2019年月8月8日(木)、東京都武蔵村山市にあるひまわりガーデン武蔵村山に行ってきた。
見頃期や開花状況とともに、現地の様子をレポートする。
2020.8追記:団地ならびに道路工事に伴い、2020年、二つあるうちの南側のひまわり畑はその姿を消した。2020年以降は例年の半分ほどの面積となる。本記事では、在りし日のヒマワリ畑の様子も紹介する。
ひまわりガーデン武蔵村山は料金無料の広大なひまわり畑【概要】
ひまわりガーデン武蔵村山は多摩モノレールの終点、上北台(読み方、かみきただい)から歩いて行ける都内有数のひまわりの名所である。
都内最大級と自称するだけあって、なかなかの規模である。広さは3.7ha、東京ドームの0.8個分くらいの面積だ。
それでいて無料というのは素晴らしい。毎年2万人を超える来園者が訪れるという。

ただし、ひまわり畑はもちろん、駅から畑までのコース上にほとんど木陰ナシという、猛暑耐久レースの様相を見せる。水分補給と日差し対策は絶対に欠かせない。

また、周囲は大きな道路や団地に囲まれ、そこまで自然景観豊かという訳ではない。

さらに、徒歩圏内に他の見どころがある訳でも無い。そこで、モノレールを使えばアクセス容易なIKEAやららぽーと立川立飛での涼しいショッピングをメイン目的にして、ついでにひまわりをサラッと(熱中症にならない程度に)楽しむ、というのがオススメ。
ちなみに、2019年は7月20日~8月11日までの開園で、開園期間終了後は入園できず、ひまわりも伐採される。気になる方はお早めに。
現地の雰囲気はコチラの動画もどうぞ。
開花状況と例年の見頃時期
2019年8月8日の開花状況
満開・見頃だった。
2020年8月4日の開花状況
見頃ピークはほんの少し過ぎた感があった。
例年の見頃は7月下旬~8月上旬。その年の日照状況により前後する。公式ホームページで開花状況をチェックしてから出掛けるのは必須。
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ひまわりガーデン武蔵村山の様子をもっと詳しく!
それでは、見頃を迎えた武蔵村山のひまわりの様子をもっと詳しく見ていこう。
多摩モノレールの終点「上北台」を目指して
JR利用だと立川乗換が一般的だろう。立川駅の北改札より出ると、

目の前に多摩モノレールの立川北駅がある。

さっそくモノレールに乗る。車両の連結部にドアが無く、この全車両ブチ抜いたような解放感が特徴的だ。

モノレールの何が良いって、景色が良いよね。

終点「上北台」で下車。駅前の街並みに特筆すべき点は無いが、

モノレールの軌道の端っこなど、こんな機会が無ければなかなか見られるものではない。マジマジと眺める。Oh、キレテルー!(マイク・ベルナルド)

上北台駅からひまわり畑までの徒歩アクセスルート
さて、ひまわり畑への行き方はシンプルだ。モノレールの進行方向、乗ってきた方向へ直進すると上立野東という交差点があるので、左に曲がって、

新青梅街道に沿ってまっすぐでOK。迷うことは無い。

駅から歩くこと10分。左手にひまわり畑が見えてきた。

だが、周囲は柵で覆われており、すぐには入れない。

下図の黒い星が現在地で、畑を回り込んで赤い星=入口まで行かねばならない。ちなみに下図のとおり、ひまわり畑は縦に長い※2020年より南側のひまわり畑はなくなった。

まずは北側のひまわり畑から散策
道路の左右にひまわり畑の入口がある。畑が南北に分かれているのだ。

まずは新青梅街道沿いの北の畑から見てみよう。

園内はだだっ広く、夏真っ盛り。

白い雲とひまわり。カモとネギくらいのベストマッチだ。

園路は単純な一本道ではなく、ちょっとした迷路のようだ。

ゴーヤのトンネルが涼しげだ。

もっとも、そこまで実際に涼しい訳では無い。

ゴーヤのトンネルからチラ見えするひまわり。

日差しを受けて嬉しそうなひまわり。空も広いねェ。

見晴台がある。登ってみよう。

見晴台から眺めたひまわり畑。大勢のひまわり達を見下ろしていると、全校生徒の前でスピーチしている校長先生になったかのようだ。「えー、みんなが静かになるまでに1分もかかってしまいました。」「先生、田中君が倒れました!」

自分もあまりの暑さに倒れそうになる。熱中症になってはいけない。先を急ごう。

南側のひまわり畑を散策【閉鎖】
2020.8追記:団地ならびに道路工事に伴い、2020年以降は南側のひまわり畑はその姿を消した。2020年以降は、例年の半分ほどの面積となる。以下では、在りし日のヒマワリ畑の様子を紹介する。
道路をはさんで南側のひまわり畑を散策する。基本的に、北側の畑と同じような景観である。
そのため、体力と相談して、日差しに疲れたなら無理せず帰路に着く勇気も大切だろう。

ひまわり畑の向こうには村山団地がそびえる。そもそも、ひまわりガーデン武蔵村山は、都営団地の立替にともない発生した用地を、武蔵村山市が東京都から借り受けたのがはじまりだそうだ。

ひまわり畑の始まりは平成24年で、毎年5月には小・中学生など多くのボランティアが種まきをするのだそうだ。この見事なひまわり畑も、多くの人たちの努力の結晶なのだ。
ゴーヤのトンネル、再び。

お約束のパネル。

「僕ガングロひまわりってんだ、シクヨロでぇーす!」とか言い出しそうなギャル男風ひまわり。枯れかかっている訳では無く、元々こういう色の品種だそうだ。

他にもいくつか品種の案内が。ひまわりに品種が存在することを、無駄に長く生きてきて今さら知るという恥ずかしい展開。ひまわりはひまわりじゃないのかよ。色々あるんですね、勉強になった。

南端までやって来て振り返る。暑い。ただただ暑い。元来た道を戻るか。

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アクセス・所要時間など
住所
〒208-0012 東京都武蔵村山市緑が丘1460
アクセス
多摩モノレール終点「上北台」下車 徒歩15分
歩行時間(施設見学時間含む)
約1時間
費用
無料
飲食
上北台駅周辺含めてそこまで食事処は充実していない。
モノレールを使えばららぽーと立川立飛や立川駅はすぐ。そこまで行ってしまえば、大型商業施設が駅前・駅内に集積しており、レストランに困ることはまず無いだろう。
地図