蒲田・梅屋敷公園の梅園は日本一にぎやかだった?【東京・大田区】

2021年2月12日(金)、東京都大田区にある梅屋敷公園に梅を見に行ってきた。

梅のほかに何があるのか、地図なども交えて現地の雰囲気をレポートする。

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蒲田・梅屋敷公園は日本一にぎやかな梅園だった?【概要】

しょっぱなから釣り気味タイトルですみません。

梅屋敷公園の梅園は、「ある意味では」日本一賑やかな梅園だと思う。

  • 梅園の真横に京浜急行本線の高架
  • 梅園の真横に国道15号

結果、こんな立地です。電車と道路に囲まれて窮屈そう。

ということで、電車とクルマの往来の音が絶えず聴こえる。

公園はとても小さく、梅の本数は数十本だろうか。梅の数はそこらの一般的な公園よりは多いものの、「梅の名所」と呼べるような規模感ではない。

大田区のHPでは「100本の梅」とあるが、体感的には100本には満たないように思える。

そのためか、同じく大田区で梅が見られる「池上梅園」と比べて、訪れる人はまばら。周囲の騒音とは裏腹に、どこか寂しい雰囲気。

そんな梅屋敷公園だが、実は正式名称は「聖蹟梅屋敷公園」。聖蹟と言えば都内では「聖蹟桜ヶ丘」が思い起こされるが、あの「聖蹟」であり、実は有難い場所だった。詳しくは後述する。

ご近所さんでなければ気軽には来られるスポットじゃないだろうから、池上梅園での観梅ついでに訪ねるといい

両スポット間は離れているが、歩いても電車を使っても似たような時間がかかる。なので、「足腰に自信が無い」ということじゃなければ、歩いてしまったほうが良いだろう。

現地の雰囲気はこちらの動画をどうぞ。

開花状況

訪れた当日の開花状況は4~5分咲きといったところだった。

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例年の見頃期

例年の見頃は2月中旬~下旬頃だろうか。情報が少ないのでTwitter等で確認するほかなさそうだが、池上梅園の見頃ピークに合わせて行けば間違いが少ないと思われる。



梅屋敷公園の様子をもっと詳しく【詳細】

それでは、現地の様子をもっと詳しく見ていこう。

梅屋敷公園の歴史

歴史は古く江戸時代にさかのぼる。1800年代の前半、旅人向けの薬「和中散(わちゅうさん)」の販売所の敷地に茶屋を開いたのが起源とされる。

かつての茶屋は現在とは比較にならないくらい大きく、敷地3000坪(東京ドームのグラウンドよりちょい狭いくらい?)に梅が数百本植えられていたという。

そのため、かつては亀戸天神の梅園と並んで江戸近郊の梅の名所の一つに数えられ、歌川広重の浮世絵にも描かれたほどだった。

昭和28年からは大田区立の公園として公開されているが、長い年月を経て敷地は小さくなり、往時のような盛況は見られない。

なお、公園一帯は「梅屋敷と和中散売薬所跡」ということで、大田区文化財となっている。

公園の様子

さっそく梅園を巡る。

前述のとおり、現在の梅園はとても小ぢんまりとしている。梅園を散策するだけなら、数分で終了する。

池があったが、水は抜かれている。

間隣には京急の高架がかかる。

高架じゃなければ「梅と電車」のツーショットも、多少サマになりそうなものだが…。

周囲は中層ビルに囲まれる。

公園の隣に歩道橋がある。のぼってみよう。

国道15号を見おろす。

公園のほうに目を移すが、背の高い木が邪魔して梅園はあまり見えない。

少しだけスイセンが咲いていた。

ちいさいが菖蒲田も。

明治天皇行幸の記録

国道に面した入口にある「明治天皇行幸所蒲田梅屋敷」と書かれた石柱。

明治天皇がこの地を気に入られ、9度も通われたと記録が残るという。

だから「聖蹟」蒲田梅屋敷公園なのね。

そこまで明治天皇に好まれたということは、明治時代にはまだ「梅の名所」として賑わいを見せていたのだろう。

相撲の土俵

写真右手に見えるのは土俵。神社とかで土俵は見たことがあるが、なんでこんな所に?近年までわんぱく相撲が行われていたようだが、現在では使用されていない模様。

石碑

句碑や石碑がいくつか配置されている。

中には1834年建立というものも。ただ、かつてはもっと多くの江戸期の句碑があったのが、戦後の混乱期になくなってしまったという。句碑なんて盗んでどうするつもりだったのか。

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まとめ

池の水ぜんぶ抜く状態であることからも、観光地としてはあまり行政のヤル気は感じられず、「開発優先したいが、明治天皇の行幸所だしあからさまには無下にできないし…」というジレンマみたいなモノを感じる梅園であった。

ご自宅からそこまで遠くない場所にお住まいの方ならば、穴場的な観梅スポットとして利用できるだろう。



周辺スポット

下記スポットにも合わせて行ってみては。

池上梅園

おなじ大田区でも梅屋敷梅園とは扱いに雲泥の差のある庭園。

コチラはよく手入れされていて、梅の見ごたえもある。急な斜面に梅がビッシリ植えられたスポットは23区ではココくらいでは。

池上梅園の様子

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アクセス・所要時間・駐車場など

住所
〒144-0052 東京都大田区蒲田3丁目25−6

アクセス
京浜急行「梅屋敷」下車 徒歩5分
京浜急行「京急蒲田」下車 徒歩10分

滞在時間
約15分
※花の鑑賞時間含む。

駐車場
公式の専用駐車場は無いが、周辺に駐車場が点在している。

費用
無料

飲食
正直、弁当を広げて食べるような雰囲気じゃない。食事は場所を変えるのが無難。

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