2019年8月1日(木)、東京都江戸川区にある葛西臨海公園と葛西臨海水族園に行ってきた。
夏でも海風で涼しいというネット情報だけを頼りに、避暑もかねて子供を連れて行ってみたのだ。
現地の様子をレポートする。
夏の葛西臨海公園は海風で「木陰なら」涼しい
結論、水族館が涼しいのは当然として、水族館を取り囲む葛西臨海公園も「多少は」涼しいスポットであった。まぁ、日差しは強烈だし、汗は普通に大量にかくわけだが、
「臨海」と言うだけあって、海辺に面した公園はちょっとした扇風機に当たっているような海風がホントに吹いていた。で、木陰のベンチに座って弁当を食べているとアラ不思議、汗が引いていた。木陰に入ればそれくらいには涼しい。

また、園内の観覧車も少しは涼しい。冷房がかかっているからだ。そうは言っても逃げ場の無い直射日光に照らされた観覧車内は「涼しい!」というほどではなく、軽く汗ばむ。

日本一高い観覧車だけあって眺望は抜群。東京湾の大パノラマ。

おまちかね、水族館は当然ながら涼しい。

イルカショーも無い地味目な水族館だが、お勉強感やや強めで好奇心をそそられる。

避暑スポットとして水族館は鉄板ではあるが、水族館だけじゃツマラナイ、というなら葛西臨海公園は良い選択だろう。海もあって、観覧車もある。
公園→観覧車→水族館と、徐々に涼しさが強まるようなコースで回るのがオススメ。最初に水族館に行ってしまうと、公園や観覧車の多少の涼しさなど、涼しいと感じなくなってしまうからだ。
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夏の葛西臨海公園の様子をもっと詳しく!
それでは、現地の様子をもっと詳しく見ていこう。
葛西臨海公園(涼しさ△)
最寄り駅である、京葉線の葛西臨海公園駅で下車。ヤシの木があり、どことなく南国ムードが漂う。

まずは海辺に行ってみよう。行き方はシンプルで、駅前の噴水広場から伸びる広めの道をまっすぐ進めばOK。


園内周遊バスがある。

まっすぐ歩いて行くと、政治家もビックリな全身ガラス張りの建物が目に入る。

道の脇には松。海っぽくてイイね。けど、暑い…。海風は吹いてくるが、さすがに直射日光は暑いのである。

ガラス張りの建物の正体は、クリスタルビュー。残念ながら工事中で中には入れなかった。

クリスタルビューを通り抜ければ目の前に広がる海。

芝生と海と。よい眺めだ。 ここ一応23区です。

クリスタルビュー脇にあるとってもオッシャレなBBQエリア。ソラミド バーベキューというらしい。子供がもう少し大きくなったら一度来てみたい。

海辺を歩く。磯遊びをしている親子もいたが、自分がこんがりBBQになりそうなのでパス。

橋を渡って、

西なぎさへ行ってみよう。

潮干狩りやバーベキューができるという西なぎさ。

広い干潟だ。

あまりの暑さにバテて来たので、足早に西なぎさを後にして、公園内の木陰で弁当を食べることに。目の前には海が見えている。

隣で弁当を食べている子供の髪の毛がブワーッ。このように西川貴教的に浴びる風は心地が良く、木陰にジッと座っているといつしか汗は引いていた。

ダイヤと花の大観覧車 (涼しさやや△)
広い公園内には他にも見どころはありそうだったが、暑い夏については色々と回る元気もない。さっさと観覧車へ向かう。

デカい…。地上117mと地味に日本一高い観覧車だそうだ。

冷房中と書かれていたが…照り付ける太陽から隠れる場所無し。クソ暑い平日の日中、観覧車に乗ろうという物好きは極めて少ない。

ん~、ちょっとは涼しいけど…やっぱり軽く汗ばむよね。

ジリジリ上がるよ高度。

下をのぞくと…怖い怖い怖い怖い…

観覧車特有の、蚊の足のような華奢な鉄骨が恐怖に拍車をかける。

高いの苦手なくせに多動な息子と観覧車に乗ったのは完全な失敗だ。頼むから観覧車の中であんまり動かないで。マジ怖い。暑さの汗か、冷や汗か分からなくなる。

そうだ、景色を見て気を紛らわせよう。さすがは日本一。東京湾を一望し、

遠くにはネズミの国も見渡せる。

一周15分の長い恐怖に耐えてようやく地上に戻ると、ご丁寧にゲーセンを通らないと外に出られない仕様。我が子も例外なくトラップに引っ掛かる。

さて、最後はお待ちかね、水族館だ。観覧車からは近く、歩いて10分ほどだ。
葛西臨海水族園(涼しさ○)
水族館へ続く、滝の道。

長い滝だ。が、見た目ほど涼しくはない。

水族館へ到着。

入口にあるマグロと背比べ。

さっそくGO!

特徴的なドーム。

ドームを降りると、

あ~涼しい…。


水槽の上に細かく表示された魚の案内。

「海とかお魚のことを学ぼうネ感」が昔ながらの水族館然としており、親としては落ち着くものがある。デート目的でも良いのだろうが、子連れで来たい水族館である。

「煮付けにしたら旨そうだな」と言ったパパ達は延べ何万人いるだろうか。

まるで花火のような色とりどりのイソギンチャクたち。

細長い水槽。

ダイオウグソクムシ。隣の小学生が「ダイオウグソ!ダイオウグソ!」と「クムシ」を省略して笑い転げている。夏休みっていいね、少年。

「ボイルしたら旨そうだな」と言ったパパ達は延べ何万(略)

マグロゾーンへ。「刺身にしたら(ry

葛西「止まれねーんだよ」

屋外に出て磯ゾーン。水族館であっても屋外は暑い!当たり前だが。

磯の生き物に触れて遊ぶことができる。

外にはペンギンもいる。

撒かれたエサをキャッチした瞬間。このドヤ顔である。

一家に一羽置いておきたいミニサイズのペンギンたち。

屋内へ戻る。水槽の上を見学することもできる。やはり学び感が強い水族館で、これはこれで好感が持てる。「インスタ映え至上主義!」なマクセルアクアパーク品川とは好対照である。

弁当持ち込みスペースもあった。わざわざ海辺で弁当を食べなくても、ここで食べても良かった気も…でも、海辺で爽やかに食事できたから良しとしよう。

(おまけ)お得な割引を狙うには
葛西臨海水族園と観覧車は、相互にチケットの半券提示で割引になる。
で、観覧車の公式ホームページには割引クーポンが掲載されている。(2019年8月7日時点で、9月30日までと記載あり。都度要確認。)
つまり、水族館と観覧車の両方を楽しむ場合は、先に観覧車に行けば両施設の割引をGETできる、というわけだ。

ちなみに、葛西臨海水族園には無料公開日がある。が、混雑しそうなので無料公開日には行ったことはない。
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アクセス・所要時間など
住所
〒134-8587 東京都江戸川区臨海町6-2-3
アクセス
・西なぎさ
JR京葉線「葛西臨海公園」下車 徒歩15分
・大観覧車
同徒歩8分
・葛西臨海水族園
同徒歩8分
歩行時間(施設見学時間含む)
約3時間40分
※うち、葛西臨海水族園の滞在時間は1時間30分ほど
費用
有料
飲食
弁当を食べるなら、公園内の木陰か、水族館内にある持込飲食スペースで。ただ、駅周辺にはコンビニはあってもスーパーは近くには無い。よって弁当持参の場合、現地調達は厳しそう。
また、公園や水族館内にレストランがあるが、それを除くと周辺に食事処はほとんど無い。