コニカミノルタサイエンスドームの混雑状況|アクセス悪いが高コスパな科学館【東京・八王子市】

八王子市のコニカミノルタサイエンスドーム

2019年7月13日(土)、東京都八王子市にあるコニカミノルタ サイエンスドーム(八王子市こども科学館)に子供と行ってきた。アクセスや混雑状況とともに、現地の様子をレポートする。

サイエンスドームは八王子の小さな科学館

コニカミノルタに名前を貸しているだけで、れっきとした市の施設である。宇宙のことを中心に、科学風味の味付けの展示物があるが、写真の通りお勉強感は低く、小さな子供が楽しめるスポットとなっている。

1階にはプラネタリウムがあるほか、

プラネタリウムの上部を眺める

ピタゴラスイッチを彷彿させる仕掛けゾーンがあり、我が子が生産ラインの一部と化し黙々と作業を繰り返す様子をボーッと眺めていると、「ピタッ・ゴラッ・スイッチッ♪」の曲がアタマの中で再生される。

必至にボールを上へと運ぶ装置を動かす子供

2階には宇宙飛行士のバーチャル着せ替え投影モニターがあったり、

バーチャル宇宙服を着た子供

国際宇宙ステーションのシミュレータなどがある。シミュレータは未就学児には難しいかもしれないので、必要に応じて大人が手伝って。小さな子供向けだからか、体験系展示物の割合が多い

赤い照明に染まった国際宇宙ステーションの大型模型

建物を出て正面には、古い丸ノ内線車両が展示されていた。今の画一的でノッペリしたステンレスの電車たちと異なり、無駄に凝った模様が懐かし過ぎる。

道路横に佇む丸ノ内線の旧型車両

正直、規模は小さいし、近隣に他のスポットがあるわけでも無い。が、小さな子供を適度に遊ばせて(疲れさせて)明るいうちに撤収可能とも言える。

あまりに家が遠いなら考え物だが、そうでなければ未就学児~小学生程度の子供・孫となら、一度は訪ねてみても良い穴場的スポットと言えよう。

混雑状況

訪れた土曜日は子供の入場料がなんと無料。それにも関わらず、開館の10時から14時頃まで滞在したが館内は余裕があった

ただし、SNS、口コミなどをチェックすると、下記の日時は混雑しそうだ。

  • 雨の日
  • 夏休みなど小学生の長期休暇シーズン
  • GWはじめ連休
  • 昼過ぎ

あまり広くはないだけに、混雑すると親も子もストレスフルだと思われる。とくに連休など皆が行きそうなタイミングは外した方が良いと思う。

所要時間

展示内容は少ないため、見学自体にそこまで時間はかからない

具体的な所要時間は、

  • プラネタリウム含め展示見学のみ…2~3時間
  • 上記に加えて館内で昼食…3~4時間
  • 上記に加えてワークショップや実験ショーに参加…4~5時間

こんなところだろう。ちなみに、我が家は館内で弁当を食べて展示見学のみで、4時間弱の滞在だった。

粘りに粘って最大でも半日程度の滞在時間で、一日遊べるほどの規模感ではないと思う。

体験ワークショップの注意点

ワークショップや実験ショーは基本的に土日祝日、または小学生の長期休暇シーズンのみ開催。普通の平日では実施していない。

また、内容によっては、事前に電話で申し込んでおかないと、当日参加できないので注意。公式HPにイベントスケジュールが載っているので最新情報は要チェック。



コニカミノルタサイエンスドームの様子の様子をもっと詳しく!

それでは、現地の様子をもっと詳しく見ていこう。

八王子駅からのアクセス方法【やや分かりにくい】

今回、アクセスにはJR八王子駅からバスを利用。

八王子駅構内

北口を進み、階段は下りずに歩行者デッキに出る。バスに乗るには「階段を下りない」のがポイント。

バス停はターミナル内で文字通り陸の孤島のようになっており、地上からバス停への横断歩道は見当たらなかった。なので、このように駅改札から続く2階デッキからエレベーターでバス停に降りるしかない

八王子駅のデッキの様子

さらにエレベーターも行き先ごとに沢山あるという、一見さんお断り仕様となっており、迷うこと必至。結局、サイエンスドームは11番のバス乗り場ということが分かり、このエレベーターで降りる。

それにしても大きなバスターミナルだ。

バスロータリーの様子

そのまんまの名前のバス停「サイエンスドーム」で下車。

道を左に進むと、すぐに細い道があるので直進。

2車線の道路

200mほど歩けば右手にサイエンスドームが見えてくる。

コニカミノルタサイエンスドームに到着

通り過ぎて振り返ってパシャリ。この道路の奥から歩いてきた格好となる。左手にはプラネタリウムのドームが見える。

コニカミノルタサイエンスドーム正面外観

電車の屋外展示もあるサイエンスドーム周辺

視線を右手に移すと、道をはさんで反対側には小さな公園が見える。

道路をはさんで左手にコニカミノルタサイエンスドーム、右手に小さな公園

遊具は滑り台のみという小さな公園。サイエンスドーム館内には持参した弁当を食べられるスペースがあるが、万が一混雑で座れなかった場合、こちらの公園も使えそうだ。幸い、発券当日なら再入館可能なので、公園で弁当を食べてサイエンスドームに戻ることもできる。

