概要:松田山ハーブガーデンは、天空のハーブ園だった
2019年6月13日(木)、神奈川県足柄上郡松田町にある松田山ハーブガーデンに行ってきた。
小田原が目と鼻の先という場所に、眺望の良いハーブガーデンがある。足柄平野の先には相模湾がかすかに見える大パノラマで、足元にはハーブが咲き競う。

数は少ないが、アジサイも咲く。

園内はとても小さく、正直なところ、この施設のためだけに遠方から訪ねるのは厳しいものがあると思う。
梅雨時期なら、松田山ハーブガーデンから歩いて行ける開成町のあじさい祭りとセットで訪ねたい。

田んぼの広がる風景にアジサイが並ぶ独特の景観で、日本一のどかな紫陽花名所なのではなかろうか。いや、日本のアジサイ名所すべてまわった訳じゃないが…。そう言いたくなるほどの景観である。
鬱陶しい梅雨の季節、美しいアジサイと、ハーブが爽やかな庭からの絶景をめぐるプチ旅に出かけるのも悪くないだろう。( 開成町のあじさい祭りの記事はコチラ )
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詳細:松田山ハーブガーデンの様子を詳しくレポ!
アクセスには小田急線の新松田駅を利用する。ルートはいくつかあるが、山と白い建物を目印に進む。なお、公式ホームページにも詳しい地図が写真付きで掲載されているので活用したい。

北口を出て、目の前の通りを左に進み、

最初の信号を右に曲がる。

正面にはすでに松田山と、ハーブガーデンの白い建物が見えている。目指すはここだ。

今回は河南沢交差点の十字路から行ってみた。

さっそく坂が始まる。そう、眺めが良いスポットというのは、「登る」という通過儀礼を要する。

轟音が鳴り響く高速道路の下を通る。

高速道路を真横に見ながら歩いて行くと、西平畑公園入口の看板が。ここから登ってハーブガーデンを目指す。

なかなかシビれる階段だ。油断している場合ではない。ここからが本番だ。

みるみる街が小さくなっていく。

こういう場所では絶望を感じないよう、あまり上を見てはいけない。

六合目の道標。散歩も人生も、自分の立ち位置を確認できると安心するのは人間の性。

だいぶ上り詰めてきた。

山肌に見えていた特徴的な建物も目前に迫る。

ローラー滑り台だろうか。前の木々を伐採して、日本一怖い滑り台みたいに売り出しても良いんじゃないかと思えるほどの眺めだ。

ようやく上まで辿り着いた。正面には松田山ハーブガーデン入口。なお、左手には、

謎のミニSLが。この日は動いていなかった。運行時間と曜日は公式ホームページに掲載されている。

どれくらいの標高だろうか。松田山自体は568mであり、このハーブガーデンはその中腹にあるため、高さは200mくらいだろうか。

入口に到着。

駅から30分少々でこれだけの眺めが拝めると考えれば、せっせと登ってきた甲斐があるというものだ。


目の前の斜面にはハーブ園が広がり、段上に整備された園路を降りていく。


下りるということは、また上るのか…と気が進まなかったが、実は下りた先にも出口があり、そこから新松田駅に戻れるので安心。

振り返るとハーブ館。ハーブの販売や体験工房、レストランを備えた施設だ。

アーチをくぐって。

だいぶ下りてきた。


裏口がある。ここから出ていけるのは有難い。

坂を下って行く。

高速道路を見上げながら進む。

苔むした高速道路の脇を進んでいると、

長いトンネルが。

写真だけ見ると幽霊が出てきそうだが、上を車がビュンビュン通る。さすがにこれだけうるさければ、幽霊も居心地が悪くて逃げだすだろう。

なお、開成あじさいの里へ行く場合は、松田山ハーブガーデンから徒歩30分ほど歩くことになる。あまり分かりやすい道順とは言えないので、事前に地図を用意しておくか、スマホの地図機能を頼ったほうが無難だ。( 開成町のアジサイ祭りの記事はコチラ )
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アクセス・所要時間など
●アクセス
小田急線「新松田」下車 北口より徒歩35分
●歩行時間
約1時間
※開成町のアジサイと合わせて観光すれば3、4時間程度
●費用
無料
●飲食
松田山ハーブガーデンにレストランがある他、新松田駅周辺に飲食店が散在している。ただ、あまり数は多くはない。持参した弁当をハーブ園か開成町あじさい祭り会場で食べるのも良い。