2021年8月のとある晴れた平日、コロナ禍だというのに青梅鉄道公園まで行ってみた。
いや、コロナ禍だからこそ行ってきたと言うべきか。青梅だし、平日だし、猛暑日だし…どう考えたって3密になるまい。
屋外展示物である0系新幹線や機関車の様子などを、動画やたっぷりの写真とともにレポートする。
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青梅鉄道公園で子連れランチピクニックしたレポ【見どころ概要】
青梅鉄道公園は、小学生中学年くらいまでの電車好きキッズなら、半日ちかく楽しめるコスパの高いスポットだ。
おもな見どころは次のとおり。
- 0系新幹線
- たくさんの機関車
- ジオラマ展示
- 遊具類
親目線で良いと感じた点は3つ。
屋外展示車両の豊富さ
青梅鉄道公園のほかにも、都内には新幹線や機関車が屋外展示されている公園はある。
しかし、ひとつの施設で10両もの車両が屋外展示されたスポットというのは珍しい。
外から眺めるだけじゃなく、中にも入れます。
標高230m。ちょっとしたピクニック気分
公園は丘陵地帯にあり、標高は230mほど。
といっても、最寄りの青梅駅も標高およそ200mなので、駅からの高低差は30m程度。
また、駅からもそこまで遠くないし、公園もどちらかと言えばせまい。
ピクニック気分だけど、キツ過ぎない。小さな子供と電車で来るには、体力的にちょうど良い塩梅なのだ。
いろいろ値段が安い
まず入園料が安い。小学生以上100円。
あと、忘れちゃならないのが、たくさんある遊具やゲームのほとんどがワンコイン100円。地味ながらポイント高い。
※2021.8時点の情報です
現地の雰囲気はコチラの動画もどうぞ。
ランチはどうする?【弁当持参は必須】
とくに子連れならばランチは弁当持参一択。せめて、ほかの場所でお昼を済ませてからの来園をオススメする。
なぜなら、駅の周辺にファミレスは無く、公園内には売店もないから。
屋外は持ち込み飲食OKで、こんなふうに汽車の真横で弁当を食べられる。
電車好きキッズにとっては、ある意味、外食より楽しいランチなのでは。
緑の日よけが爽やかなベンチも。ただ、夏場は虫除け必須。
ベンチや椅子はそれなりの数があるので、よほど混雑してなければレジャーシートはなくても大丈夫そうだ。
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コロナ禍の混雑状況は?【平日・夏休み期間中】
訪問時の条件は下記。
- 小学校の夏休み期間中の8月
- 平日
- 最高気温33.7℃(暑い)
で、こんな混雑状況です。まぁ、ガラガラですな。
最大でも周りに5組くらい。タイミングによっては、他に誰もお客さんがいないことも。
都心からだと遠いため、過ごしやすい季節の連休でなければ混むことは少なそう。
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青梅鉄道公園の様子をもっと詳しく【詳細】
それでは、現地の様子をもっと詳しく見ていこう。
青梅駅から坂を登って
青梅駅を出たら、すぐ左の線路沿いの道を進む。
永山公園通りを進んでいく。ひたすら登りなので、鉄道公園までがチョッピリ大変。
公園に到着
到着。
丘の上にあるが、周りは閑静な住宅街だ。
マップはコチラのとおり。けっして広くはない。むしろ、少し狭いかな、という規模。小さな子供連れには丁度いい。
たくさんの機関車
都内のほかの公園でもよく見られるデゴイチほか、色々な種類の機関車が屋外展示されている。
最新のテクノロジーで出来た最近の電車は、空気抵抗を減らすだ何だとムダの無いルックスをしている。
そこに来てこのゴチャッと感。空気抵抗上等!と色々な突起が存在感を主張している。
複雑な曲線からなるメカというのは、子供のみならずかつては少年だったパパもグッと来るものがありますな。