公園の小さな滑り台

サイエンスドーム入口正面には丸ノ内線の旧型車両が展示されている。

屋根の下に置かれた丸ノ内線車両

中に入れるので行ってみよう。ちなみに土日祝日は公開と書かれており、いつでも入れるわけではなさそうだ。

丸ノ内線車両からコニカミノルタサイエンスドームを眺める

目の前は駐車場になっている。

駐車場

暑い日だと車内は蒸す。

丸ノ内線の車内。くすんだ緑の通路と赤紫の座席が古めかしい

1階はプラネタリウムと小さな子供向け科学館

10時の開館と同時に入館!

入って奥へ進むと、子供ホイホイなビジュアルの一角がある。

1階の装置たち

頑張ってポンプをチャージしたり、

両手でつかんでポンプのように上下する装置

頑張って自転車的な装置をこいだり、

自転車のように足でこぐ装置

何カ所かある装置を頑張ると、エネルギーが充電される仕掛けだ。

装置を動かすと表示されたパーセンテージが上がるロケットのようなもの

地球がゆっくりと回る。回転する物体にボールを転がすと、ボールはどんな動きをするか?を確認することができる。その近くでは、

地球のデザインの円盤がゆっくり回る

ボールを補給しては、ひたすらハンドルを回す子供。ボールは上へと運ばれる。

ハンドルを回すとボールが上昇する装置

頭上の鉄線のトンネルを転がるボール。ピタゴラスイッチのようだ。

天井を駆け巡るボール

落ちてきたボールの通り道を、取り外し可能なパーツを使って自由につくる。これまたピタゴラスイッチ的。

のぼったボールが落ちてくるところ

歯車を自由にレイアウトして回してみる装置。

無数の歯車

歯車の一部となって単純作業を繰り返すという社会の構図を教えるのに格好の施設と言えよう。

その他、でんじろう先生気分が味わえる装置など複数の装置があり、子供たちは中々飽きない。

透明な球体の中を青紫の電流らしきものがバチバチしている

1階にはこのような装置のほか、プラネタリウムもある。ドラえもんやしまじろうが登場するプログラムもある。事前に公式ホームページで上映時間をチェックしておこう。

2階は宇宙関連シミュレータが充実。食事スペースも

続いて2階に行ってみよう。2階には「はやぶさシミュレータ」や、

管制センターのようなモニター

宇宙飛行士などに変身できるバーチャル着せ替えなどがあるが、

バーチャル宇宙服に身を包んだ子供

何といっても目玉はこれだろう。3チームに分かれて協力プレイで国際宇宙ステーションのミッションを遂行するという、何とも熱い展開。

3つの座席の奥に国際宇宙ステーションの大型模型

こんなのに座って、画面上ではやぶさを国際宇宙ステーションに合体させたりする。

円形の座席にはモニターが付いている

2階には休憩スペースもあり、持参した弁当を食べることが出来る。この日はガラガラだった。

長机が複数置かれたスペース

その他、今回は行かなかったが地下1階には科学工作室があり、先着・別途料金で科学工作や実験が行われる。

八王子駅~サイエンスドーム間は徒歩でイケる?

帰りは歩いて帰ってみた。八王子駅までは30分強かかった。起伏は無いので、普段から歩き慣れている子供なら問題ないだろう。

古い低層建築物が並ぶ大通り

サイエンスドーム沿いの通りから大通りに出たら右に曲がり、ひたすらまっすぐ進めば中央線にぶつかるので、左方向にずっと進めば八王子駅だ。

もっと近道もあるが、スマホを使わないと道に迷うかもしれない。

マンションが立ち並ぶ大通り

駅近くの様子。賑わっている。

お店で賑わう駅近くの通り
通りの向こうに見える駅ビル

八王子駅に到着。

八王子駅ビル



アクセスなど

アクセス
京王八王子駅またはJR八王子駅北口から西東京バス「みつい台」「創価大学循環(八日町経由)」乗車 「サイエンスドーム」下車 徒歩2分

施設滞在時間
約3時間50分

費用
有料
※土曜日と5月5日は、子供は無料

飲食
館内の休憩スペースで持参した弁当を食べられる。

公式HP
https://www.city.hachioji.tokyo.jp/shisetsu/003/p011705.html

地図

合わせて読みたい

東京にいくつかある科学館を勝手に比較!

東京の科学館を独断と偏見でレビュー。合わせてどうぞ。

★ 東京の科学館まとめ記事はコチラ ★

科学館の色々な写真

HOMEに戻る