日向和田臨川庭園、日本一読みにくそうな庭園を訪ねて【東京・青梅市】

2021年3月、東京都青梅市にある日向和田臨川庭園を散歩してきた。

石が敷き詰められた園路、苔むした岩、綺麗に整えられた植物などが印象的だった。現地の雰囲気を、動画や写真とともにレポートする。

日向和田臨川庭園は石マニア歓喜の箱庭だった?【概要】

園路に敷き詰められた石。

川の流れを表現した石。

とにかく、石、石、石…石マニアの方がいたら卒倒しそうな石づくし庭園が、青梅にあった。小さな庭園だが、都心の庭園のような騒々しさは皆無

「臨川庭園」との名が示すとおり、園内の奥では多摩川もチラ見えする。

この庭園単体で訪れても間が持たないかもしれないが、青梅市には吉野梅郷、塩船観音、吹上しょうぶ公園など、都内最大級の花名所がいくつもある。花の季節についでに立ち寄っても。

また、庭園周辺の散歩スポットも近々まとめる予定なので、合わせてお散歩されてみては。

現地の雰囲気はこちらの動画もどうぞ。

日向和田臨川庭園の様子をもっと詳しく【詳細】

それでは、現地の様子をもっと詳しく見ていこう。

日向和田臨川庭園とは

まず読めますかね…日向和田臨川庭園(ひなたわだりんせんていえん)。

青梅市出身の政治家・津雲国利(つくもくにとし)氏の御遺族から青梅市に寄付された庭園で、青梅市の施設。ということで、入園料は無料。

津雲氏がこの庭園を「臨川庭園」と呼んでいたことにちなみ、日向和田臨川庭園という名称になった。

宮ノ平駅から歩く

「日向和田」とつくが、最寄り駅は日向和田駅ではなく、宮ノ平駅。

こんな事でも無ければ一生降りそうにない、のどかな駅。

駅前の道路をわたると、こんな感じで左手には登り道、右手には下り道が。右の下り道を進む。

鬱蒼としてて誰もおらず、ちょっと心細い。

開けた十字路に出ると、民家もチラホラ。曲がらずに道なりに進む。

到着。駅からはわずか徒歩5分ほどだ。

庭園内の様子

中に入ると…

敷き詰められた細かい石の上に、大きな石を配したような、独特の園路が続く。

石ON石的な。

園内はそこまで広くはないが、どこに行ってもとにかく足元には石、石、石。

苔むした岩も多く、石や苔にピンとくるマニアックな方はぜひ。

来客は少なく、静かな空気が流れる。

茶室がある。使用許可書を市に出して利用できるようだ。

茶室前の休憩スペースは誰でも入れる。

吊るし雛がかわいい。

茶室は少し高いところにあるため、このように園内を見渡せる。

園内には川や池を石で表現したと思われる箇所があるのだが、これも枯山水の一種なのだろうか?

梅が咲いていた。都立庭園に比べれば断然自然ゆたかな環境だが、それでも一部、民家は見える。

園内最奥部の休憩スペース。速水もこみち氏のオリーブオイルよろしく、湯水のごとく石が使われている。

休憩スペースから多摩川がチラ見え。せっかくの清流なのだが、木々があってあまり見えない。せめてここに桜や梅が植わっていれば…



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アクセス・所要時間・駐車場など

住所
東京都青梅市日向和田2-271

アクセス
JR青梅線「宮ノ平」下車 徒歩5分

滞在時間
20分

駐車場
無し

費用
無料

飲食
周辺だと飲食店は非常に少ない。青梅駅まで出れば多少ある。

地図

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