東京都練馬区にある区立牧野記念庭園を散歩してきた。
見どころや現地の雰囲気を、動画や写真とともにレポートする。
牧野記念庭園に行ったので見どころをレポ【概要】
庭園というと、コイの泳ぐ池や風流な岩などが思い浮かぶ。
しかし、牧野記念庭園には300種類の草木類が植えられ、庭園というより「草木の観察施設」といったほうがシックリ来る。23区で言えば、向島百花園や赤塚植物園あたりと似た雰囲気。
それもそのはずで、牧野記念庭園の名前の由来ともなっている牧野富太郎博士は、「日本の植物分類学の父」とされる植物学者。その自宅跡地がこの施設なのだ。
草木にとくに思い入れの無い方からすれば、「これが庭園?施設も小さめだしすぐに見終わるな」と思うかもしれない。
ただ、徒歩圏内には石神井公園がある。石神井公園は、紅葉や桜の見ごたえがあるほか、池のボートではトンネルをくぐる面白体験もできる。
ということで、石神井公園とセットでお散歩するといい。
ちなみに牧野記念庭園は区立の施設なので、入園料はかからない。
現地の雰囲気はコチラの動画もどうぞ。
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牧野記念庭園の様子をもっと詳しく【詳細】
それでは、現地の様子をもっと詳しく見ていこう。
大泉学園駅からアクセス
最寄り駅は西武池袋線の大泉学園駅。駅前の様子。ロータリーになっている。
駅南口の大通りを直進して、「牧野庭園前」交差点を右へ曲がればOK。駅からは近く、5分前後で到着。
迷うことは無いだろう。
園内の様子
訪れたのは秋だった。木々が紅葉していた。
ただ、紅葉の木の数は多いわけではない。
周囲は住宅や団地に囲まれる。
練馬の名木「センダイヤザクラ」。牧野博士が命名した桜で、この種では日本最大の大きさだという。
さまざまな草花が育てられている花壇。
「のむらかえで」という名前のカエデ。なんとなく女の子の名前っぽいですな。
園内にある書屋展示室がちょっとユニークだった。
その名のとおり、牧野博士が研究・執筆のために生涯こもった書斎の展示なのだが…
書斎が鉄筋コンクリート製の建物に覆われている。
つまり、建物の中に建物が展示されているのだ。不思議な感じ。
時代背景もあるが、東大で研究していた先生の書庫というのを考慮すると、どこか質素な印象を受ける。
まさかのご本人登場。博士の等身大パネルが置かれていた。
書屋展示室の他にも、博士の愛用品や植物標本が展示された「常設展示室」「企画展示室」もある。
書斎とは正反対で、ずいぶん近代的なルックスの建物だ。それもそのはず、牧野記念庭園は、開園は昭和33年にさかのぼるが、平成22年にリニューアルオープンしている。
博士の銅像。
見上げるほど大きな松の木。
元々個人宅のお庭なので大名庭園のような規模感ではないが、いろいろな草木が見られる。「百花園」の類が好きな方は、立ち寄ってみては。
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住所・所要時間など
住所
東京都練馬区東大泉6-34-4
滞在時間
15分
費用
無料
飲食
最寄りの大泉学園駅前には飲食店が集まっている。