めて狭い範囲なのだが、とても細い道が入り組むため、ちょっと迷いそうになる。

 

たぶん千と千尋の湯婆婆の世界に繋がってる。豪勢な食事が店先に並んでいても、勝手に食べちゃダメだゾ!

このように、すぐそばには首都高が走る。世田谷通りと首都高に挟まれたエリアで、まるで、時代の流れに取り残された場所のようだ。



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キャロットタワーのアクセス・所要時間・駐車場など

住所
東京都世田谷区太子堂4丁目1番1号

アクセス
田園都市線「三軒茶屋」下車 徒歩3分
世田谷線「三軒茶屋」下車 徒歩0分

歩行時間
40分
※キャロットタワー+三角地帯の散策合わせて

費用
無料

駐車場

飲食
キャロットタワーに飲食店が入るほか、三軒茶屋周辺にはカフェ・レストランは多い。

地図
※実際歩いたコースと若干異なる。

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