「歴史的価値が高いから、周囲を厳重に柵で覆って…」とかじゃなく、園内のだいたいの機関車に乗れちゃう大らかさもいい。
ここは博物館じゃなくて公園ですから。
この何だか汗臭いような計器類の佇まいとか、「昭和レトロ♪」みたいな軽いワードでは片付けられない。
石炭を乗せる場所ですかね。
0系新幹線
屋外展示車両は機関車だけではない。階段を降りた先に、新幹線広場がある。
団子鼻がチャームポイントの0系新幹線だ。
新幹線にも乗れちゃいます。
座席の「ニッポン、ただいま高度経済成長中!」みたいな空気感がたまりません。
運転室にも入れる。閉所恐怖症の人は発狂しそう。
「いろいろな機械類がおさまった狭い場所」…どう考えても小さな男の子ホイホイ。
車両の後部には個室らしきスペースも。
踏切体験
ボタンを押して踏切操作。都心部じゃ「1回押すごとに●●円」とか資本主義的コンテンツになりそうですが、ここ青梅鉄道公園ではいつでも押し放題です。
なぜボタンを押すのかって?そこにボタンがあるからだ。
屋外遊具【トーマスにミニSL、弁慶号etc.】
各種遊具もそこそこ充実している。そのほとんどが100円というのは有り難い。
真横にリアル機関車があるのにトーマスに乗りたがる息子氏。トーマスの吸引力はダイソン並み。
放水銃の的当てゲーム。
ミニSLはコロナ対策のため休止中だった。
弁慶号も休止中。これはまた再訪せねば。
新幹線広場の奥にはバッテリーカーが。
まぁ色々と遊具があるが、基本的に「昭和の百貨店の屋上」みたいな遊具たちであり、親もどこか懐かしさを感じる。
記念館
公園入口に記念館なる建物がある。
その1階部分は周囲より少し高くなっていて、ベンチが並び、目の前には電車がある。
そう。駅のホームみたいなつくりなのだ。
そんな記念館は、1階、2階の壁面を中心に、鉄道の歴史に関するコンテンツがところ狭しと展示されている。
壁にバーッと貼られた展示。都心の最新の科学館ではお目にかかれない、「昭和手づくり」感が漂う。いや、いい意味で言ってますよ。
こうした展示物だけではなく、子供が遊べるコーナーもある。順に見ていこう。
ジオラマ
記念館1階のメインコンテンツ。フロア中央に鉄道ジオラマが展示されている。
お金を入れれば、自分で車両を操作することもできる。
屋内遊具
記念館の2階は、ちょっとしたゲームセンターみたいになっている。
「Dr.エロ―に乗りたい!」と舌足らずに要求してくる息子氏。あぁ、はいはいドクター「イ」エローね。
Dr.エロ―って…鳥山明氏のマンガにでも出てきそうなネーミングです。
ずいぶん面長な中央線ですね。裏側に回ると…
運転台が再現されてました。レバーを上上下下とせわしなくガチャガチャする息子氏。格ゲーじゃないんだから…。優しく扱うよう指導。
息子氏、「電車でGOやりたい!」モード発動。この数年間でこんな100円玉を消費した日はないわ。
1回200円、300円だと考えてしまう遊技台も、ワンコインだと油断してしまい、結局はそこそこの金額を使ってしまうという…たぶんココの所長さんは凄腕のマーケター。
展望台
記念館の屋上は展望台になっていて、見晴らしがいい。
汽車も見下ろせる。
アスレチックはありません【参考】
「公園」と名はつくが、鉄道公園にアスレチック遊具は無い。
徒歩圏内にもそうした公園は無い。
クルマ利用ならば、アスレチックのある青梅市花木園が近い。
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アクセス・駐車場・滞在時間・入場料など
住所
〒198-0041 東京都青梅市勝沼2-155番地
アクセス
JR青梅線「青梅」下車 徒歩15分
駐車場
専用駐車場はないが、ちかくの永山公園に駐車場がある。ただし台数は多くはなさそう。
滞在時間
昼食時間込みで5時間ほど。電車好きな未就学キッズなら、昼休憩やおやつ休憩をはさんで半日ちかく楽しめるだろう。
小学生以上だと、半日いるとさすがに飽きるかも。
入園料
小学生以上100円
※2021.8時点
地図